函館本線貨物列車脱線事故総括
事故の概要
11月16日(土曜日)1時41分頃、函館本線森~石倉間走行中の下り貨物3087列車(名古屋ターミナル発札幌ターミナル行、機関車1両+コキ106・107形式20両)が鷲ノ木道路踏切を通過中に異常を感じ非常停止した。コンテナ車は12・15・17・19・20両目の5両が脱線しており、19両目と最後尾の20両目が分離し30mの間隔で停車していた。更に同踏切では約1mにわたってレールが破断しており、付近には破片が散乱していた。
運輸安全委員会が現場検証をしたのち、脱線した車両をジャッキアップし戴線したりレールを交換するなどし、17日午後当該列車は八雲駅へ回送された。旅客列車は16日始発から森~長万部間で運休となり、17・18日は一部区間で代行バスも運転されたが、復旧により19日始発よりダイヤが平常に戻った。
旅客列車への影響
①16日(土曜日):特急「北斗」函館~札幌全区間運休…7往復
洞爺~札幌間運転:㊦7・11・15・19号、㊤8・12・16・20号
普通列車:全区間運休2往復、森~長万部間運休4往復
②17・18日(日・月曜日):特急「北斗」函館~札幌全区間運休…6往復
洞爺~札幌間運転:㊦3号、㊤4号
長万部~札幌間運転:㊦7・13・17・21号、㊤6・12・16・20号
普通列車:全区間運休2往復、森~長万部間運休4往復
③17・18日(日・月曜日):代行バス函館~長万部間8往復
長万部~札幌間運転の特急「北斗」4往復に連絡し、それぞれ函館~長万部間各駅停車タイプと新函館北斗駅のみ停車の快速タイプの1本が設定された。しかし、台数が少なく便によっては乗りこぼしが発生していた。
※画像資料:フォトライブラリー photolibrary
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