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Guitar&Songs

前回の記事で、関口誠人さんの「Guitar&Songs」について、カセット版とCD版があるとお話ししました。

音質の違いについても触れたのですが、これもいい機会だと思い、カセットとCDの音質比較と、カセットからのリマスタリングをやってみます。

まず、カセットデッキの用意です。
安くて聞いた事ないメーカーのカセットデッキは多数ありますが、今回はリマスタリングも目的なので、信頼できるオーディオメーカーのものを選びました。(新品では、ほぼこれしかなかった。TEACさんありがとう)

ダブルカセットデッキもありましたが、本体だけでもUSBにMP3で保存できるため、こちらを購入。

早速、カセットを再生…
昔の記憶以上にいい音です🤣
では、CDの音質は何故なんだろう。

それを確かめるべく、それぞれの音源を取り込んで、波形を見てみました。

上がCD、下がカセットテープ

実際の音と波形を見ると一目瞭然でした。
CDの方は、マスタリング時にコンプレッサーで潰し過ぎた為に、あの音質になってるんですね。
一般的に、デジタル音源はマスタリング時に音圧を上げるためにコンプをかけますが、その設定によっては音質がかなり変わってしまいます。

スッキリしてよかった☺️

ここからは色々試してみます。

まずは本体だけでカセット音源をMP3化。
USBがFAT32のフォーマットしか使えず悩んでいると…
あるじゃないですか!VoThMのUSBが!

左下にVoThMUSBが刺さってます(^^;

録音レベルの調整がキモですが、0ピークギリギリを狙って録音開始。(多分、内部でリミッターかけてると思うので、一瞬のピーク超えは大丈夫なはず。)

結果は、思っていたよりも優秀で、音質も良く、もうこのままでいい感じ😁
一つだけ気になるのは、無音部分のヒスノイズが目立つ事。(サーッという音で、元がカセットテープなので、多少はしかたない。)


次は、カセットから直接パソコンに取り込んで、自前でマスタリングしてみます。

Cubaseで仕上げます

まず、GATEでさっきのヒスノイズを取り除きます。(しきい値は、-45dBにしました。)
これで、無音部分はキレイに。
あと、曲のフェードアウトの余韻を残したいので、ホールドは長めに設定。(フェードアウト部分のヒスノイズは諦めました。)

今回、コンプレッサーはかけません。元音源が、既にテープコンプがかかっているのと、クリーンギターとボーカルだけの音源なので、ギターの自然な音色を保つためです。

また、マスタリングリバーブは使わず、軽くステレオエンハンサーをかけて、音を広げて全体を馴染ませました。

これで完成!
改めて聴くと、レコーディング時の音質は、かなり良かった事に気がつきます。(スタジオ?宅レク?)
久々に良い音で聴くと、関口さんのボーカルに引き込まれますね☺️✨

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