Alt_Mediumの2024年3月のお知らせ
どうも〜
二、三日前は寒くてもう無理だ〜と思っていましたが、今は風が強くて無理だ〜と思っています。
風が強いからいろんなものが飛んでいるんでしょうか?
朝から晩までくしゃみが止まりません。
でも!
鼻水は出てないので私は花粉症じゃないと思います。
ということで、Alt_Mediumの2024年3月のお知らせです。
◤3月開催される展覧会◢
2024年3月1日(金)~6日(水)
砂田紗彩 個展「つきのうみ」
〔展覧会概要〕
⒈ 臍には多様性に富んだ微生物がいる。 生まれ育った土地にはいない、異国の土地でしか見つかったことのない細菌。本来は海底や火山のような極限状態にある場所で生きているはずのバクテリア。なぜ人の臍で見つかったのかわからないものも数多くあるそうだ。
⒉ 子供の頃罹った病のあと、体に潜んで時折表に顔を見せるウイルス。とっくに忘れてしまった痛みを、神経を焼くようなちりちりとした感覚で思い出させる。
わたしの体のうち、人らしいところは10%しかなく、90%の微細なものとともに体を維持して生きている。体内に潜む不調の原因も、忘却も、揺らぐ原因は多少なりとも私のものではなく、 どこか遠くから、世代を変えながら移り住んできたものの存在で、わたしはここにこうして生きている。この体は地面と等しく微細なものが存在することができる場所である。 遠くどこかに思いを巡らせながら、わたしはわたしの体と、そこに生きている微細なものを写している。
〔プロフィール〕
砂田紗彩 / Saya Sunada
2000年 千葉県生まれ
2023年 武蔵野美術大学映像学科卒業
〔Website〕
https://samosam0.tumblr.com/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202403sunadasaya/
2024年3月8日(金)~13日(水)
小林正彦 個展「Laundry」
〔展覧会概要〕
自分の洗濯物の写真を撮るようになった。コロナ禍で生活が制限され視界が定まらない中で、生活の中でごく平凡で見過ごされる狭い風景、写真に撮られてはじめて気がつくようなモチーフに以前よりも目を向けるようになった。
洗濯は日々当たり前に行う家事の一つではあるが、晴れの日に行うそれは私にとって特別な行為に感じられる。陽の光と風を感じる瞬間は心地よく、衣類にはその日一日の時間の経過が蓄積されているように思える。
個人や家の生活様式に強く結びついた私的な存在であるにも関わらず、外に干されて人目にさらされることもある洗濯物は、私的な空間と公的な空間との間に漂うフィルターのようでもある。
洗濯物にはその衣類を洗い、干して、そして近い未来に取りこみにくる誰かの存在が感じられる。風雨にさらされてなお。誰かが生きている軌跡としてそこに洗濯物はある。言うなれば野ざらしの未来とでも形容するような、洗濯物が連想させる人間の生活のたくましさに私は魅了されて撮り続けている。
〔作家プロフィール〕
小林正彦 / KOBAYASHI Masahiko
1988年埼玉生まれ
日常的な被写体・生活体験に関わりのあるモチーフに対峙し「わかりやすく語り得ぬもの」を写真を介して観るものに想起させる作品を制作する。
〔展示歴〕
2024「Laundry」(Alt_Medium / 東京)
「Who Gives a Thought」(間 / 京都)
「APAアワード2024」(東京都写真美術館 / 東京)
2023「生活史的風景」(gallery RooM / 埼玉)
2022. ボイスビジュアライズアプリ「yamabiko」展示(DOOROOM/ 東京)
〔受賞〕
2023「APAアワード2024」写真作品部門 入選
〔ワークショップ〕
2022サイアノタイプフォトグラムワークショップ(香音里 / 東京)
〔Website〕
https://kmasahiko.com/
〔instagram〕
https://www.instagram.com/masahiko_kobayashi_88/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202403kobayashimasahiko/
2024年3月15日(金)~20日(水)
相模智之 写真展「時のかけら 兆候をみる」
〔展覧会概要〕
昔日の色合いを振り返ろうと自宅の押し入れに保管していた印画紙の入った箱を開けてみた。露光に苦労した想いとともに何年ぶりにそれらのプリントを見返していた。
本展覧会ではその見返していた2007年頃からコロナ禍が蔓延する以前の2018年頃までの写真を発表している。この頃は iPhoneやネット流通の台頭によって個々のライフスタイルが大きく変化しようとしている最中で、急速な情報化社会に変貌を遂げようとしている時である。ここ数年における人々の行動、建築、必要とされなくなったあらゆるものは社会の変遷を通じてそれとなく実感する。
新しい時代を生きる中で刻々と変化する日常の現実が日々更新され、またそれらを写真(かけら)として提示することは時代の流れを知覚しながら今日への手がかりとして存在しているのかも知れない。
〔プロフィール〕
相模智之 / SAGAMI Tomoyuki
1977年生まれ
東京綜合写真専門学校研究科卒業
2011年〜2014年 オルタナティブスペース「mujikobo」共同運営
〔個展〕
2018「Behind Closed Doors」(工房親 / 東京)
2016「Various Trees」(launch pad gallery / 横浜)
2012「Archive」(mujikobo / 横浜)
2009「川崎 / 大田区」(ギャラリー山口 / 東京)
〔グループ展〕
2019「バウハウスへの眼差し-EXPERIMENTS-」
(東京綜合写真専門学校Gallery Forest / 横浜)
2014「芸術の収穫祭 かっきり祭」(旧小玉川小中学校 / 山形)
「out of photographs #3」(mujikobo / 横浜)
「隣景」(atelier kirigiris / 藤沢)
2012「mujikobo・contemporary x gimlet・contemporary」
(mujikobo / 横浜)
「GARDEN」(越後妻有アートトリエンナーレ関連イベント / 新潟)2011「out of photographs #1」(mujikobo / 横浜)
2010「Lost Generation」(BankART NYK / 横浜)
〔出版〕(予定)
「YKTO」(Steidl)現在制作中
〔Website〕
http://sagamitomoyuki.com
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202403sagamitomoyuki/
2024年3月22日(金)~4月3日(水)
戸室健介 個展「exhibitions #2」
〔展覧会概要〕
coming soon
〔作家プロフィール〕
戸室健介 / TOMURO Kensuke
1976年東京生まれ
2010年頃より写真家活動を始める。
〔個展〕
2023「exhibitions」(Alt_Medium / 東京)
2013「paint a black rock」(ギャラリー Q / 東京)
2012「through the wood」(ギャラリー Q / 東京)
2011「glass room#5/unknown drawing」(GALLERY mestalla / 東京)
〔グループ展〕
2012「Heartwarming 2012」(ギャラリーQ / 東京)
2011「public image/anti drawing 1」
(横浜美術館レクチャーホール / 神奈川)
「publicimage1」(神奈川県民ホールギャラリー 第4展示室 / 神奈川)
「publicimage2」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage3」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage4」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage5」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
〔受賞〕
2000「第10回コニカフォトプレミオ」佳作
〔Website〕
https://www.kensuketomuro.com/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202403tomurokensuke/
◤2月に開催された展覧会アーカイブ◢
上條正名 写真展「夢の跡 − After the Thrill is Gone」
沢田勝信 写真展「E駅のプラットホーム」
菊地真之 写真展「WOVEN」
◤取り扱い商品のご紹介◢
藤島茂雄『stilllife』
2024年1月19日(金)~24日(水)にAlt_Medium(東京)で開催された藤島茂雄 写真展「静かな生活」にあわせて制作された作品集。
展示作品を含むカラー写真37点を収録。
〔作家プロフィール〕
https://signandroom.stores.jp/news/65c3141eddb422050e407db1
撮影:藤島茂雄
サイズ:210×297 mm
ページ数:40頁
発行年:2024年
状態:フルカラー、中綴じ
《書籍詳細》https://signandroom.stores.jp/items/65a8a80fe04d4502971674e8
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〔ギャラリー詳細〕
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