横にいる 2話目
ソレが横にいるって気がついた一番古い記憶を
遡ってみた
‥多分アレだな
同じ職場の先輩が亡くなったのがちょうど1年前で、不慣れな自分に良くしてくれた先輩だと思えば、そんなに怖くない。
その先輩はいわゆる体育会系のノリで人を引っ張っていくタイプのおっさんで最初は苦手だったけど、だんだん慣れていくっていうか、いつの間にかついていってた。
そんな先輩が事故で亡くなった時
よく怒られたなと思う反面それ以上に助けて貰ったなと思った。
デスクワークの時、思いっきり顔を近づけて助けてくれた事を思い出して、
『あぁ、この感じか‥』
と、今思い出した。
今も気配がある
視線を右側に向けてみる‥
どうせいないんだろ
…誰だよっ
女性と目が合った
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?