Alt_Mediumの2023年6月のお知らせ
どうも〜
6月といえば梅雨!でしょうか?
最近確かに少しずつ蒸し蒸しした湿気を感じます。
関係ありませんが最近私は饅頭(まんとう)にハマっており、ギャラリーの近くにある中華食材屋さん、物産島で冷凍饅頭を購入し日々家で蒸しています。
おすすめの蒸し時間は15分です。
東京・高田馬場にあるギャラリー、Alt_Mediumで6月に開催される展覧会は下記の通りです。
※情報は掲載当時のものです。最新情報は各リンクをご確認ください。
●●●●6月開催される展覧会●●●●
2023年6月2日(金)~14日(水)
qp個展「花の絵」
〔展覧会概要〕
qpは2000年代中盤より活動を始め、現在はおもに画家として制作を行っている。
「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2022年)に続くAlt_Mediumでの個展「花の絵」(2023年)は、タイトル通り花をテーマとしている。
「明るさ」以降、水彩画が制作の中心となっているが、qpの水彩画は筆を極力使用せず、スポイトや紙の切れ端を用いる独自の手法である。今作「花の絵」では、筆を使わない技法がさらに徹底されている。
また花を描く際、現実のそれを見て写すことはせず、即興的に描写される単純な図形を組み合わせ、重ねられ、花に見立てられる。
花は、多くの場合ただ一輪ではなくいくつも描かれる。いくつも描かれること、並べることによって生まれる音楽的なリズムに関心を向ける。
野生の花は、風や虫によってたまたま種が運ばれ、ランダムな場所に咲き群生していくが、qpの花も、野生のような作為のなさで紙を埋める。そうして、紙の上に散らばった花の色と形が響き合いながら、喜びを湛えた小さな世界を作るだろう。
今回の個展に合わせ、作品集「花の絵」(DOOKS)が刊行される。
〔作家プロフィール〕
qp / キューピー
〔個展〕
2023 「花の絵」(Alt_Medium / 東京)
2022 「紙の上の音楽」(Alt_Medium / 東京)
2020 「2040年11月10日は土曜日である」(RC HOTEL 京都八坂 / 京都)
2020 「明るさ」(Alt_Medium / 東京)
2019 「セルヴェ」(パープルームギャラリー / 神奈川)
2012 「私たちは夜です」(Black bird White bird / 京都)
2011 「残す」(はちどり / 東京)
2010 「頭部について」(東中野徒歩一 / 東京)
2008 「灯台へ」(新宿眼科画廊 / 東京)
2007 「それを見ている」(ガーディアン・ガーデン / 東京)
他グループ展多数。企画した展覧会に「べつの星」(UTRECHT NOW IDeA / 東京)、作品集に「明るさ」「紙の上の音楽」(共にDOOKS)がある。
〔WEBsite〕
https://akarusa.tumblr.com/
〔instagram〕
http://instagram.com/qp_akarusa/
〔twitter〕
https://twitter.com/akarusa
《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/715092877174341632/
2023年6月16日(金)~28日(水)
新山清 個展「松山にて」
〔展覧会概要〕
新山清は1911年、愛媛県に生まれました。1969年に不慮の死を遂げるまで、戦前から戦後を通して充実した写真作品の発表を続けていました。近年でもさまざまな場所でその作品を観覧できる企画が設けられており、新山清が残した写真群への関心はますます高まっているということができます。
Alt_Mediumにて開催される本展覧会では、新山清が戦後の約7年間に、故郷である愛媛県の松山で撮影した写真群を出陳いたします。
新山清の子息であり、その写真アーカイブを管理する新山洋一氏は、本展出陳作を「松山時代」と呼び、そこにあらわされた屈託のないまなざしにとりわけ愛着を持っていると語っています。現在では主観主義写真の代表的な実践者としても知られる新山清ですが、松山時代の諸作からは、美的な趣味判断のみにとどまらず、その土地の様子やそこに生きる人々の営みを率直に記録することへの関心が窺われます。そのことは、もしかしたら、さまざまな破壊や喪失によって塗り込められてしまった戦争という時代の経験、そして、そのような状況からついに解放されたことへの喜びによって、裏打ちされていたのかもしれません。
この機会にぜひご高覧ください。
〈協力〉
新山洋一(コスモスインターナショナル)、金柑画廊/キンカンパブリッシング
〔作家プロフィール〕
新山 清 / Kiyoshi Niiyama
1911年愛媛県生まれ。東京電気専門学校卒業。1935年に理化学研究所に入社。1936年、パーレットカメラ同人会のメンバーとして写真家活動を開始し、作品を多くのサロンや国際的写真雑誌に発表。ロンドン・パリのサロンで数点が入選、雑誌アメリカン・ポピュラーフォトグラフィー、フォトモンドのコンテストに入選。その後、全日本写真連盟や東京写真研究会での活動を通して日本のアマチュア写真家育成に携わる。1958年に旭光学に入社し、東京サービスセンター所長に就任。1969年5月逝去。1950年代に“Subjektive Fotografie”(主観主義写真)を提唱したドイツ人写真家のオットー・シュタイナートによって広く世界に知らしめられ、現在も国内外で評価されている。
www.kiyoshiniiyama.com
www.niiyamas.net
〔国外での主な展覧会〕
2006年「変貌」(Monochrome Gallery / ベルリン,ドイツ)
2008年「Otto Steinert Kiyoshi Niiyama」(Kitcken Gallery / ベルリン,ドイツ)
〔主な出版〕
1970年 遺作集『木石の詩』
2008年 『新山清の世界』パーレット時代 1937~1952
2010年 『新山清の世界』ソルントン時代 1947~1969
2015年 『朝顔』(Kitcken Berlin, ベルリン)
2022年 『干潟にて』(キンカンパブリッシング)
〔パブリックコレクション〕
Museum Folkwang(エッセン,ドイツ)
《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/715092972510773248/
2023年6月30日(金)~7月5日(水)
紺田達也 個展「[ l /d ; to do ]」
《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/716191397806571520/
●●●5月に開催された展覧会アーカイブ●●●
原 杏奈 個展「mui」
佐々木かなえ 個展「風景は人間の顔のようなもの」
戸室健介 個展「exhibitions」
イイダユキ個展「THE WEDDING」
●●●●取り扱い商品のご紹介●●●●
qp『紙の上の音楽』
同じ形を並べることによって生成されるリズム。 どのような色を、どのような比率で組み合わせるかで変化するハーモニー。 全体像を顧みず、瞬間の描画にまかせて生み出されるインプロヴィゼーション。 筆を使わない描画法も特徴的で、その手法によって描かれた丸や半円などの形を並べ、重ねることによって、装飾的な画面が作り出される。 また水彩という、にじみが出来、同じものを描くことが困難な画材であえてパターンの実験を行う。 花という明確なモチーフが描かれることもある。 なぜなら花のあり方も、パターンのあり方にとても近しい(同じ単位が反復される)からだ。 そうして、紙という薄い素材、ごく小さな画面の上で繰り広げられる、色と形の遊びのようなqpの作品は、ふたたび音楽の比喩を使えば、終わりのない練習曲のような印象を与えるだろう。
〔作家プロフィール〕 https://signandroom.stores.jp/news/62f5f376b8215648e09d9caf
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著者:qp デザイン:相島大地
発行:DOOKS
サイズ:232 x 193 mm
ページ数:72頁
発行年:2022年
状態:新品、セミハードカバー
《商品詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/62c6a445d8587410e2aa4205
Alt_Mediumではスペース利用者を随時募集しています。
卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
展覧会についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
※学割、リピーター割引もございます。
〔ギャラリー詳細〕
http://altmedium.jp/
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