青年会との距離、一番心地よい関わり方があるんじゃないかという話
「新型コロナウィルス」の影響を受けて、
中止が決まった生長の家講習会を開催するはずだった日、
全国の青年会幹部を対象にオンラインイベントを企画してみた。
30名弱の参加者が「青年会組織のアップデート」について真剣に考える
オンラインミーティングになりました。
3月に入ってZOOMで会議をしたりイベントの主催や参加したりする機会がグッと増えた。
2020年3月
07日 全国大会企画のための下打ち合わせ
15日 オンライン座談会「役職者別座談会」
17日 オンライン行事開催講座@東京第一
18日 読書会『遅いインターネット』
19日 オンライン座談会 -ものづくりのプロに学ぶ「品質管理」-
22日 オンライン行事(誌友会)アクティブブックダイアグ
機会がグッと増えたあたりで、
オンライン行事について最近思っていることを記録しておきます。
再考「行事に参加する」
さて、話はオンライン行事(座談会)に戻る。
座談会の開催にあたり、
「お耳だけの参加でもよろしいでしょうか?」という
メッセージを多数いただいた。もちろんOKです!
子育て中のお母さんから
「お子さんが騒がしくなるから、
発言は難しいけれど、参加させて欲しい!」とのこと
最近、おすすめされた『遅いインターネット』のこんな一文を思い出す。
インターネットとは、個人が自分で程よい進入角度と距離感を調整できるメディアであった。
『遅いインターネット』宇野常寛・著
開催されるはずだった「生長の家講習会」はいうまでもなく
物理的に集まるオフライン行事。
参加するかしないか
ゼロかイチかしかコミットする方法がない。
だけど、オンラインだったら、
* 時間作って、行事に参加して自分の意見を語るのもあり
* 電車で移動しながら、耳だけ参加して聞いてるのもあり
* あとで公開された動画を倍速再生して観るのもあり
* 当日は参加できないけど、今回のテーマについて思っていることを書いて伝えるのもあり
* 開催方法について「こうしたら参加しやすいかも」とこっそりフィードバックするのもあり
きっとまだまだあるんだよね、行事に参加する方法が。
いや、違う。
私たちが今やろうとしているのは1回のオンライン行事ではなく、
「青年会1.0」のアップデート!
もちろんその先は青年会ヴィジョンに近づく組織になること
だから「どうすればこの想いにコミットできるか?」と
考えて「お耳だけの参加でもいいですか?」とメッセージをくれたことが嬉しい。
だから、時間を使って役職の課題を考えてテキストで送ってくれたことに心打たれる。
オンライン行事かオフライン行事か
青年会幹部であれば、講習会にドキドキしてお誘いした人が
参加するか、しないかで一喜一憂した経験はあると思う。
しかし1人の人が参加するかしないかは二元論のように単純ではない。
参加したい気持ちもある。
応援したい想いもある。
けれど、今回のように環境がそれを許さない時だってある。
だから、あらゆる行事について
「協力したい。参加したい」という純粋な想いを
表現する場を作るのが主催者の新しい役割なのではないかと内省する。
こうやって、オンライン行事を持ち上げると
「オフライン行事不要論」を唱えているようだけれど、
オンライン行事で時間を有効に使うからこそ、
オフライン行事で集まる温度や体温がありがたく感じることがあるのだと思う。
「自分の物語」を生きたい
”一人ひとりが主人公”とは自分が「自分の物語」を生きているということ
私たちがではなく、私が。
私たちがではなく、あなたが。
言葉にすると当たり前の話ですね。
前出の『遅いインターネット』から次の言葉を引用して締め括りたい。
商品の消費とは誰かの作り上げた物を所有し、身につけることだ。それは一見「自分の物語」であるようでいて、まだまだ「他人の物語」の領域に留まる行為だったのだ。
『遅いインターネット』宇野常寛・著
商品の消費(「他人の物語」)=オフライン行事に参加する
(と、表現すると怒られるだろうか。)
だとすれば、オンライン行事によって多様化したコミットの形は
自分にとって一番心地よい青年会との進入角度と距離感を考えるのに必要な、
ゼロかイチ以上の豊な選択肢をもたらすのではないか。
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