Alt_Mediumの2024年6月のお知らせ
どうも〜
6月ですね。
もう一年も半分か〜なんて話題が溢れていくんでしょうね。
私も例に漏れずそう思っています。
そもそも今年の目標がなんだったのかさえ記憶にないので、今の所後悔はありません!多分!そうでありたいです!
ということでAlt_Mediumの6月のお知らせです。
◤6月開催される展覧会◢
2024年5月31日(金)~6月5日(水)
成子祐子 写真展「鏡の盾と平均台を征く」
〔展覧会概要〕
不確実な世の中を歩き続ける為には自分を守る強靭な盾が必要だった。
だが私が手に入れたのは、鏡のように美しくも脆い盾だった。
自分を守る武器でありながら、自分自身の弱さや未熟さやあらゆるものを映し出し、容赦なくそれらを跳ね返してくる。
自分が歩いている平均台のように細く不安定な道は、誰かが用意してくれた安定した広い道ではない。何も存在しない場所に一つだけ置かれた高く細い道は、歩くだけでも恐怖で足がすくむ。だがその周りに幾つも同じ高さの平均台が存在する場所までたどり着けたなら、安定した広い道のように進んでいけるのかもしれない。
自分を取り巻く不条理な現実と、自分自身の未熟さを受け入れながら、いつか辿り着くであろう場所を探して、細く不安定な日常を今日も歩いて征く。
〔作家プロフィール〕
成子祐子 / NARUKO Sachiko
自己表現の手段としてカメラを手にする。写真の基礎・表現等を学びながら現在に至る。
今回初個展となる。
〔グループ展〕
2024 GOTO AKI+池谷修一WS 修了展
「写真の実践と研究-第3 期-」(AL / 東京)
2023 GOTO AKI+池谷修一WS 修了展
「写真の研究と実践Ⅱ 第1回展」写真集参加(AL / 東京)
安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「À Chloris PART C」(門天ホール /東京)
安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「À Chloris PART B」(Gallery Camellia / 東京)
2022 安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「20 期受講生展覧会 時間旅行」(Gallery Camellia / 東京)
Apprecie Academy 中西敏貴写真講座修了展
「6期2nd ステージ修了展」(Nine Gallery / 東京)
東京INFINITY グループ展「街」(富士フォトギャラリー / 東京)
東京INFINITY グループ展
「MY HOME」(キヤノンオープンギャラリー2 / 東京)
2021安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「14 期・15 期受講生展覧会 光と時」(Gallery Camellia / 東京)
Apprecie Academy 中西敏貴写真講座修了展
「6期 1st ステージ修了展」(Nine Gallery / 東京)
2019 東京INFINITY グループ展
「MY HOME」「KEHAI」(富士フォトギャラリー / 東京)
〔受賞〕
2018「第43 回JPS 日本写真家協会展」 入選
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202405narukosachiko/
2024年6月7日(金)~19日(水)
片柳拓子 写真展「reproduction」
〔展覧会概要〕
片柳拓子は、都市におけるモノの存在とその表層をテーマに、作品を制作してきた写真家です。
2021年に開催された「possession」(IG Photo Gallery / 東京)より発表を開始し、今年で4年目を迎えます。
また2023年には毎月一冊ZINEを制作し、写真の組み合わせと切り取られた言葉の関係を考察しました。
本展では片柳が2021年を皮切りに現在も継続する縦位置・カラーで構成された写真群を《possession》シリーズと位置付け、その最新作「reproduction」を展示します。
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ステートメント
reproduction
建物で密集した街を歩く。歩いていると以前は、建物の並ぶ中に空き地がぽっかり浮いて見えていたのだが、最近では、大きな空き地にぽっんと小さな古い家が残っているのをみかける。住んでいる人がいるのかもわからない古い家。周りの家の人々はどこに行ったのだろう。この大きな土地は何になるのか、どこかに説明があるかと探したが見つからない。近くの神社を通り過ぎた時、耳にしたのは、「あの大きなマンションは、下は公的施設だが上は賃貸じゃないんだよ。建て直しがあったらどうするのかね」と話しかけられ、自分に話しかけられていたとは思いもしなかったので、曖昧に頷いた。遠くに見えた建物がマンションだとは思いもせず、人が住んでいるようにも見えなかった。どちらかと言うと大きな空っぽの箱にみえたのだ。そこに向かう途中では、道路拡張反対運動の立て看板が立っていた。別の場所では、長く人々が住んでいる街並みの中、歯抜けになった空き地には、新しい公園ができつつあった。高い場所から見た街はあまり変化が無いように見えていたのだが、どうも違うらしい。
片柳拓子
●会期中イベント(要予約・無料)
金村修×片柳拓子トークイベント
〔開催日時〕
2024年6月7日(金)※要予約・無料
●開場・受付:17時45分〜|開演:18時〜19時(予定)
予約方法やそのほか詳細は下記でご確認いただけます。
https://altmedium.jp/post/202406katayanagitakuko/
〔プロフィール〕
片柳 拓子 / KATAYANAGI Takuko
東京生まれ、文化女子大学金工卒業
カロタイプ タカザワケンジゼミ
金村修ワークショップ
海原力ワークショップ
〔個展〕
2023 「Relevant」(Alt_Medium / 東京)
2022 「Boundary」(PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA / 愛知県).
「impersonation」(Alt_Medium / 東京)
2021 「possession」(IG Photo Gallery / 東京)
〔Website〕
https://takukatayan.wixsite.com/top-takuko
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202406katayanagitakuko/
2024年6月21日(金)~26日(水)
宮原瞳 写真展「ひかりの窓」
〔展覧会概要〕
私には”良い夢”の条件がある。
それは自分の目線、第三者目線、いずれの場合も視界(画角)に好ましい被写体がピタリと収まっていること、良い光があること、土地のにおい・温度をリアルに肌で感じられることである。
今回、展示にあたり8mmシネマ用レンズ「Cine-NIKKOR.C 13mm F1.9」で撮影したシリーズから「ひかり」「現象」「かたち」を軸に写真をセレクトした。
霧に満ちた湖、干潟にゆらぐモニュメント、立ち昇る入道雲…
滲んだ窓は内と外の境界をより曖昧にし、いつか見た夢の情景は目の前の写真群のイメージと重なり合う。
現実の体験も夢で見た情景も私の中では過去であり、もう訪れることのない時間という点では、2つにそう大きな違いはないのかもしれない。
〔プロフィール〕
宮原 瞳 / MIYAHARA Hitomi
1990 千葉県生まれ
2013 武蔵野美術大学 造形学部映像学科 山崎博ゼミ卒業
〔個展〕
2020 「小景の皮膜」(River Coffee & Gallery / 東京)
2017 「境界のまなざし」(Gallery Niepce / 東京)
「潮鳴りの街」(高品質珈琲と名曲 私の隠れ家 / 東京)
2014 「波の在り処」(CROSSROAD GALLERY / 東京)
〔グループ展〕
2011 宮原 瞳 × 瀧澤匠子 2人展「Cendrillon」(新宿眼科画廊 / 東京)
ほか、グループ展多数
〔instagram〕
https://www.instagram.com/myhr_1103/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202406miyaharahitomi/
2024年6月28日(金)~7月3日(水)
日向秀史 写真展「Japanese Motels」
〔展覧会概要〕
日向秀史は、都市や街の風景写真に焦点を置いて制作を続けている写真家です。パンデミック期間中においては、自宅の近所である大久保界隈をくまなく歩いて街の痕跡を探し、これをニュートラルにカメラに収め、京都芸術大学の卒業制作として発表しました。
「Japanese Motels」は、パンデミック後に制作を開始したもので、自動車で移動して被写体を求める点は前作の大久保のシリーズとは異なりますが、淡々と撮影し、風景の本質を追及していくアプローチは共通しています。
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日本のモーテルは、フリーウェイ沿いに立ち並んでいるアメリカのモーテルとは異なる目的の施設である。その疚しさゆえ、車なしでは行きにくい、人目のつかないひっそりとしたところに多く位置しているが、他方で、客の目につくように、派手な建物・オブジェ、大きな看板・料金表示が目印となっており、陰と陽が共存する建物である。経済成長期に多く建てられたものの、厳格化した法規制や流行の影響を大きく受けた。業態変更の対応を取れず、放置されたような場所に佇んでいる特異な外観のモーテルは、今の日本の一風景を作っているように思える。
本作品は、ニュートポグラフィックスの作品を参照しつつ、地方のモーテルとその周囲の風景を観察し、記録したものである。
− 日向秀史
〔作家プロフィール〕
日向 秀史 / HYUGA Hidefumi
2023年 京都芸術大学通信課程美術科 卒業
2023年− 現在 同大学院通信課程芸術研究科 在学中
2022年− 現在 金村修ワークショップ 参加
〔グループ展〕
2023「都内某所」(新宿眼科画廊 / 東京)
〔受賞歴〕
2023京都芸術大学卒業制作 奨励賞
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202406hyugahidefumi/
◤5月に開催された展覧会アーカイブ◢
片岡俊 個展「Life Works」
村越 慧個展「Objet series Ⅱ 〜Yokan〜」
北原 千恵美 個展「Harmonia」
◤取り扱い商品のご紹介◢
立川清志楼『境界を画く』
2020年にキヤノン写真新世紀優秀賞(オノデラユキ選)を受賞した立川清志楼が2016年に制作した写真集。 動物園の展示場に描かれる “人工的な自然”の風景を撮影した本作。 自然さを演出するために描かれた“人工的な自然”は動物たちの不在によって、その空間が動物のためではなく鑑賞者である人間のために用意されたものであることがより際立ちます。 それはまるで“わたしたちにとっての自然とは何か”と問いかけているようでもあります。
私家版
サイズ:148 × 210mm(A5縦型)
ページ数:28p(カラー写真図版18点)
発行年:2016年
状態:新品、ソフトカバー
*ただし、紙の性質により反りが生じている場合がございます。
《書籍詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/5f93c4453f148d12fb66e0e9
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〔ギャラリー詳細〕
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