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Alt_Mediumの2024年4月のお知らせ

どうも〜
桜が咲き始めましたね。それはそれで嬉しいですが、日差しが春というよりはもう夏!?という強さで驚いています。
今年は日傘だけでなくサングラスでも日差し対策しようかなと思います。

ということで、Alt_Mediumの4月のお知らせです。


◤4月開催される展覧会◢

※現在開催中!
2024年3月22日(金)~4月3日(水)
戸室健介 個展「exhibitions #2」

2024年3月22日(金)~4月3日(水)
戸室健介 個展「exhibitions #2」

〔展覧会概要〕
動物園を撮影し始めて2年が過ぎた。
朝の開園と同時に撮影を始めるのだが、その時間に入園するのは 私と同じようにカメラを持っている人達が多いように思う。
彼達は入園とともに思い思いの撮影ポイントへと散って行く。
人気が無くなってしまった入園ゲートで、私は行くべき具体的な目的がないので、
とりあえず案内看板を眺めて見る。
時折どこからか動物の鳴き声が響くのだが、
聞きなれない声だからなのか少し気味が悪くもある。
大概の場合道順通りに、太陽の方向を気にしながら「展示」を見て歩く。
写真になりそうな場所があればアングルを探して撮影し、また次へと歩いて行く。
繰り返し同じ様な場所を撮影していると、思いがけない風景に出会ったりする事は ほぼ無いままに、1日が終わったりする。
フィルムの現像が終わり、まずはコンタクトシートを作り、
気になるカットはテストプリントへ。
暗室の中で、10秒ほどの露光を終えた印画紙が現像液の中で段々と像を現す。
それは淡いような、まどろっこしい様な2分間。
さらにもう1分間定着液の中で印画紙から写真となるのを待つ。
蛍光灯をつけ少しだけ明るくなった部屋で、
その写真を定着液から浮かせ丁寧に見る。
像を定着した紙に浮き出た景色は、
この時初めて白と黒の精細な写真として見ることが出来る。
この白と黒の写真からは私の記憶から欠落した『もの』や『こと』が見えてくる。
そして、見続けて行くうちに、
私の記憶が写真に依って補足され修正されるのではなくて、
写真の中の景色に書き換えられて行くのでは無いかとも思う。
その時に初めて、その場にいたのかも知れないと思えてくる。
写真が、現実であるはずの私の撮影記憶と書き換わる。
私の目や記憶は、またもや写真を超えられなかったんだと思い知る。
それは撮影者ならではなのかも知れないのだけれども。


〔作家プロフィール〕
戸室健介 / TOMURO Kensuke
1976年東京生まれ
2010年頃より写真家活動を始める。

〔個展〕
2023「exhibitions」(Alt_Medium / 東京)
2013「paint a black rock」(ギャラリー Q / 東京)
2012「through the wood」(ギャラリー Q / 東京)
2011「glass room#5/unknown drawing」(GALLERY mestalla / 東京)

〔グループ展〕
2012「Heartwarming 2012」(ギャラリーQ / 東京)
2011「public image/anti drawing 1」
(横浜美術館レクチャーホール / 神奈川)
「publicimage1」(神奈川県民ホールギャラリー 第4展示室 / 神奈川)
「publicimage2」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage3」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage4」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)
「publicimage5」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 神奈川)

〔受賞〕
2000「第10回コニカフォトプレミオ」佳作

〔Website〕
https://www.kensuketomuro.com/

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202403tomurokensuke/


2024年4月5日(金)~17日(水)
郷 正助・辻原 周 二人展「鳥とクジラ」

2024年4月5日(金)~17日(水)
郷 正助・辻原 周 二人展「鳥とクジラ」

〔プロフィール〕
郷 正助 / GOH Tadasuke
1988 神奈川県生まれ、在住

〔個展〕
2016「へノヘノもへじ」  企画 成相肇
         佐藤克久「何かは何か」展サブ企画(See Saw gallery + habit / 愛知)
2014「太陽がいっぱい」(switch point / 東京)
2012「明日はしらない。」(switch point / 東京)
2011「あの星にいきたい」(switch point / 東京)

〔グループ展〕
2014「because of sunshine !」(シャトー2F / 東京)
2013「imago mundi Luciano Benetton Collection」(ヴェネチア)
         「闇に観る」(ギャラリー工房親 / 東京)
2012「blinde site」(MA2gallery / 東京)
          「39advance」(ギャラリー工房親 / 東京)
2010「アウトレンジ2010」(文房堂ギャラリー / 東京)

〔プロフィール〕
辻原 周 / TSUJIHARA Hiroshi
1983年長崎県生まれ、在住
2014年武蔵野美術大学大学院修士課程美術専攻油絵コース 修了

〔個展〕
2023「絵の時間」(gallery bar HAKU / 東京)

〔グループ展〕
2022「長崎県選抜作家美術展」(長崎県立美術館 / 長崎)
2018「シェル美術賞2018」(国立新美術館 / 東京)
2017「シェル美術賞2017」(国立新美術館 / 東京)
2014「because of sunshine!」(シャトー2F / 東京)

〔instagram〕
https://www.instagram.com/h_tsujihara

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202404toritokujira/


2024年4月19日(金)~5月1日(水)
片岡俊 個展「Life Works」

2024年4月19日(金)~5月1日(水)
片岡俊 個展「Life Works」

〔展覧会概要〕
片岡俊は1984年京都生まれ、2010年より写真家として活動を始めました。
その活動の当初より「自然」と「人」の関わり合いに着目した写真作品を制作しています。

本展では、その作品制作の始まりから現在までの月日をかけて手掛けられた、一つの庭を舞台にした写真作品「Life Works」を発表いたします。地面に落ちた種子の一粒から始まる緑の色彩は、発芽の度に場所に変化を及ぼし続け、作者はその変化を手繰り寄せるように写真に撮り続けています。そこには植物のみならず場所に関わる人々の手の跡が予期せぬ形で混ざり合いながら共存していました。深々と満たされた緑の中で連綿と続けられた営み。その傍らで今もなお撮り続けられている本展をぜひご覧ください。

展覧会に合わせて、赤々舎より写真集『Life Works』を刊行いたします。

===

人が植物を求め営み共生すること。人が移り変わり場所が姿を変えること。それはこの場所に限らず幾多の場所で、数え切れないほどに存在しているのだと思える。繰り返され、めぐり流れるものに末路はないのか。庭という限りある空間を見つめることは、私たちが暮らすそのそばに連綿と続く、植物と人の重なりを知ることだった。緑に触れながら目を瞑るとき、その境界線が混ざり合う。溶け入るような命の住処に私はいる。

−− 片岡俊 写真集『Life Works』より


〔作家プロフィール〕
片岡 俊 / KATAOKA Shun
写真家。1984 年生まれ。
「自然」と「人」の関わり合いに着目した写真作品を制作している。

〔個展〕
2022「Life Works」(DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space / 京都)2019「Life Works」(大阪ニコンサロン / 大阪)
   「Life Works」(銀座ニコンサロン / 東京)
2018「Parallel Leaves」(YAK / 京都)
2016「吸水」(galleryMain / 京都)
2010「Touch」(id Gallery / 京都)

〔グループ展〕
2017「CITYRAT press. Photo Exhibition」(イロリムラ89画廊 / 大阪)
2016「Three and Eight」(Zen Foto Gallery / 東京)
2015「KAWABA NEW-NATURE PHOTO SPECIAL EXHIBITION」
   (川場村歴史民俗資料館 / 群馬)
2013「INDEPENDENT LIGHT‘UNTITLED PHOTOGRAPHY SHOW 02’ 」
   (Play / 大阪)

〔受賞〕
2021「KYOTOGRAPHIE Portfolio Review Award 2021」DELTA Award2020
「THE BACKYARD Pitch Grant 2020」ファイナリスト
2018「東川国際写真祭ポートフォリオオーディション」準グランプリ
2014「KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD 2014」グランプリ


会期中イベント(参加費:無料、要予約)

トークイベント「風景をみつめて考える」
片岡俊写真展「Life Works」の開催に合わせ、美術家・写真家の大坪晶さんをお招きし、互いに着目するテーマである、「風景」を基軸としたトークセッションを行います。

〔開催日時〕
2024年4月20日(土)開場・受付:14時30分〜|開演:15時〜
※トークイベント中はご予約者様以外のご入場及び、ご鑑賞いただけませんのでご注意ください。

〔予約方法〕
必要情報をご記入の上、メールでご応募ください。
応募はギャラリーからのご返信をもって予約完了となります。
※メール送信後、3日以上ギャラリーからのご返信がない場合は、お手数ですがもう一度メールをご送信いただくか、ギャラリーに電話でご連絡ください。

inquiry@altmedium.jp

〔記入事項〕
タイトル:「2024年4月20日(土)片岡俊 トークイベント」
本文:①お名前 ②ご予約枚数 ③ご連絡先

〔登壇者プロフィール〕
大坪晶 / OTSUBO Akira
美術家・写真家
2002年 京都文教大学臨床心理学科を卒業後、2011年 東京藝術大学 先端芸術表現専攻修士課程修了、2013年 プラハ工芸美術大学(AAAD)修士課程修了(チェコ共和国国費留学)。和光大学芸術学科准教授。


〔そのほかお知らせ〕
個展会場におきまして、片岡俊 初写真集『Life Works』(赤々舎)も販売致します。
こちらもこの機会にぜひご覧ください。
片岡 俊『Life Works』
寄稿:藤原辰史「民の庭」
装幀:名久井直子
発行:赤々舎
頁数:120頁
判型:B5版変形(250×188mm)、上製本
定価:本体5,000円+税

〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202404kataokashun/


◤3月に開催された展覧会アーカイブ◢

砂田紗彩 個展「つきのうみ」

2024年3月1日(金)~6日(水)
砂田紗彩 個展「つきのうみ」

小林正彦 個展「Laundry」

2024年3月8日(金)~13日(水)
小林正彦 個展「Laundry」

相模智之 写真展「時のかけら 兆候をみる」

2024年3月15日(金)~20日(水)
相模智之 写真展「時のかけら 兆候をみる」

◤取り扱い商品のご紹介◢

qp『明るさ』

完全にコントロールされないよう水彩絵具を紙に流してできた、意図しないかたちに意図した色を塗った作品からなる本作。 自然に委ねて作られた造形が画面を埋める装飾性の強いシリーズと雲と太陽の関係を描いたシリーズで構成されています。

〔作家プロフィール〕 https://signandroom.stores.jp/news/62f5f376b8215648e09d9caf

著者:qp
デザイン:相島大地
発行:DOOKS
サイズ:232 x 193 mm
ページ数:64頁
発行年:2020年
状態:新品、ソフトカバー

《書籍詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/5f003709ec8fd334aa855d6b


Alt_Mediumではスペース利用者を随時募集しています。
卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
展覧会についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
※学割、リピーター割引もございます。

〔ギャラリー詳細〕
http://altmedium.jp/

***

【お問い合わせ】
Alt_Medium
〒161-0033
東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
TEL:03-5996-8350
E-mail:inquiry@altmedium.jp


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