崩れ去った野党共闘と政権交代
今日、野田代表は立憲単独政権を目指すと発表。共産党や維新は選挙協力に否定的で、立憲に最も近いとされる国民も「国民候補者が連合に推薦された場合、立憲側が引くべきだ」などと強気な姿勢を示している。これらの事情を踏まえた結果であろう。
野党全体の選挙協力による政権交代を目指す野党共闘実現は、今回の衆院選で起こる可能性は限りなく0に近付いた。このことは、政権交代の機会を無くすも同然だろう。立憲単独政権を実現する為には233議席必要であり、現在の立憲議席は96議席であるため、+137議席となる。自民党の不記載問題を鑑みても立憲議席は120~150程度と予測され、これはかなり厳しい。
立憲の確実な成長という面ではこれは有益だが、政権交代のチャンスを捨てると言っても良いだろう。