「ふくしゅー」しようぜ! #66
第10回予選、提出しました。
(2024/11/09 10:05ごろ)
では、第9回の決勝問題の残り6問を「ふくしゅー」していきましょう!
決勝第15問 (きたせん)
答え ①
解説
すべてカルビー株式会社により製造販売されている。(内容量、食塩相当量は2024年10月31日現在の「カルビー製品 栄養成分一覧」を参考にしました)
① 昭和39年に販売を開始した。
もともとは、昭和30年に販売した「かっぱあられ」を始めとするシリーズの一つであり、これは当時人気があった清水 崑〔 長崎市出身 〕の漫画『かっぱ天国』に由来する。
昭和44年に「やめられない、とまらない」のキャッチコピーを用いたCMが放送を開始すると大流行となった。
平成16年からは乳幼児向けの製品として塩分量を半分に減らした、「1才からのかっぱえびせん」を販売している。
塩分量⋯内容量77gに食塩相当量1.7g
→2.21g(小数第3位で四捨五入。以下同じ)
② 平成5年に北海道のみで販売が開始され、平成17年に全国展開するようになった。
ポテトチップスが19世紀のアメリカで生まれた際の製法に準拠して作られている。
塩分量⋯内容量65gに食塩相当量0.6g
→0.92g
③ 平成7年から販売開始。
1990年代の主力商品を目指し、当時の女子高生がカバンに入れて持ち歩いている姿をイメージして開発されている。
塩分量⋯内容量57gに食塩相当量0.7g
→1.23g
④ 平成4年に販売を開始したポテトチップスの一種。
「ピザ」を再現するため、チーズの他、サラミ風のチップやパセリがトッピングされている。
使用されているチーズの種類には随時変更が重ねられており、直近で行われた令和3年のリニューアルにおいてはエメンタールチーズ、クリームチーズ、ブルーチーズの三種が使われている。
塩分量⋯内容量60gに食塩相当量0.8g
→1.33g
決勝第16問 (黒羽さなぎ)
答え およそ0.308
解説
イングランド・プレミアリーグのことは今回置いておいて、勝率の求め方にのみ注力します。
プレミアリーグに限らず、サッカーのリーグ戦においては、「勝ち」で$${+3}$$、「引き分け」で$${+1}$$、「負け」で$${0}$$の勝ち点が得られ、この多い順に順位がつくようになっている。(同点だった場合は、得失点差などで差をつけていく)
さて、式を立てていくと
$${勝ち=w , 引き分け=d , 負け=l}$$
$${(w≧0 , d≧0 , l≧0)}$$と置いたとき
$${w+d+l=38}$$-①
$${3w+d=36}$$-②
の二式がわかる。
②より
$${d=36-3w}$$-②'となって①に代入し、
$${w+(36-3w)+l=38}$$
$${l=2w+2}$$-①'
また、残り19チームの勝数は$${285}$$、敗数は$${275}$$で、最終的に勝数と敗数が同数となることから、$${285+w=275+l}$$となり、①'を代入すると$${285+w=275+(2w+2)}$$
$${2w-w=285-277}$$
$${w=8}$$
再度①'、そして②'に代入すると
$${l=2・8+2}$$
$${l=18}$$
$${d=36-3・8}$$
$${d=12}$$
となり8勝12分18敗であるとわかる。
したがって、$${\dfrac{8}{(8+18)}≒0.308}$$
決勝第17問 (思惟かね)
答え PLATEAU
解説
「デジタルツイン」は、IoT機器などを利用して現実世界の情報を収集し、バーチャル空間上に再現する試みをいう。クラウド上に集約されたデータはAIを用いて分析がなされ、高精度でシミュレーションを行うこともできる。また、バーチャル空間上であることにより、複数回のテストを行なったとしても、コストをさほど掛けずに済むという利点がある。
Project PLATEAUは、国土交通省主導で3D都市モデルを全国で整備し、またオープンデータとして提供することによって使用事例を積み重ねてデジタルツインを実現しようとするプロジェクトであり、令和2年12月にVer0.1が公開された。
都市計画図という2次元のデータに航空測量によって得られた高さの情報を掛け合わせて、建物等の3次元モデルを作成、さらに建物が持つ属性(ビルの容積率、築年数、建材など)を付加して3D都市モデルが構築されている。当初から先行モデルとして東京23区のものが作成されており、翌年1月から3月にかけて、全国56都市の3D都市モデルが国直轄で整備された。
これらのデータは国土交通省都市局が著作権を有するものの、各方面のコンテンツ利用に関わる規約により、商用利用も含め無料で取り扱うことができる。
PLATEAUの活用により、都市の情報が統合・可視化されることによって経済発展と社会的な課題の解決を両立させて人間を中心とする社会、"Society 5.0"の基盤となることが目指されている。
『千のプラトー』は1980年に刊行され、1972年の前作『アンチ・オイディプス』の解説とも取れる書きぶりで、各章をフランス語で台地を意味する「プラトー」と称して、個々の集まりでありながら自身も個である概念である「存立平面」として複雑なつながりをもたらしていることが示唆され、PLATEAUにおいても、これらのつながりがサイバー空間を介して生まれ、発展していくことが期待されている。
決勝第18問 (思惟かね)
答え ④
解説
④を除き、全てRで始まることから「R級戦艦」と呼称される。
イギリス海軍は造船局長フィリップ・ワッツの設計により、15インチ砲8門を搭載し、25ノットの速力(≒46.3km/h)がある超弩級戦艦としてクイーン・エリザベス級を竣工させ、国際的な優位を示した。
15インチ砲を搭載し、より安価なものとして設計されたものが本R級戦艦である。
一方、「ライオン」は第一次世界大戦を経て調印されたワシントン海軍軍縮条約及びこれを引き継いだロンドン海軍軍縮条約により一時的に戦艦の建造が停止された(「海軍休日」と言う)後、新規に建造されようとしていた戦艦の名称である。
しかしながら、第二次世界大戦の勃発に伴った予算編成の都合や、最終的には保守党から労働党へ政権が交代したことによって、建造は取り止められた。
決勝第19問 (思惟かね)
答え ①-E,②-A,③-D,④-F,⑤-B,⑥-C
解説
①『仮面ライダーストロンガー』は昭和50年4月から12月にかけて毎日放送と東映の制作にてTBS系列で放送された特撮番組。本作で一度仮面ライダーシリーズの制作が中断することになる。(いわゆる「スカイライダー」が登場する『仮面ライダー』まで5年弱の期間が空いている)
青年、城 茂は悪の組織ブラックサタンによる改造手術の失敗で命を落とした友人の仇を討つべく自ら改造手術を受けたうえで反旗を翻し仮面ライダーストロンガーとして奇械人らとの戦いに身を投じることになる。
途中、ブラックサタンを壊滅させるものの、生き残った幹部によるデルザー軍団が現れ、最初は苦戦しつつ、こちらも打ち倒した。
仮面ライダーシリーズにおいて、口上を述べるようになったのは本作が初。
②『新造人間キャシャーン』は、昭和48年10月から翌年6月までタツノコプロ制作によりフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。
公害処理用に開発されたロボットBK-1が落雷の影響で自我に目覚め、ブライキング・ボスを名乗りアンドロ軍団を作り上げて世界征服を開始する。
BK-1の開発者である東 光太郎博士の息子である鉄也は、二度と人間には戻れない覚悟の上で「新造人間」キャシャーンとしてアンドロ軍団に立ち向かうことを決意する。
③『桃太郎侍』は、山手 樹一郎の同名小説を原作として、高橋 英樹主演で昭和51年10月から5年間日本テレビ系列で放映された時代劇。
浅草の長屋に住む素浪人桃太郎。実は江戸幕府大目付を務める大名の 双子の弟であり、これを隠して暮らしている。周囲の庶民が悪党に虐げられていることが分かったとき、当該口上を述べながら現れ、悪党を斬り捨てていく。
④『ポケットモンスター』は任天堂から発売されている同名のゲームシリーズを原作に、平成7年4月から主にテレビ東京系列で放送されているアニメシリーズ。
このうちサトシを主人公として令和5年3月まで放送されたものに登場する「ラブリーチャーミーな敵役」ことムサシ・コジロウ・ニャースの2人と1匹からなるロケット団の口上のさわりの部分である。
⑤『男はつらいよ』は、昭和44年から平成7年まで山田 洋次監督、渥美 清主演で制作された全48作からなる映画シリーズ。
第1作時点でおよそ20年ぶりに故郷である柴又に帰ってきた「フーテンの寅」こと車 寅次郎と、彼が全国各地で出会う「マドンナ」との恋愛模様を中心に描いた人情喜劇となっている。
⑥『大江戸捜査網』は昭和45年から平成3年にかけて、全6シリーズにわたって東京12チャンネル(のちにテレビ東京)系列で放送された時代劇。
町奉行所所属の秘密潜入捜査員、「隠密同心」たちが江戸の悪を斬り捨てていく、というのが主なストーリーとなっている。
本口上は、昭和48年9月末から昭和59年3月まで放送された第3シーズンで用いられた「隠密同心 心得之條」の一節となっている。
決勝第20問 (黒羽さなぎ)
答え アルバニア、オーストリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、イタリア、モルドバ、モンテネグロ、北マケドニア、ポーランド、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スイス、ウクライナ(アルファベット順)
解説
ドナウ川は、ドイツ南部の森林シュヴァルツヴァルト内にあるバーデン=ヴュルテンベルク州フルトヴァンゲンの郊外、ブレクの泉を源流とし、おおむね東方向に流れ、黒海へと注ぐ国際河川である。
総延長は2,857kmあり、ヨーロッパで二番目の長さとなっている。
古くは、現在のセルビアとルーマニアの国境付近にあるカルパティア山脈を横断する峡谷、いわゆる「鉄門」付近までが古代ギリシアにおいても知られており、ローマ帝国においてはトラヤヌス帝により現在のルーマニア方向への侵攻のため橋が架けられ、一時的にはローマ帝国の属州となっていた。(ゆえに、ルーマニアは「ローマ人の」という語源を持つとされる)
その後、民族大移動の前線となったり遊牧民族が流入してきたりしながら交通の要衝として重要視されることが増え、産業革命期には改修工事も行われた。
二つの世界大戦と冷戦を経て、1993年にチェコスロバキアが解体したことにより沿岸地域の国境線が確定した。現在では欧州連合の成立もあって、西欧と東欧を分ける役割があるともされる。
1994年、ドナウ川保護条約〔Danube River Protection Convention〕がブルガリアのソフィアにてオーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、モルドバ、ルーマニア、 スロバキア、スロベニア、ウクライナの11ヶ国及びヨーロッパ共同体(のちに欧州連合)により署名され、1998年に発効している。
本条約では、ドナウ川流域内の地表水と地下水を持続的かつ公平に管理および使用することを目的としている。
2,000平方キロメートル以上の流域面積を有することが加盟の条件となっており、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビアも現在では締約国の一員となっている。また、EUの「水に関する枠組み指令」に基づいてイタリア、スイス、ポーランド、アルバニア、北マケドニアも協力国として参画している。
以上で第9回の「ふくしゅー」完了!
そーいえば、こんなん投げかけました
果たして、需要なるものがあるのか……
コメントにて、希望小売価格等ありましたら受け付けます!(さすがに「無料」はイヤ。また、絶対に出すと決まったわけでもない)
もちろん、本記事の感想も待ってますよ!
【追記】第10回は出場逃しました。
また「ふくしゅー」頑張ります。(-⚀ω⚀)ノツ
ちょっとでもいいな、と思っていただけたらサポートいただけるとうれしいです。 VTuberになるための一歩に利用します!