アルパカ博士になろう!(ぷちアルパカ講座ーちびっこ向け)
ここ、アルパカ・パカには
2頭のアルパカが過ごしています。
チョコレート色のアルパカさんは
ハリーくん。5歳の男の子です。
ミルク色のアルパカさんは
ラバンくん。4歳の男の子です。
アルパカさんは何科の動物だと思いますか?
アルパカさんはラクダの仲間です。
首が長いところ、座る時の姿勢がよく似ています。
ラクダに比べるとアルパカさんの方がウンと小さいけれど。
アルパカたちは
群れで暮らしています。
仲間と一緒に暮らしているので
1頭だけで飼育するのは少かわいそうです。
アルパカはアンデス山脈で暮らしています。
標高3500メートル以上(富士山より高いところ)にいます。
標高が高いので、木はあまりなく、草と岩のある場所です。
そして野生ではなく家畜として飼育され
ペルーの人たちの生活を支えています。
アルパカの大きさは飼育環境や個体によって異なりますが
体長(頭からお尻の長さ)は120センチから140センチくらい。
体高(背中までの高さ)は90センチくらいでしょうか。。。
ここのハリーとラバンは大きいアルパカさんになってしまいました(><)
アルパカさんの食べ物はなーんだ?
アルパカさんは草を食べる草食動物です。
アメリカから届いた干し草が主食です。
チモシーというイネ科の草と
ルーサンというマメ科の草が食べます。
朝と夕方の2回ご飯の時間があります。
ご飯の時間以外にも草が食べられるように
ご飯箱にチモシーを入れておきます。
お散歩のときに生草も食べます。
匂いで好きな草を見分けて好きな草だけべます。
たんぽぽやクローバーが好きです。
3つの胃があり、反芻(はんすう)をする動物です
反芻(はんすう)は羊や牛、鹿も行います。
ご飯の時間に食べた草をまず第1の胃に入れます。
食後落ち着いた時間に、反芻が始まります。
第1の胃から口に草を戻し、咀嚼して第2の胃に戻します。
第3の胃を通って腸に流します。
反芻のときによく見ていると
首がぽこんとして草が通過しているのがわかります。
アルパカの反芻の動きはとてもかわいくて
口を左右に動かすのが特徴です。
右、左、右、左とリズムよく動く様子はずっと見て入られます。
他の反芻動物は片方だけに動くので(左、左、左、左、みたいな)
左右に動くアルパカの反芻が特に可愛く見えます♡
アルパカの性格は・・・
●臆病
●好奇心旺盛!
●綺麗好き(トイレは決まったところにします)
臆病でストレスを溜めやすいところがあるので
全力で守ってあげたくなります♡
その他、個体で全然違う個性があるのも魅力です。
ひとりひとり違っていいんだよ。そのままでいいんだよ。誰と比べなくてもいいんだよ。って教えてくれているように感じます♡
アルパカは暑いのが苦手です。
夏になる前に毛刈りを行います。
夏は、プール、扇風機、エアコン、送風機、などで涼しく過ごします。
アルパカの毛は1本1本がとても細くて柔らかいです。
その1本の中に、細いストローのような空洞があります。
そこに暖かい空気をためこみ保温性に優れています。
毛は毛糸にして、セーターや手袋、マフラーなどなります。
「アルパカさんはつばを吐く」と怖がったり嫌がったりする言葉を聞く機会が多いです。
とても悲しい気持ちになります。
犬は嫌なことがあるとワンワン吠えることができます。
猫は、シャーっと毛を逆立てたり猫パンチでひっかくことができます。
人間だって吠えるように話すことも、パンチしちゃうこともあるかもです。
アルパカさんはそれができなくて「ペッペ」をするだけなのです。
そう思うと、ペッペくらい可愛い行動ですよね。
相手を傷つけることはないのですから。
ツバと言いますが実際には、胃液です。
草を食べた直後は、草も一緒にでてくることがあります。
逆に草を食べてから時間がたっていると空砲で何も出てこない時もあります。
嫌なことを溜め込んでずっと我慢しているより
ペッペして素直に吐き出してーーー!っと思いますが
嫌なことがないような環境を作ってあげることが私たち飼育員の仕事です。
アルパカさんの鳴き声はとってもかわいいんです。
「ふーん」「ふーん」と小さな声で鳴きます。
その時によってないている理由が違うのでそこから気持ちを読み取ります。
ストレスに感じて「早くお家に帰りたいよー」って時もあるし、
トイレのない場所にいて「トイレ行きたいよー」って時もあります。
甘えて「おやつちょーだーい!」って時は甘えた声になります。
たくさんアルパカのことを知ってくれたかな?
ハリーとラバンの個性あふれる生活はyoutubeでも紹介しています。
お時間ある時に見てみてパカ。
そして、アルパカ・パカにハリーとラバンに会いに来てパカ♡