一歩踏み込む勇気
あまり気付かないことだけど、人との出会いは実は日常の中に結構あると思う
特に一日の大半を過ごす会社でも新しい出会いはあるものだ
職場の違う部署の人、取引先の人、定期的に来る業者の人、同じビルやフロアの別会社の人
何度か顔を合わせていると、そのうちにプライベートの話もする仲になる人もいる
趣味とか家族構成など身の回りのことも結構話すようになる
月日が経つと気が合いそうな人もわかってくる
自然な会話ができて、話も弾む
いつも短時間しか話せないけれど、もっと時間があったらこの人とはいろいろ話せそうだ
そう思うけれど、その先に一歩踏み込む勇気がない
昔で言うなら、ちょっとお茶でもしない?のお誘いだ
飲みに行かない?でもいいし、ご飯食べに行かない?でもいい
もっといろいろ話をしてみたい、きっと話が合うし楽しそうだ
しかし、
「相手に迷惑かな・・」
「困らせてしまったら申し訳ない」
と、二の足を踏んでしまう
同性に対してがそんな感じだから、異性はもってのほかだ
ハラスメントに敏感で厳しい時代ゆえに気軽には誘えない
単純に楽しいからいろいろ話してみたい人だな、と思ってもセクハラやパワハラと受け止められる可能性は大いにある
結局、当たり障りのない話題に終始することも多いが、それがいいのかもしれない
あくまで顔見知りの人であって、世間話程度の軽い付き合いがちょうどいい
こちらは仲良くなりたくても、きっと相手はそこまで思っていないだろう
一歩踏み込みたい気持ちと、自制心の狭間で葛藤する気持ちにモヤモヤしてしまう