にわかスポーツウォッチャーのUEFAチャンピオンズリーグ展望(アルセントのZM #6-2)
というわけで、↑の続きです。
グループステージの組分け抽選が行われたため、各グループごとにざっくりまとめつつ、軽〜い予想も立てられたらと思います。
〔グループ表記は「"アルファベット"」とします〕
A組
バイエルン・ミュンヘン
〔ドイツ ブンデスリーガ 優勝〕
バイエルンのことばで「我らは我ら」を意味する"Mia san mia"〔ミア・ザン・ミア〕をモットーとしている。
現在、ブンデスリーガを11連覇中。
マンチェスター・ユナイテッド
〔イングランド プレミアリーグ 3位〕
今までの背番号7を付けた選手には、実力とスター性を兼ね備えたものが多く、特別視されている。
2012-13シーズンからの2年間、元日本代表MF香川真司が在籍していた。
コペンハーゲン
〔デンマーク スーペルリーガ 優勝〕
デンマークのクラブとしてチャンピオンズリーグの決勝トーナメントに進出したことがあるのはここが唯一。
ガラタサライ
〔トルコ スュペル・リグ 優勝〕
トルコの首都、イスタンブールがホームタウン。
元は高校の生徒たちが組織したもので、現在ではサッカーの他にもプロスポーツチームを有している。
これまで、元日本代表の稲本潤一〔2006-07〕や長友佑都〔2018-19,2019-20〕が在籍したことがある。
A組展望
バイエルン・ミュンヘンとマンチェスター・ユナイテッドが有力そう。
B組
セビージャ
〔2022-23 UEFAヨーロッパリーグ 優勝〕(スペイン ラ・リーガ(プリメーラ・ディビシオン) 12位)
アンダルシア州セビリア県セビリアがホームタウン。
ラ・リーガの優勝回数こそ少ないものの、ヨーロッパリーグでは安定した成績を残している。
元日本代表の清武弘嗣の在籍経験あり。〔2016-17〕
アーセナル
〔イングランド プレミアリーグ 2位〕
ロンドンがホームタウン。
イングランド内のラジオ初中継、世界初のテレビ中継となる試合をそれぞれ戦っている。
現在、日本代表の冨安健洋が在籍中。〔2021-22〜〕
PSVアイントホーフェン
〔オランダ エール・ディヴィジ 2位〕
PSVは「フィリップス・スポルト・フェレニヒン」(Philips Sport Vereniging)の略となっており、フィリップス・スポーツ連合の意味。
〔Philips社は日本においては電気カミソリや電動歯ブラシ等で著名〕
RCランス
〔フランス リーグ・アン 2位〕
パ・ド・カレー県ランスがホームタウン。
17世紀、スペインに支配されていたことと、主要産業であった炭鉱により犠牲と富がもたらされたことから赤と黄をチームカラーとしている。
B組展望
セビージャとアーセナルが二強かも。
C組
ナポリ
〔イタリア セリエA 優勝〕
かつて、財政破綻からセリエC〔3部リーグ〕まで降格していたこともある。
レアル・マドリード
〔スペイン ラ・リーガ(プリメーラ・ディビシオン) 2位〕
ラ・リーガにおける最多優勝回数〔35回〕、UEFAチャンピオンズリーグの最多優勝回数〔14回〕を誇る。
サッカーにおいて一般的に「エースナンバー」とされる背番号10は、このクラブにとってあまり相性が良くない時期があった。
ブラガ
〔ポルトガル プリメイラ・リーガ 3位〕
プリメイラ・リーガの優勝経験はないが、21世紀に入ってから力をつけてきている。
ウニオン・ベルリン
〔ドイツ ブンデスリーガ 4位〕
ベルリンがホームタウン。〔ドイツ再統一前においては東ドイツに属した〕
ブンデスリーガにおいて数少ない旧東ドイツ領域をホームタウンとするクラブである。
C組展望
レアル・マドリードの一強は揺るがず。
もう一クラブがどこになるかは読めない……?
(ナポリがある程度は有利……?)
D組
ベンフィカ
〔ポルトガル プリメイラ・リーガ 優勝〕
リスボンがホームタウン。
1970年に来日し、日本代表と親善試合を行なったことがある。このときの試合後、常陸宮正仁親王と同妃華子から選手たちに直々の挨拶を賜ったことに由来するVéniaという慣習がある。〔これを紹介する記事には"príncipes herdeiros"(皇太子。今の上皇陛下のことを指す)とあるけれど……〕
インテル・ミラノ
〔イタリア セリエA 3位〕
クラブカラーである青と黒から"nerazzurro"という愛称がある。
ザルツブルク
〔オーストリア ブンデスリーガ 優勝〕
現在、ブンデスリーガを10連覇中。
レアル・ソシエダ
〔スペイン ラ・リーガ(プリメーラ・ディビシオン) 4位 〕
バスク州ギプスコア県サン・セバスティアンがホームタウン。
スペイン国内で単に"La Real"〔レアル〕と言ったときに指すのはこのクラブ。
2022-23シーズンから、日本代表の久保建英が所属しており、彼の9ゴール4アシストという活躍もあって、今回10年ぶりにチャンピオンズリーグに出場している。
D組展望
インテル・ミラノが有力。残りは少々競りそうな予感。
E組
フェイエノールト
〔オランダ エール・ディヴィジ 優勝〕
南ホラント州ロッテルダムがホームタウン。
オランダのクラブにおいて、国際大会で活躍しているクラブの一つ。
2023-24シーズンから日本代表の上田綺世が加入している。
アトレティコ・マドリード
〔スペイン ラ・リーガ(プリメーラ・ディビシオン) 3位〕
2003年からスペイン国王 フェリペ6世がクラブの名誉会長を務めている。
ラツィオ
〔イタリア セリエA 2位〕
ラツィオ州ローマがホームタウン。
ローマ市内よりも、周辺地域のほうにファン・サポーターが多いらしい。
2023-24シーズンから日本代表の鎌田大地が加入。
セルティック
〔スコットランド スコティッシュ・プレミアシップ優勝〕
グラスゴーがホームタウン。
1887年にアイルランド系移民の貧困対策として結成された。〔ゆえに、セルティックとは「ケルト人の」という意味〕
2023-24シーズン開幕時点で、日本代表の古橋享梧や前田大然を始め、計5人の日本人選手が所属している。
E組展望
セルティックとアトレティコ・マドリードかなぁ……
F組
パリ・サンジェルマン
〔フランス リーグ・アン 優勝〕
この2,3年スター選手の加入が相次いでおり、2000年代前半から中盤にかけてのレアル・マドリードに倣った「新・銀河系軍団」と評されることもある。
ボルシア・ドルトムント
〔ドイツ ブンデスリーガ 2位〕
ドイツのクラブとして初めて株式を上場したクラブではあったものの、一時期はホームスタジアムであるヴェストファーレンシュタディオン(Westfalenstadion)の命名権を売却せざるを得ないほど財政破綻の危機に陥った。〔結果として、大手生命保険会社であるジグナル・イドゥナが買い取り、「ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)」に改名された〕
ACミラン
〔イタリア セリエA 4位〕
同一都市を本拠地とするインテル・ミラノと違って英語読みの「ミラン〔Milan〕」となっているのは、イギリス人が中心となって結成されたクラブだからである。
ニューカッスル・ユナイテッド
〔イングランド プレミアリーグ4位〕
2005年に公開されたダニー・キャノン〔Danny Cannon〕監督の映画『GOAL!』の舞台となった。
F組展望
パリ・サンジェルマンが最有力。ボルシア・ドルトムントとACミランで2位通過争いか。
G組
マンチェスター・シティFC
〔2022-23 UEFAチャンピオンズリーグ 優勝〕(イングランド プレミアリーグ 優勝)
2022-23シーズンは、上記に加えてFAカップも制し三冠となった。
RBライプツィヒ
〔ドイツ ブンデスリーガ 3位〕
オーストリアの飲料メーカー、レッドブル〔Red Bull〕が実質的なオーナーとして運営が行われている。
ブンデスリーガの規則上、企業名をクラブ名に用いることが出来ないため、建前上RBは「RasenBallsport」〔「芝生球技」の意〕の略ということになっている。
ツルヴェナ・ズヴェズダ
〔セルビア スーペルリーガ 優勝〕
セルビアの首都、ベオグラードがホームタウン。
英語名である「レッドスター・ベオグラード」とすることもある。
旧ユーゴスラビア時代から実力は折り紙付きで、セルビア人の半数弱はこのクラブのファンと言われるほど。
ヤングボーイズ
〔スイス スーパーリーグ 優勝〕
スイスの首都、ベルンがホームタウン。
スイスのクラブのなかでは、ヨーロッパにおける戦いで好成績を残しているほう。
G組展望
順当にマンチェスター・シティとRBライプツィヒかなぁ……
H組
FCバルセロナ
〔スペイン ラ・リーガ(プリメーラ・ディビシオン) 優勝〕
2010-11シーズンには、リーガ・エスパニョーラ〔当時〕、コパ・デル・レイ〔日本でいうところの天皇杯〕、UEFAチャンピオンズリーグ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ〔リーグ戦とコパ・デル・レイの上位クラブにより争われるカップ戦〕、UEFAスーパーカップ〔チャンピオンズリーグ優勝クラブとヨーロッパリーグ優勝クラブが争うカップ戦〕、FIFAクラブワールドカップを全て制し、6冠を達成した。
FCポルト
〔ポルトガル プリメイラ・リーガ 2位〕
ポルトガルのクラブでUEFAチャンピオンズリーグを制したのはここが唯一。
FCシャフタール・ドネツィク
〔ウクライナ プレミアリーグ 優勝〕
昨今の情勢により、拠点をポーランドのワルシャワにおいて活動を続けている。〔今回のグループリーグにおいては、ドイツのハンブルクにあるフォルクスパルクシュタディオンをホームスタジアム扱いとして実施〕
ロイヤル・アントワープFC
〔ベルギー ベルギー・ファースト・ディヴィジョンA 優勝〕
2022-23シーズン、実に56年ぶりのリーグ戦優勝を果たした。
H組展望
バルセロナはほぼ確実。FCポルトが少しだけ優勢か。
まとめ
ZMの形を借りて、UEFAチャンピオンズリーグ、グループリーグに出場する32クラブを紹介してみました。
ガチ勢の方からしたら、「ざっくりしすぎやろ〜!!(怒)」かもしれませんが、お許しくださいませ……
まとめたからには、どこが優勝して「ビッグイヤー」を手にするかまで追っていきたいと思います。
以上、アルセントでした!
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