
小数が勝っているのはヤバいのです。
どうもαです。この時期になると仕事も次年度に備えたものがメインになってきます。まあ計画して実行して評価して改善してというPDCAサイクルで行くとC→Aの段階にある仕事が多いですが、まあ評価が難しいところですね。だいたい理想はこうだけど現実はこの程度で、解決策は金と人があれば~だけど両方見込めないので知恵を絞らないといけないというパターンです。面倒ですがそれが仕事なのでしょうがないですね。今日もよろしくお願いします。
【街】仲良くならないとダメみたいです。
今日は久々に多分こうなんじゃないか劇場です。
行田市の公園にスタバ入れようとしたら市民の反対でとん挫したという問題ですね。現地の状況が不明なので詳細は分かりませんが、記事を見る限りは市民にとっては損害で、一部の既得権益者が守られる内容になったような気がします。かなりイケてない案件と思われますので書いときたいと思います。
まず大前提として、この記事にも事例が出ていますが、公園空間の民間利用については長年の懸案だったものが近年解放されてきた背景があり、それを活用した成功例が全国にいろいろあります。
きっとこの件木下師匠がその観点からバッサリ解説してくれる気がしますので、その詳細については省きますが、簡単に言えばこれまでのように税金でタダで入れた公園はどんどん寂れていくことが明白なので民間活用は必須です。
ちょっと考えると分かると思いますが、人口減少で税収は減る中で歳出は社会保障にガンガン取られていき、残った公共事業費はぶっ壊れたらヤバい橋やトンネルや下水道管のメンテナンスが優先で、公園なんて草刈りで手いっぱいになるのではないでしょうか。遊具もちょっと苦情が出たら撤去してそれっきりになりますね。メンテ費用はかかるし事故があったら訴えられるのでいいことありません。
そこで民間活用なのです。まあそもそも日比谷公園なんかは元々中にレストランがあったりして、元々公園って民間運営だったものがいつの間にか公共施設になったみたいですね。都会で緑をキープするのに必要な措置だったのかなと思います。
という背景を踏まえると、この市民団体のやったことはだいぶヤバい気がします。だいたい人口8万人の市で事業開始時点で議会の承認等も得ていると思われるのに、8人の団体が300人の反対署名をもってスタバの本体に抗議して潰してしまったわけです。ちょっと異常ですね。
正直な話近所の人やそれまでの公園利用者からすると少なからず変化が起きるので、不便になったりする人もいるかと思います。自分も草野球で使っている球場がある公園に宝くじ事業で大きなジャングルジムができ家族連れが大挙押し寄せることになったため、駐車場に停められなくて迷惑していますが、それは駐車場増やせとか有料にしろとか思うだけでジャングルジム潰せとか言ってたら頭おかしいと思います。
おそらくこの反対している団体はそのレベルなので市側が相手にしていなかったら、なぜかスタバ側に嫌がらせをして潰してしまったわけですね。戻ってほしいという嘆願が反対署名の7倍集まっているところを見ると、これはちょっと市側には厳しい結果のようです。
ちょっとこれだけでスタバが断念したと言うとなんだか弱いので、何か表に出ていない重大案件があるのだろうと思われます。何かは分かりませんが、スタバ側がここでの経営ができないと判断するほどの内容ですので結構ヤバいのではないでしょうか。
少数の訴えが通っているという状況を鑑みると、現行の公園のままにしといてほしい勢力にヤバい人でもいるんではないでしょうか。田舎ではありそうな話ですね。管理業務をずっと利権で受けていて、実際は大したことしてないのに金貰ってた人がいたので排除しようとしたら有力者に泣きついたとか、いつも公園利用してる現役引退したインテリの爺が反対していて市が言うこと聞かないのでスタバ側の痛いとこついて追い込んだとかいろいろありそうです。
まあ民間運営が全てOKとまでは思いませんが、普通に考えてオープンスペースで商売しているところは金とる分綺麗で快適ですので、公園なんて全部そうするといいと思います。こういう流れに反する人達は普通に公益を害しているので、市民感情としてはその団体と署名した300人で公園管理してほしいところですが、まあそういうわけにもいかないでしょう。
まあしかしここまでこじれるきっかけというのは結構些細なことだったりします。ここまで反対が通るということはそれなりにその公園に対して貢献してきた人達と考えられますので、事業を進めるに当たり挨拶に来る順番待ちがえたとかそんな感じな気がします。事業者を募集する事業始める際に揉めてたけど市が強行したとかそういう可能性もありますね。
真相が分からないので想定が取っ散らかってますが、せっかくいい事業だと思うので皆で仲良く進めないとこうやって頓挫してしまうというのが教訓ではないでしょうか。困るのはこれ得する人がいなくて損する人しかいないことですね。反対派も現状維持は成功ではない気がします。維持できないからこういう事業を始めようと思ったはずなのです。
とにかくもったいない話のような気がしますしこれ今後別の対立を生むのではと勝手に心配していますので、今後の動向は気になりますね。
本日の〆
軽く書いたら字数がいってしまいました。本当にスタバが正解かは分かりませんが、少なくとも現状維持という判断はこれからの政策ではやめたがいいですね。実際のところ現状はだいたい維持できないので結果的に衰退を選択することになります。
無謀な挑戦は周囲がいさめるべきですが、現状を打破する手段を自分達で潰していると今後いろんなチャンスを失うと思われますので、何か邪魔するやつは指先一つでダウンさせときましょう。
それでは今日はこの辺で。また明日、遊ぼうね☆