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#6 MINOLTA α CLASSIC

前回の記事でソニーのLA-EA4を紹介したが、
その購入理由は至って単純で
かつてのミノルタAマウントレンズを
AE・AF連動で使いたいと思ったためである。
今回は作例とともに3本のレンズを紹介していく。


・AF 24-85mm F3.5-4.5

SONY ILCE-7RM2+MINOLTA AF 24-85mm F3.5-4.5
f/5.6 1/60 35mm ISO100

トップバッターは標準ズームの24-85mmだ。
どうやらこのレンズはミノルタ製Aマウントレンズの中でもかなり評判が良いようで、実際に自分も
使ってみて程よいサイズ感や操作性等、
1993年のレンズとは思えない1面を見せてくれた。
逆光に弱いことや若干寄れないこと(最短0.5m)など
弱点も存在するが、Aマウントを運用するうえで
入手する価値のある1本と言えよう。


・AF MACRO 50mm F3.5

SONY ILCE-7RM2+AF MACRO 50mm F3.5
f/8.0 1/15 ISO640

続いて紹介するレンズは
AF MACRO 50mm F3.5だ。
ミノルタのマクロレンズの評判は
MD ROKKORの頃から有名だったが、
やはりAマウントの100mmと50mmのF2.8の
2本によるものだろう。
その1方で、同じ50mmのF3.5版はF2.8版と異なり、
最大撮影倍率が1/2倍(F2.8版は等倍)であるなど、
小口径なうえにダウングレードされているなど
F2.8版を引き立てるかのような性能になっている。
自分もF3.5版を購入した理由は安かったための
1言に尽きるのだが、撮影してみると
最大1/2倍といえど寄れる50mmレンズというものは
とても便利で、撮影していて殆どストレスを
感じさせなかった。
純然たる50mmマクロレンズは
今では各社存在しないが、このレンズは
今でもミノルタらしい発色や
程よい解像力を得られるレンズと言えよう。


・AF ZOOM 80-200mm F4.5-5.6

SONY ILCE-7RM2+AF ZOOM 80-200mm F4.5-5.6
f/16.0 1/125 150mm ISO160

ミノルタの望遠ズームというと
HIGH SPEED AF APO TELE ZOOM 80-200mm F2.8
などが有名だが、このレンズはミノルタのレンズの中でも珍しいレンズバリア付きのレンズである。
おかげでレンズキャップいらずなのだが、
自分がこのレンズを購入した理由はそれではない。
実はこのレンズ、Aマウント望遠ズームレンズでは
珍しい非前玉回転式フォーカスなのである。
え、そこ? と思うかもしれないが、
非前玉回転式はPLフィルターやフードを使用する際にとても役立つのである。
まぁ、描写には殆ど影響しないようだが。


・結論:Aマウントはいいぞ!

AF一眼レフを広めたミノルタαシステムと
そのレンズは今では(一部を除き)安価な印象だ。
だが、少し撮り方を工夫してレンズの弱点を
回避するようにして撮影してやると、
きっと期待以上の描写で応えてくれるだろう。

そんなAマウントレンズ、
あなたはいかがだろうか。

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