FreRic「頂」 解説
皆さんこんばんは、Alpha0099です。
さて、約1か月ぶりとなったα's Arcadiaのお時間です。
本日は去年のクリスマスに公開した新作FreRic楽曲「頂」の解説をやっていきます。
本当はもう少し早く解説したかったのですが、年末年始で時間がなく投稿が遅れてしまいました。新作の解説がこれだけ開くのも珍しいですね。
では早速解説していきましょう。
頂 歌詞
告げられた真実は重たく
刻まれる深く暗い記憶
それでも見据えた次の道
変わらない敗北の文字
突きつけられたその結末
やるせなさに崩れ落ちた
あの日は忘れられず
告げられた真実は重たく
今も僕の胸を締め付ける
だけどこのままじゃずっと曇りと
言い聞かせ続くこの旅は
栄光までの道のりは
想像したよりも高くて
本当にこれでいいかと
心が問い掛けてる
目指す場所はまだ遠く高く
その距離に振り返りそうになる
だけどこの足が止まらなければ
いつかきっと辿り着けるから
あの日掴めなかった栄光
何時までも消えぬ暗い記憶
全て受け止めて次こそはと
僕はもう一度立ち上がる
告げられた真実は重たく
今も僕の胸を締め付ける
だけど次こそは掴めるから
もう一度目指す頂へ
歌詞の解説
この歌詞は1か月前の記事でも少しだけ書いたのですが、私が過去に経験したタイピングの競技大会での挫折がテーマとなっています。
私は高校3年の頃、とある学生向けの競技大会に参加していました。
オンラインで行われた予選会は2か月程度の練習期間も設け、自分でも満足のいく順位で本戦まで勝ち上がることができました。
その時に打った文字数は1分換算で約250~300文字程度。ワープロ検定のような変換が必要な競技だったのですが、この記録は当時の自分からしたらかなりいい成績でした。
こうして私は予選会を勝ち上がり、東京で行われる決勝大会に参加を決めました。
予選会もかなりいい順位で決勝に進むことができ、本戦でもそのスコアを取ることができるよう、決勝大会前も1カ月程度の練習を行いました。この練習は本戦が行われる前に泊まったホテルでもやるぐらい、ギリギリまで取り組んでいました。
そして臨んだ本戦ですが、結論から言うと最下位でした。
原因は、課題文章の中で一行打たずに飛ばしていた箇所があったため、ミス入力の数での失格処分というものでした。
それ以外でも、「・」(中点)を「.」(ピリオド)にしたことに気づいて修正に戻ったり、変換で何度もやり直しを行うなど、正直言って初歩的なミスも多かったです。
その失敗もあって、それからしばらくはタイピングから離れていたのですが、大会から数か月が開けたとある日、タイピングのe-sportsである、RTC出場者のタイピング動画の投稿を見かけます。
当時通っていた高校の中で一番タイピングが速かった私の何倍も速いスピードを見せられて、非常に驚いていたのを覚えています。
それを境に色々なタイピング関連のアカウントをフォローしたり、2019年にはタイピング団体「ぁ~ん」に加入したりするのですが、そこで記録を出したり、他の人との交流をしていく中で、せっかく高校3年間やり続けてきて、実力も高まってきたタイピングを、諦めるわけにはいかないという気持ちが芽生えます。
当然、多くの強豪がいる中で、タイピングの大会で優勝するのは至難の業です。正直今の私ではRTCの本戦に出ることも危ういレベルの実力です。
しかし、ここで諦めてしまえば、自分のタイピング経歴は本戦で最下位になったという記録しか残りません。
長い間続けてきたタイピングを、そんな記録で終わらせるわけにはいかないと思った私は、現在でも練習を続けたり、大会に参加したりしています。
そんな高校の頃に経験した挫折と、立ち直って練習を再開するまでが、この歌詞のテーマになっています。
小ネタなど
今回使用した楽曲は、魔王魂アルバム「Invaliability」の楽曲「雫」ですが、実はこの楽曲に非常に似ている魔王魂無料曲があります。
魔王魂の旧ゲーム音楽ジャンルに登録されている「ロック23」という楽曲なのですが、これがかなり「雫」のメロディに似ています。
おそらく「雫」は、この「ロック23」のリメイクなのだと思いますが、初めてこの楽曲を聞いたときは旧ゲーム音楽をすごく聞いていた時期もあってすぐにハマりました。
すぐにハマった楽曲で、いつかこれでFreRic楽曲を作ってみたいという想いと、歌詞のテーマに合う楽曲だったということもあって今回の「頂」に採用しました。
また今回の楽曲のタイトルである「頂」は、何気にFreRicで一番短い一文字のタイトルとなっています。
FreRicのタイトルは○○の××というような単語の組み合わせが多いので、単語一つがタイトルというのもかなり珍しい気がしますね。
そしてこの楽曲は、FreRic1st album「FAKE EDEN」にも収録されている楽曲です。
FAKE EDENはこのほかにも書下ろし楽曲が4曲収録されておりますので、頂を聞いて気になった方は是非この機会にご購入下さい(宣伝)
と言う訳で本日は頂の解説でした。
先週は動画もnoteも全く更新しない週でしたが、やりたいことも多いのでそろそろ更新頻度を増やしていきたいと思っております。
それでは、本日はここまでです。閲覧有難う御座いました。
P.S
次のFreRic楽曲は3月頃に公開予定です。毎年恒例卒業ソングと、私の誕生日にも何か上げられたらと思っています。
続報がありましたらまた告知いたしますので、こちらはもうしばらくお待ちください。