アルセントのZM #2
どーも、アルセントです。
「大好評!」ってわけではなかったけれど、ZMやっていきます。
今回のテーマは、大相撲の親方こと、「年寄」についてです!
あくまでも「ざっくり」ですので、情報が足りないかもしれませんがご了承くださいませ。
「年寄」とは
大相撲において、現役を引退した力士が以下の条件のもとに名乗ることができます。
その名乗る権利のことを「年寄名跡」といい、現在105個+1あります。(+1については後述。)
年寄名跡を持っていなければ、現役引退後も基本的に日本相撲協会に残ることはできません。
ふつうは「親方」と呼称されることが多いですね。
また、親方だからといって全員が相撲部屋を持っているわけではありません。
年寄襲名のための条件
・日本国籍を有すること(大前提)
加えていずれかを満たすこと
・最高位が小結以上
・幕内在位通算20場所以上
・十両以上在位通算30場所以上
さらに相撲部屋を開くには、さらに厳しい条件が課されています。
「+1」について・・・
例外的に横綱または大関の経験がある者は、横綱については5年、大関については3年に限って現役時代の四股名のまま年寄として協会に残ることができます。(その間に、年寄名跡を取得することもできる)
それでは本題のZMはじめますねー。
今回は横綱・大関経験者のみ、まとめさせてもらいます。
横綱
八角
北勝海
第61代。現在の日本相撲協会理事長。
大関昇進までは主に本名の「保志」を名乗る。(1場所だけ「富士若」を名乗るが、負け越したため元に戻した)
芝田山
大乃国
第62代。日本相撲協会理事。
大の甘党で「スイーツ親方」として知られる。
伊勢ヶ濱
旭富士(あさひふじ)
第63代。日本相撲協会理事。
第73代横綱 照ノ富士の師匠。
審判部のため、土俵下に座っていて物言いがついた時に場内説明を行うこともあります。
武蔵川
武蔵丸
第67代。
カド番を経験せずに大関に在位し続けた最長記録を持っている。(32場所)
※(本人に責はないものの)大相撲中継が延長されたことに伴ってNHK BS2で放送された『カードキャプターさくら』最終回を時間帯指定で録画した際、最初に映し出されて某掲示板が荒れたという。(無論、重要なラストシーンは録画できていない。)
間垣
白鵬
第69代。
言わずと知れた「平成の大横綱」。
歴代2位の63連勝はもちろん、歴代1位タイの7場所連続優勝、通算1187勝を始めとする歴代1位記録を持っています。
鶴竜
第71代。
先述の「+1」。
令和二年三月場所にて、38年ぶりに番付上に「横綱大関」として名前が載りました。
同年七月場所にて、横綱として初めて「腰砕け」で敗れてしまいます。
荒磯
稀勢の里
第72代。
令和三年九月場所現在、最後の日本人横綱。(白鵬、鶴竜は横綱になってから帰化)
大関
尾車
琴風
日本相撲協会理事。
唯一、昭和から自らの相撲部屋を持っている。
二所ノ関
若嶋津
妻は元アイドル歌手の高田みづえ。娘はファッションモデルのアイリ。
東京ヤクルトスワローズのファンとして知られる。
陸奥
霧島
初土俵から91場所での新大関は、史上最スロー記録。
現役時代に執筆した半生記『踏まれた麦は強くなる』は、フランスの大学で日本語教材として採用されたことがある。
新入幕から引退まで天覧相撲で負けたことがない。
九重
千代大海
カド番を経験した回数14回は最多記録。
大関在位65場所は魁皇と並び最多タイ。
大鳴戸
出島
「出島」は本名であり、長崎県出身ではなく、石川県出身。
藤島
武双山
新大関の場所から2場所連続で負け越してしまい、関脇へ陥落という最短在位記録タイ。(ただし、次の場所で10勝し復帰できている。)
二子山
雅山
幕下付出でデビューした力士の中で幕内在位した場所が最長。(82場所)
浅香山
魁皇
大関在位中の勝率(.615)、幕内在位場所数(107場所)、最高地位が大関以下による優勝回数(5回)でいずれも歴代1位。
平成21年には「年間全6場所で8勝7敗」という珍記録を達成。
玉ノ井
栃東(とちあずま)
父も元関脇の栃東。
史上初めて二度大関から関脇に陥落したあと特例による昇進を果たす。
鳴戸
琴欧洲
ヨーロッパ出身力士として初の大関であり親方。
初土俵を踏んでから大関に昇進するまでに要した19場所は史上最速記録。
秀ノ山
琴奨菊(ことしょうぎく)
大関に昇進してから行うようになった、塩を握ったまま上体をそらす「琴バウアー」が話題となる。
大関に昇進してから優勝するまでの26場所は最長スロー記録。
武隈
豪栄道
関脇在位14場所は史上最長記録。
史上初めてカド番の場所で全勝優勝。
以上の順番は、日本相撲協会HP内「歴代大関」より。
というわけで、横綱・大関経験者のみではありますが、ZMさせてもらいました。
途中に「?」となるようなワードがあったかと思いますので、次の記事でざっくり説明してみようと思います。お楽しみに。