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顔料系染料の備忘録

 今回初めて、顔料系染料で仕上げをしたので、感じた事を今後のためにメモります。
(今現在の私見であるため、内容があってる保証はありません😅)

 普段使っている酸性染料は、下地の絹に浸透し、広がっていきます。
 そのため、事前にロウを塗って、エリアを囲む事により、染料が滲み出すのを防止する感じです。
(パソコンのBASICでお絵描きした事がある人には、ロウで線を描くのがLINE命令で、染色するのがPAINT命令だと言えば伝わるかもしれません)

 今回、仕上げで使用した顔料系染料は、下地に滲まないというのが、1番の特徴。
 そのため、紙の上に書くように、生地に対して普通にお絵かきができます。

 最初、これって、ただのお絵描きで、染めではないのでは?と感じでしまいましたが、これも技法のひとつなので、表現の幅が広がると考えれば良いのでしょう。
 (私的には、色が生地に滲んで広がっていく様が面白く、ハマったくちなので、基本は酸性染料で、顔料系は補助的な感じかなー)

 そこで今回、表現技法として、気づいた点を記録しておきます。

 1  手書きイラスト感が出せる

輪郭の線とペイント面の間に隙間を作れる

 ロウを抜いた輪郭に、顔料系で線を描くと、少し隙間が開く所が、手書きイラストの様な感じが出せる。

2 クレヨンの様な線が描ける

かすれ具合がクレヨンぽい

 周りに浸透しないため、少なめの染料でかすれた感じで描くと、クレヨンっぽい感じが出せる。

 3 一度染めた上から上書きできる

細い部分や重ね塗りもできる

 細かい部分の加筆だけでなく、上から重ね塗りをする事で、のっぺり感がなくなる。


 そして、何より大事な事ですが、今回、エスカラーにオキザールFを加えるのを忘れてました💦💦
(これ加えないと、ちゃんと定着せず、洗濯で薄くなるそう。まぁ、洗濯しないので大丈夫でしょう😅)

 以上、顔料系染料の備忘録でした✨

 

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