名品の系譜【LAMY cp1 ホワイト mp 0.5mm】
0.気になっていたシリーズの...
こんにちは、鬻です。
最近の界隈はあまり大手メーカーからの新作発表がなく、落ち着きがある様子...(とある配信者のオリジナルシャーペンを除いての話ですが)
そんな中、LAMY社のInstagramのストーリーで、とあるアンケートが配信されました。
「cp1の新色が出るとしたら何色がいい?」
その数ヶ月後、同社からcp1シリーズの芯径0.5mmのシャープペンシルの発売が発表され、従来の黒に加え青、そして僕がアンケートでリクエストした白がカラー展開されるとの事。
前々から気になっていたシリーズということもあり、「これは買うしかない!」ということで発売日にオンラインショップで購入しました。
今回はそんなにLAMY cp1 ホワイトのシャーペンについて綴っていきます。
1.cp1シリーズについて
当シリーズは1974年に同社シリーズであるLAMY2000シリーズの姉妹モデルとして発売されました。 カラー展開は黒のみで万年筆、ボールペンに加え、0.5mmのシャーペンのモデル展開がありました。 そのモデルは1990年半ばに廃番となり、2011年に発売された現行品は0.7mmの芯径で完全なる復刻ではありませんでした。
cpとはCylindrical pen(円柱のペン)を意味しており、その名の通り円柱型の直線的なフォルムが特徴です。(1の由来は分かりませんでした。もしかしたら2を出す予定だったのかも?)
そんなシリーズに今年10月、日本限定で0.5mmのシャーペンが復刻し、同時にホワイトとディープブルーという新色展開をして販売することが発表されました。 (定価は11,000円ですが、0.7mmが現在Amazonで6000円弱で販売されているのを加味すると、少し様子見をして通販で買うのがオススメです。)あまりメジャーなシリーズでは無いのですが今回気になっている人もいらっしゃるかと思いますので、詳しくご紹介していきます。
2.cp1シリーズを徹底解剖
ここまで文字ばかりで疲れたと思います笑
LAMY製品は通常四角いペンケースに入った状態で届くことが多いのですが、当シリーズは特別に円柱型のケースに梱包されています。中々に粋な計らいですね。
マーブルチョコレートのケースを開ける時のような"ポンッ"という軽快感のある音を立てて開封。
ボディ全体を通して金具と天冠以外は真っ白。
色んなペンとも合わせやすそうです。
ただ汚れはかなり目立ちそう。早速上部から見ていきましょう。
.ノック部
ノック部分は平たく、黒地に白で芯径を表す5の表記。 2000シリーズは軸色と同じ黒地に芯径表記があったので少し異なります。(実は2000シリーズのシャーペンを持っていたのですが、無くしてしまいました泣)
ノック感は2000シリーズに似て軽く、少し"カチッ"という程度です。
.クリップ
クリップはヘアライン加工(hair line。髪のように細い線状の傷をつける加工のこと。)がかけられた高級感のある直線型で、サイドにはLAMY社の刻印がされています。
.ペン先
ペン先はなだらかな曲線を描く形でとてもシンプル。2000シリーズ同様、ペン先端の部分(銀色)と口金部分(白色)はそれぞれネジで繋がっている状態なので分解が可能です。
しかし、現代になっても頑なにペン先&口金の一体化したモデルを出さないLAMY社、なにかこだわりがあるのでしょうか。
それはさておき分解できるのであればしてしまいましょう笑
.分解
見てもらうとわかるように、全てのパーツが金属によって作られています。なので重量は約21g。
だいたいPILOT社のS20シリーズと同じ重量です。軸径は8mmなのでとても細身かつ長さ140mmの長身なのでめちゃくちゃ人を選ぶスペックです。僕は1度0.7mmの試し書きをしてから買ったので想像通りの感覚でしたが、店頭で手に取らずにオンラインで購入することはおすすめできません。
重心はほんの少し高めで書き味はコツコツした感じです。 スペック的にお世辞にも"万人受けする"とは言えない癖強ペンですが、デザインに関しては文句なしです。
2.あとがき
今回はLAMY cp1シリーズ 0.5mm シャープペンシル ホワイト をご紹介しました。
如何せんいいお値段でかなり個性の強い逸品ですが、非常に優れたデザインは見るものを惹きつける魅力を孕んでいます。 気になった方は是非1度店頭で試してみてはいかがでしょうか。また今度の記事でお会いしましょう。それでは。