初の歌ってみた収録の裏話
皆さんこんばんは、Alpha0099です。
さて、今月もnoteを更新していきます。
昨日、私が運営するYouTubeチャンネル「α's Video」が早いもので7周年を迎えました。
登録者や視聴回数の伸びは昔から相変わらず遅いですが、チャンネル開設当初から変わらない動画やゲーム、音楽が好きな気持ちだけでここまで続けてきました。
そんな7周年を記念した動画として、「だんだんマニアックな曲になっていく魔王魂メドレー」という、私の初の歌ってみた動画を昨日公開しました。
https://www.youtube.com/watch?v=Fisi5Lv--bk&lc=Ugwsq-Pj6kyo4889VR54AaABAg
今日はその歌ってみた動画の裏話をしていきたいとおもいます。
それではまいりましょう。
初の歌ってみたを制作するまで
歌ってみたの収録は、2021年ごろから案があったのですが、収録してとん挫するの繰り返しでした。
2021年にチャンネル登録者が500人を突破し、その記念動画として立案したのが歌ってみたで、2021年秋にはTwitterで歌う楽曲についてのアンケートを取ったり、実際にカラオケボックスに行き収録したりするなど、歌ってみた収録の動き自体はありました。
しかし、最初に収録した歌ってみたは収録環境の準備が不十分であったこと、そして私自身歌が得意でなかったこともあって、すぐに没になりました。
実際に収録した音源は部屋鳴りが凄く、歌自体も到底満足できるものではありませんでした。
そればかりか、当時はハモリパートを作成するノウハウがなく、ハモリの収録も出来ていませんでした。これはミックスを依頼する際にハモリ作成もやってもらうことで解決しようとしていたのですが、そもそもメインパートの音源が満足のいく完成度ではなかったので、ミックスを依頼する前に制作の中止を決めました。
それからはハモリパート作成の必要がない魔王魂楽曲でのFreRicで何度か歌おうとしたのですが、どれも満足のいく出来にはならなかったのと、FreRicではある程度の歌唱力が保証されているNEUTRINOを使うことができるということもあり、自分が歌って品質低下になるぐらいなら確実なNEUTRINOに歌わせようということになり、結局私のFreRic楽曲は出ませんでした。
立案から準備
というような感じで収録ととん挫を繰り返しているうちにα's Videoは7周年が近くなり、前々からやると言っておきながら2年ほど音沙汰がない歌ってみたをいい加減収録したいと思うようになりました。
しかしながら、準備不足でとん挫し続けてきた企画だったので決定には非常に時間がかかりました。最終的に「ひとまずできる準備を万全にしてから収録して、満足がいかなかったら断念する」という結論に至り、歌ってみたの準備を始めていきました。
普段使っているコンデンサーマイクを外出先でも使えるようにケーブルの準備をしたり、今まで全くやってこなかったハモリのメロディライン作成、そして音程が合うかどうかを実際に歌ってみたうえで最適キーを調整するなど、準備にはかなり長い時間をかけました。
具体的には立案が6月上旬、ハモリのメロディライン作成とキーの調整が6月下旬から7月上旬、1回目の収録は7月の中旬に入ってからでした。
収録から音源完成まで
入念な準備をしたうえでの収録だったのですが、収録も順風満帆に出来るわけがなく、満足のいく出来になるように何度も再録しました。
OKテイクが仕上がるまでは合計3回にわたってカラオケに行き、滞在時間はほぼ丸々収録に使っていました。余裕があればDAMの採点ゲームでもと収録当初は思っていたのですが、とてもそんな余裕はありませんでした。
特に3回目の収録はメドレーで歌った9曲のうちの3曲のリテイクに3時間かかるなど、かなりの難航具合でした。
しかし入念な準備をしたこと、7月中旬に入った段階で記念企画を今から変更するとなると7周年に間に合いそうになかったということなどもあって、途中で諦めたりせずにOKテイクが出るまで粘り強く収録しました。
そして完成した音源のピッチ補正とタイミング補正にもかなり時間がかかりました。
補正やミックス自体はFreRicでもやっているのですが、NEUTRINOのボーカル補正とは比べ物にならないほど大変な作業でした。
まず、タイミングがメインとハモリで不揃いになっているところがあまりにも多かったです。すべてズレているという訳ではなく、一部がズレており、その部分を修正するという作業だったのでタイミング補正には時間がかかりました。
NEUTRINOはほぼ確実に楽譜通りのタイミングで歌ってくれるので、タイミング補正はほぼ不要なのですが、歌ってみた未経験の自分はタイミングの微妙なズレがかなり多く、楽譜通りに歌う事の難しさを感じました。
楽譜通りに歌う事の難しさは、ピッチ補正でも同じことを思いました。と言うのも私は歌える音域が狭く、原曲キーで歌える楽曲が多くありません。音域が合わずそもそも最後まで歌えない楽曲も多いです。実際、森田さんのソロ楽曲はほぼ音域の問題で歌えません。
それもあって微妙に音程がずれている箇所はかなり多く、その修正にも時間がかかりました。修正が多かった箇所としては低音域が目立つAメロや、音程が短いタイミングで何度も変わる箇所(煉獄セレナーデ 届かない幻影の煉獄の部分や羽ばたけ輝くあなたよの羽ばたけの部分など)が上げられます。これは原曲を聞いてできるだけ近い音程になるように修正していたのですが、完璧に修正できたわけではなく、完成音源を聞き返すと微妙に音程が違う箇所が幾つかありました。
明らかに違う箇所は治せたのですが、微妙なズレを完璧に潰せたかと言うとそういう訳ではなく、公開後の自己評価は「ものすごく音痴という訳ではないけれど、もう少し補正するべき箇所があったかな」というところでした。
初めての歌ってみたで完璧は難しいということを分かったうえで収録していたので細かいところは妥協するしかなかったのですが、次歌ってみたを録る機会があったら今以上のクオリティを目指したいところです。現状第2回の予定は立っていませんが。
こうして初めての歌ってみた収録はなんとか頓挫せず最後まで完遂することができましたが、やや課題も残して幕を閉じました。
今回の選曲
初めての歌ってみたをメドレーにしたのは、収録したい楽曲がジャンル別に複数あったことが上げられます。
魔王魂は新歌もの、旧歌もの、カラオケ素材、MiLiARDOなど、多くのジャンルの楽曲があります。全て一通り聞いている私としてはどの楽曲も捨てがたく、とても1曲に絞ることはできなかったのでいっそのことジャンルをごちゃ混ぜにしたメドレーを作ろうということになり、定番からマニアックな曲まで9曲を厳選した魔王魂メドレー「だんだんマニアックな曲になっていく魔王魂メドレー」を作りました。
「だんだんマニアックな曲になっていく」というテーマのもと、曲の順番はは以下のように組みました。
1.シャイニングスター
2.ハルジオン
3.枯れない花
4.ZinniA
5.煉獄セレナーデ
6.Bipolar Disorder
7.Distance
8.Windism
9.Due
これらの9曲には、それぞれ細かいサブテーマがありました。
1,2曲目は誰もが知る定番、3,4曲目は定番から見たら少し知名度は下がるが昔から根強い人気がある楽曲、5~7曲目は隠れた名曲、そして8,9曲目は分かったら凄いチャレンジ問題というサブテーマを意識しました。
マニアックな楽曲のレベル調整はかなり悩み、立案当初は5曲目以降の段階で誰も知らないような楽曲を連続で出すというような案もあったのですが、動画を見る全員が魔王魂のコアファンという訳でもないため、バランスを考え本気のマニアック楽曲は2曲に絞りました。
ただ本気のマニアック楽曲を2曲に絞ったことで定番からそれなりに隠れた名曲までバランスよく出すことができたので、結果的にこのリストにしてよかったと思っています。
今回のメドレーは多くのジャンルを抱える魔王魂の資料としての側面も持たせているので、新歌ものからカラオケ素材、最後にはMiLiARDOの楽曲まで出た盛りだくさんのメドレーを通して、まだ知らない楽曲にも出会っていただければと思います。
と言う訳で本日は初の歌ってみたについてを書いていきました。
初の歌ってみたは結果的に課題も残る結果となりましたが、自分としては今までとん挫しかしなかった歌ってみた企画を最後まで完成させることができたのでひとまず第一の山場は越えられたと思っています。
では、少し長くなりましたが本日はここまでです。最後まで閲覧有難う御座いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?