【MTG】『ファウンデーションズ』リミテッド攻略:メタゲーム環境まとめ
はじめに
皆さんこんにちは、ラック君(@AlphaBetaUnlimi)と申します。
「姉さん、事件です!」
基本セットがリミテッド環境に帰ってきました!
私自身大好きな古典的でシンプルなリミテッド環境が、久方ぶりに基本セットドラフトを遊べる機会がやってきましたね。
過去のリミテッドで大活躍した往年の名カードたちも再録されており、懐かしくて涙がちょちょぎれそうになりました。
昨今のリミテッド環境は【ダスクモーン:戦慄の館】【サンダー・ジャンクションの無法者】【モダンホライゾン3】に代表されるカードパワーのインフレが進んでおり、クリーチャーのスタッツの向上、スペルの高機能高性能化、とリミテッド感覚が年々ぶっ壊れてきていましたが、今回はかなり控えめのカードパワーになっています。
この環境は最近のカード特有の複雑なメカニズムもほぼなく、リミテッドの定石をいかに忠実に行えるかが問われるシンプルな構造をしており、リミテッド初心者の方から熟練者の方までオススメできる、非常にやり込みがいのある環境だと思います!
今回はその『ファウンデーションズ』リミテッド環境の5つのポイントをまとめた記事をお送りしていきます。
この記事を通じて今回のセットについて少しでも理解を深める手助けになり、だれかの参考になれば幸いです。
前回の記事も良かったら合わせてお読みください。
よろしくお願いいたします。
それではさっそく始めていきましょう!
■リミテッド環境のポイント
・環境スピードはやや遅め
どんどん高速化する昨今のリミテッド環境の流れですが、今回は基本セットということでフォーマットスピードは『やや遅め』となります。
先攻/後攻であることの違いも、他のセットに比べてそれほど大きな差はありません。
赤白と赤黒はかなり速いアグロデッキが主流ですが、残りのデッキはかなりミッドレンジ指向のように感じられます。
ではなぜそういった傾向にあるのか?
なぜ『やや遅め』になっているのでしょうか。
理由を3つほど推測してみました。
以上のことからアグロ側が一気に決めきれずに、ミッドレンジやコントロール側が得意なゲームレンジに運べる環境であると考えられます。
お互いのリソースを順当に交換しあい、消耗戦をした後のトップ勝負に持ち込むゲームが多く、7マナクラスの重めのカードが活躍する遅い環境といえます。
しかしながら1ターン目の《ラノワールのエルフ》や《癒し手の鷹》からのいわゆるブン回りがあるのもまた一つの事実です。
しかしそういったブン回りでも決めきれない時があるのは、この環境にはライフゲイン手段が多く用意されている点、さらにはアンコモン以上から大量の全体除去が用意されているので、クリーチャーで一気に畳み掛ける展開が難しいと感じています。
下記の全体除去はレア以上がほとんどですが、プレイブースターの影響でレアが複数枚パックから出てきますので、いつも以上に全体除去をプレイされる可能性は高いと思います。
《審判の日》:なにも足さない、なにも引かない、シンプルな全体除去が戻ってきました。
《冒涜的布告》:実質的に5マナの《審判の日》ですが、黒は墓地回収があるので白よりもうまく活用できます。
《探求者の愚行》:トークンを一掃するのに便利です。更新された「戦闘ダメージの割り振り順」にも有利に働きます。
《金屑の嵐》:全体除去ですが、本体火力にもなる点は忘れずに覚えておきたいです。
・アドバンテージが大事
リミテッドの基本はカードの1対1交換を繰り返していくことになります。
クリーチャーのアタックやブロック、除去を適切に切っていく、こういった交換を繰り返していくうちにお互いのリソースを使い果たしてしまい、やがてはトップ勝負になります。
そういったゲーム展開をせずに、対戦相手よりも有利な盤面にするには『アドバンテージ』を1枚でも多く得るのが最適な戦略かと思います。
そのために1枚で2枚分の効果があるカードを積極的にピックすることで、デッキの完成度が上がり、尽きないリソースで勝負することができるでしょう。
以下のカードはアンコモンで特に優先ピックするべきアドバンテージカードたちです。
《猫を集める者》:ライフ回復の得意な白黒でプレイすると延々とトークンを得ることができます。
《微小術師》:1マナの除去をサーチできるの強すぎます。
《悲哀の調停者》:4点のライフ差と手札2枚ぶんのアドバンテージ差をつけてくれます。
《ドラゴンの調教師》:アタッカーとブロッカーを同時に出すことができます。
・フィニッシャーを多めに入れる
前項で書きましたが、お互いにリソースを順当に交換しあい、消耗戦をした後のトップ勝負に持ち込むゲームが多くなるとフィニッシャーの枚数が勝負を決することがあります。
この環境では『5マナ以上のカードを、3~5枚程度』と普段のドラフトデッキよりもやや多めに入れておくことがオススメです。
ロングゲームが多い【ファウンデーションズ】環境では普段よりも多めのフィニッシャーのデッキに用意することでトップ勝負の時に、インパクトのあるカードをドローできる確率が上がります。
以下のカードは6~7マナと普段のリミテッドでは、マナコストが重くてデッキに採用するにはランプデッキ以外では少し躊躇されますが、この環境であればフィニッシャーとして活躍できますので、積極的にピックしていきましょう。
《永遠曙光の伝令》:瞬速が付いた《白金の天使》これが戦場にあれば負けることはまずありません。
《運命の管理者》:5/5飛行に疑似的な《嘘か真か》がおまけで付いてきたら弱いわけがありません。
《ルーン傷の悪魔》:デッキに残っている1番強いカードをサーチ出来て、なおかつ戦場で1番デカい飛行クリーチャーでしょう。
《七つの死の種父》:どの色でも使える最高のフィニッシャー。
・飛行クリーチャーが強い
『リミテッドでは『飛行』クリーチャーが強い!』
これは昔からある格言のようなものですが、昨今のリミテッド環境はクリーチャーの基本スペックが上がっており、サイズで劣る『飛行』クリーチャーで『地上』クリーチャーとダメージレースするには分が悪いことが多くなっております。
さらには最近のクリーチャーはおまけのように『到達』が付いていることも多く、『飛行』クリーチャーの攻撃があまり通らなかったりします。
しかしこの【ファウンデーションズ】環境では、『到達』クリーチャーの枚数も少なく、かつ1マナから強力な『飛行』クリーチャーないますのでかなり強力な戦力になります。
特に白青黒のエスパーカラーでは『飛行』クリーチャーが多く存在しますので、それらを軸にデッキ構築していきましょう。
以下のカードは、『飛行』クリーチャーの中でもSSR級の能力を持ったプレミアムクリーチャーなので優先でピックしていきましょう。
《絢爛たる天使》:白のトップコモンです。
《悪戯な神秘家》:実質《苦花》クラスの強さです。
《戦慄翼の掃除屋》:ボムレア級のGIH61%の神話アンコモンです。
《天穹の鷲》:タフネス3の飛行クリーチャーはとにかく固い。
・システムクリーチャーが強い
『リミテッド環境では、『システムクリーチャー』(起動型能力を持つクリーチャーの総称)が重要である』
古くからリミテッドをプレイしている方であれば1度は聞いたことがあるかもしれません。
基本セットである【ファウンデーションズ】環境では『システムクリーチャー』の重要性は非常に高く、前項で書いた【アドバンテージ】を繰り返し得ることができ、かつ土地を引きすぎるマナフラッド受けにもなります。
『システムクリーチャー』をデッキに入れておくと、ロングゲームになった時に重宝すること間違いなしです。
以下のカードは見かけたらピックしておいてデッキに必ず1枚以上は入れておきたい『システムクリーチャー』たちです。
《兵団の結集者》:『飛行』クリーチャーはだいたいパワー2以下なのでサーチでヒットしやすい。
《幽体の船乗り》:構築級のドローエンジン。
《混沌蒔き》:最後の一押しに最適な能力です。
《樹上の罠紡ぎ》:飛行ガン有利環境の救世主的な強さ。
■カラー別強さランキング
色単体の強さで個人的なランク付けすると
白黒青のエスパーカラーが人気を集めていますが、実際は全ての色に大きな差はないと感じています。
卓内で良い流れの色を見極めて、その色のカードをしっかりと集めれることができるかが重要です。
上家からのサインを見逃さずに見極めて、空いている流れの色にうまく進めていれば、3パック目にその色の欲しいカードが十二分に流れてくるので、1~2パック目にうまくカードがピックできなくても諦めないことが重要です。
■各色のトップコモン/アンコモン
ピックするカードに迷ったら、以下のカードを取っておけばほぼ間違いないカードたちです。
■アーキタイプTierランキング
・Tier1
青白 (飛行アグロ)
白黒 (ライフゲイン) 個人的に最強アーキと感じていておすすめ!
ーーー【↓マルチアンコモンが流れてきたら進みたい】ーーー
・Tier1.5
青黒 (スレッショルド)
赤黒 (強襲サクリファイス)
ーーー【↓空いていれば狙い目】ーーー
・Tier2
赤白 (横並びアグロ)
赤緑 (パワー4以上)
緑白 (+1/+1カウンター )
ーーー【↓絶対に参入したくない】ーーー
・Tier3
青緑 (上陸ランプ)
青赤 (スペル連打 )
黒緑 (陰鬱ミッドレンジ)
終わりに
これで今回の記事は終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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→ラック&バイス(@AlphaBetaUnlimi)
それでは皆さん、また次回の記事でお会いしましょう。