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Alt_Mediumの2025年2月のお知らせ

どうも〜
2月です!なんだか今回の冬はあったかいな〜と思ってたのに今日(2月2日)は雨!しかも寒い!
いつも天気に振り回されています!

それにもう花粉がきてる〜なんて話もちらほら聞きますが皆さんいかがお過ごしでしょう?

去年は花粉で散々な目に遭ったので、今年はどうにか穏便に乗り越えたいところです………。

ということでAlt_Mediumの2025年2月のお知らせです。


\ 2月開催される展覧会 /

〔展覧会概要〕
——知るということ。それは、取り返しのつかないことである。

「写真を見ている」という状況は、写真を見ながら物事を考えられる唯一の機会である。写真に写る景色の壮大さ、波の繊細さ、空気の奥行き、サイズ感、関係、質感、思いなど。瞬きをすることさえ惜しく、目線を逸らした瞬間から記憶という虚像に覆われていく。慌てて目線を戻しても覆われた部分がめくれることはなく新たな認識で上書きすることしかできない。

さっきまで写真を見ながら考えていた内容は覚えていても「見ていた写真」は記憶の彼方で形を失い、(今再び)「見ている写真」に先ほどの記憶を当てはめてしまう。

 このように、見ているものは一瞬のうちに見たものとなり、見たものは一瞬のうちに得体の知り得ないものへと変化していく。そして、我々はこの抽象度でものを見て、他者と共有し、それを考えているのではないだろうか。

 もしかすると「そこにあるのは〇〇の写真らしい」という(漠然とした)情報で、十分なのかもしれない。

〔プロフィール〕
shimadamasafumi / シマダマサフミ
1993年生まれ

〔個展〕
2023「shimadamasafumi 2」(America-bashi Gallery, Tokyo )
2021「shimadamasafumi 1」(America-bashi Gallery, Tokyo )

〔グループ展〕
2024「JAPAN PHOTO AWARD + INTUITION | 2024」(gallery9.5, Kyoto)

〔Website〕
https://shimadamasafumi.jp

〔instagram〕
https://www.instagram.com/shimadamasafumi_/

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202501shimadamasafumi/


〔展覧会概要〕
高校1年の夏に鬱病とパニック障害だと診断されてから10年が経た。2024年は社会に参加しようと活動を始めた。
今は就労支援b型や就労支援所を探している。(2024年12月21日時点)
今年は、作業所や就労支援を3か所短期で辞めてしまった。相変わらず続けて通うことができない。
 活動開始前、思っていた働くことやその中で人と関わることと現実のギャップに自分の大切な価値感や考えさえも解体されていく感覚がある。そして、自分自身のセルフイメージも解体されブレブレになっている。
 空回りばかりであるが、父と向いあってポートレートを撮影や減薬などいろいろなことに挑戦している。今はそうは思えないがこれは分散や崩壊ではなく変化なのだろう。

〔プロフィール〕
小峰健広 / KOMINE Takehiro
2015年、社会に参加したり家にこもったりを繰り返している。
個人が社会に復帰する過程を1例として自ら記録し公開している。

〔個展〕
2023「共に生きる」(弘重ギャラリー / 東京)

〔グループ展〕
2024 飯沢耕太郎WS「ポートフォリオを作る」成果グループ展
         「assemblage Ⅱ」(PLACE M yokohama / 神奈川)

〔X〕
https://x.com/LDO40iSlpL6Yxik

〔instagram〕
https://www.instagram.com/komine2406/

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202502kominetakehiro/


〔展覧会概要〕
カメラを持ってふらふらと歩いていると、思っているより周りの人々は自分のことなんて視界に入れていないことに気付く。
知らない誰かの風景の一部として漂っているに過ぎない。そう思いながらその風景の中にひっそりと潜んでいるイメージを写真によって露わにする。

写真を通して現実と対面した時、初めてその異質さ、不安定さを知ることがある。
たまたま写り込んでしまった/知らないものが写ってしまったことへの恐怖か?
その感覚に襲われた瞬間、これまで自分が信じていた認識は亀裂が入ったように、突如として頼りないものとなる。
不意打ちで見えていなかったものが見えてしまった瞬間は、幽霊(のようなもの)を見たかもしれない、と心臓が一気に冷えていく感覚と近い。

見ようとしていなかっただけで偏在している。そしてそれに気づく入り口というのは突然、事故のように訪れる。

その時見ているのは己の中の幽霊か?

〔プロフィール〕
田代つかさ / TASHIRO Tsukasa
1992年東京都出身
2015年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業
写真を中心に短歌、映像を用いた作品を展覧会、ZINEなどで発表

〔個展〕
2022「スペクトラム・アナライザー」(Alt_Medium / 東京)

〔グループ展〕
2024 新座総合技術高校OB・OG有志「のち展19」(なかのzero / 東京)
2023 新座総合技術高校OB・OG有志「のち展18」(なかのzero / 東京)
2018「フォトふれNEXTPROJECT EXHIBITION 2018」(明治の家 / 北海道)2017「食の当たり前を再考する)(Studio Cave / 東京)

〔instagram〕
https://www.instagram.com/grgr_meme

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202502tashirotsukasa/


〔展覧会概要〕
いつもの振る舞いを制限され、他者にも容易には会えなくなったことで、その頃のわたしは憂鬱な気持ちを抱えていた。ひとりになれる場所がほしくて、静かな場所の古い家屋の中に小さな部屋を借りた。それはひどく寒い季節が始まる頃の話で、次の寒い季節が来るまで続いた。ここに並ぶのはその部屋を訪れてくれた人物、そして同じ時期に出会った風景と事物のポートレイトである。
部屋の訪問者たちとは初対面で、まずは挨拶を交わし、穏やかな雰囲気の中で撮影が始まる。そこには少しばかりの緊張と居心地の悪さも交じっていただろう。撮影のあいだも色々な話をする。まるで短い物語を聞くかのような時間もあった。しかし誰かのことを思い出そうとする時に思い浮かぶのは、耳底に沈む声の響き、瞬きひとつで移ろう表情の行方、あるいは窓から差し込む光が床の表面に残す、体温にも似た温かさだ。それらはあまりに微細な事柄で、曖昧で、日常生活の中で掻き消されてしまう他者の感触を含んでいる。必ずしも写真に記録されるわけではないそれらが、見る人の中で呼び起こされたら良いと思う。

※2025年3月1日(土)はトークイベント開催につき、17:30以降はトークイベント参加者のみご入場いただけます。ご了承ください。

〔プロフィール〕
波多野 祐貴 / HATANO Yuki
2009年 同志社大学文学部英文学科卒業
2018年 勇崎哲史氏主宰 写真ワークショップ「FRAGMENTS 6」参加

〔個展〕
2022「隠れてはない 見えていないだけ」
          (PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA / 名古屋)
          「接触と沈殿」(STUDIO TSUKIMISOU / 京都)
2021「Call」(TOTEM POLE PHOTO GALLERY / 東京)
2020「Call」(gallery 176 / 大阪)「Unveil」(gallery 176 / 大阪)

〔主なグループ展〕
2020「2019年度 ヤング・ポートフォリオ展」
           (清里フォトアートミュージアム / 山梨)
2018「FRAGMENTS 6」(沖縄県立博物館・美術館1F県民ギャラリー / 沖縄)

〔受賞歴〕
2021 第24回写真「1_WALL」審査員奨励賞 小原真史氏選  
2020 第22回写真「1_WALL」審査員奨励賞 姫野希美氏選  
          第1回 THE BACKYARD主催PITCH GRANT ファイナリスト

〔パブリックコレクション〕
清里フォトアートミュージアム

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202502hatanoyuki/


◤1月に開催された展覧会アーカイブ◢

篠田 優個展「Garden|Medium」

2025年1月17日(金)~1月29日(水)
篠田 優個展「Garden|Medium」

◤取り扱い商品のご紹介◢

篠田優『Fragments of the place 2017-2019』

篠田優『Fragments of the place 2017-2019』

本作は、篠田が2016年に旧長野県信濃美術館の閉館に際した企画展に招聘されたことをきっかけに、その閉館から長野県立美術館の新設までを追い、映像と写真の両面から撮影を行ったものです。解体されゆく建築の姿を克明な像としてとどめ、ときに見過ごされがちな細部へと視線を注ぐその実践は、記録の遂行と共に記録を問うような営みでもあります。 本書籍の構成は、読者が篠田のまなざしの位置に立ち、あたかもその過程を追体験するかのような、クロノロジカルなものになっています。またそのような時間の進行は、建築を取り囲む草木や空、そこに住まう鳥や虫の四季折々の姿と相まって、長野県信濃美術館をある土地に息づいていたひとつの存在として、読者に認識させる一助ともなり得るものです。 なお、写真集末尾には作家本人によるテキストに加え、現在長野県立美術館で学芸員をつとめる松井正氏による寄稿文が収録されています。

〔作家プロフィール〕
https://signandroom.stores.jp/items/602369dfc19c456c649ccaeb

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撮影・テキスト:篠田 優
寄稿:松井正
出版:喫水線
協力:長野県立美術館(旧長野県信濃美術館)
翻訳:パメラ・ミキ、髙島友希乃
校閲:宇田川賢人
装丁:岡田和奈佳
印刷・製本:​八紘美術
サイズ:200 × 290 mm
ページ数:184頁
発行年:2024年4月11日
状態:ハードカバー、コデックス製本

《書籍詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/662773fe2a10e4164789977d


Alt_Mediumではスペース利用者を随時募集しています。
卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
展覧会についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
※学割、リピーター割引もございます。

〔ギャラリー詳細〕
http://altmedium.jp/

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【お問い合わせ】
Alt_Medium
〒161-0033
東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
TEL:03-5996-8350
E-mail:inquiry@altmedium.jp

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