【モダン】ウルトラスーパーデラックスガイド/ヨーグモスΦ解体新書・ヨーグモス医院ガイド
前提と前書き
■更新履歴 (修正入れ次第適宜更新)
2023年12月5日執筆開始→12月9日記事公開→12月13日前書き部分修正
更新予定
2024年2月(予定):カルロフ邸殺人事件でのアップデートの追加修正
(下記の構築でのコンボ紹介とルート、戦略について追記予定)
あと動画での解説
本文に入る前に
2023年12月5日(火) 禁止改訂発表
モダン環境に激震が走る
上記日程にて更新された禁止改訂および追加エキスパンションでの各種アップデート(主に《オークの弓使い》+《アガサの魂の大釜》)に伴い記事の大規模アップデートを行います。
執筆済みの記事の統合と情報のアップデート+過去の情報のアーカイブ化を実施。SEOの観点から前回記事解体新書をアップデートするのがベストなのはわかっていますが、当時の記録として残したいという気持ちと今回から新しい環境ということも含めてヨーグモス医院/ヨーグモスコードについて紹介を改めて執筆します。
「この記事さえ読めばモダンのヨーグモスコードを理解できる」という記事になるように基本的には本記事を随時更新予定。リストや採用カードが大きく変わった際はその時に考えます。今回はMOが無いなかでも可能な限り動画でテクニック紹介していきます。また一部を有料記事にします。(すまん書くのも大変なんや)無料部分は大体8,000文字くらい。
とはいえ私みたいな節約系諸兄におかれましては下記に紹介する過去のヨーグモスコードの記事3本でこの記事全体の6割くらいはあるのでぜひ読んでみてください。
当記事は「情報のアプデ」「内容の推敲」をしたうえで再構成と各種追記した内容になります。
どんな人に読んでもらいたいか
本記事はモダン環境で遊ぶ人すべてに見てもらうことを前提に執筆します。MH1でのアーキタイプ成立からずっと使用していた経験値、思考等々全部ここに載せます。ただし結局は練習量が必要になります。本来練習する中で見つけて覚えるであろう様々なパターンを当記事で覚えてもらって時間を効率よく使ってもらいたいと考えています。
初心者の方にはどんなデッキ・どういうゲームをするデッキなのかを読んでもらいたいです。
目次の■マークで印をつけた「アーキタイプ解説、どんなデッキなのか」といった概略から採用カード紹介等の解説と紹介、簡単な動かし方を中心に読んでもらえる良いです。。中・上級者の方には実際のゲームを想定した内容を読んでもらえたらと思っています。
目次の◇を付けた私がこれまで「使用した/対戦した時に気を付けるべき点」をトピックス全体の裏テーマとしつつ、ギミック紹介、マッチアップ評価、サイドボードの考え方などケーススタディを中心に記載しています。大会によく出るようになったプレイヤーさんにもお勧めできます。
※〇についてはヨーグモスコードを使用する人が主にうれしい経験値的な話になります。
なお執筆時期の2023年12月は禁止改訂による「ヨーグモスコード強いんじゃないか」のうわさやまたMMMや年明けにはサイクル2のエリア予選もありデッキの理解をしたい方もいらっしゃると思います。そんなあなたはぜひ一度読んでみてください。
これまでの記事紹介
これまで記事たちをここで紹介します。先述の通り、これらを読めば当記事の6割くらいは読めるのでよろしければこちらを活用ください。
また各記事に当時のエッセンスも交えつつ拝読いただけましたらと思います。
なお本記事がそれらを超えることを期待して執筆を進めます。
自己紹介
はじめましての方ははじめまして、仲良くさせてもらっている人はいつもありがとうございます。
クリーチャーコンボしか使えない人、あるぱかです。今回は私の紹介からさせていただきます。
個人的には自己紹介から始まること自体普段あまり好かないのですが、今回この内容から入ったのは「記事書くのはいいけどお前ナニモンなん」「その記事の信ぴょう性は」という点で自己紹介からとさせていただきます。ですので「私のことを知っている人」「ええから早く解説しろ」という方は読み飛ばしてください。
現在東京を中心にマジック:ザ・ギャザリング(以降めんどくさいのでマジック)をプレイしており、仕事終わりに晴れる屋さんを中心に「トーナメントセンター東京」か「秋葉原店」「渋谷店」「吉祥寺店」にお邪魔しています。
MOはやっておらず、対面のプレイが好きなのもあり、基本的なテーブルトッププレイヤーになります。よく大会に出て遊んでるプレイヤー。あとお酒の席と宴が好き。
直近のスコアとしては使用デッキがヨーグモス医院(ヨーグモスコード)で晴れる屋さん第25回モダン神挑戦者決定戦で準優勝。またMH1から回していたので拙筆ながら解説をさせていただきます。プロじゃなくても200人手前規模の大会でこのスコアなら書いてもええでしょう。なにとぞです。
目次
構成は下記の目次と補足を参照ください。
※補足:タイトルの記号について
■デッキを理解したい人への情報が中心
◇大会に出るようになった人への情報が中心
〇経験値の話を多く含んだヨーグモスコードを使用する人への情報が中心
私のヨーグモスコードのすべてをここに出力します。お手数ですが必要な情報を適宜拾って下さい。
それではよろしくお願いいたします。
■【アーキタイプ解説】ヨーグモスコードとは
簡単に紹介するなら緑と黒の生物カードをベースに 《スランの医師、ヨーグモス》を軸にしたクリーチャーコンボデッキです。
《喜ぶハーフリング》や《下賤の教主》《根の壁》などマナクリーチャーから生物を盤面に展開、《若き狼》《絡み根の霊》などの不死生物や《オークの弓使い》《飢餓の潮流、グリスト》で盤面をより強固に固めます。
減った手札は《スランの医師、ヨーグモス》の起動型能力で補充し、ボードアドバンテージとハンドアドバンテージを獲得しながら、相手のライフを詰めるorコンボで勝つ、というデッキになります。
ゲームプランとしては
①コンボの成立
②各種アドバンテージ獲得
ボートアドバンテージの獲得:−1/-1カウンターでの制圧
ハンドアドバンテージの獲得:生物を生贄にしてのドロー能力
③不死生物を中心にライフを詰める
のプランを適宜スイッチしながら戦うデッキになります。
なので「コンボに振り切ったコンボデッキではない」という認識で捉えていただけるとこのデッキの構造理解はよりしやすくなると思います。
①コンボの成立に関しては「基本ギミック紹介」「アガサの魂の大釜ギミック紹介」で解説します。
大枠として
・クリーチャー主体の非コンボ系デッキ(ビートダウンなど)にはヨーグモスを始めとした盤面制圧力が高いカードでの除去や不死生物等のチャンプブロックで時間稼ぎつつ盤面を抑え込むゲーム展開で有利
・一方土地コンボ系デッキには干渉がしづらいうえに速度差によって不利
というデッキであり、さらにはスタックのルール概念や《召喚の調べ》などを活用など知識を総動員して相手の動きに対して自分の動きを合わせて勝つ、そんなデッキになります。
■採用カード紹介
役割が近いカードでまとめながら紹介します。
※2023年12月段階の採用枚数
マナクリーチャー
コンボパーツ(ドレインルート)
黒緑ミッドレンジプラン
デッキのエンジン
サーチカード
そのほかシルバーバレット
土地について
基本的には合計21-22枚での運用が多いです。20枚の時代もありましたが、環境がミッドレンジに寄ってきているため安定するように土地枚数は22枚が良いと考えています。
以上が最近の定番リストに入っているカードたちの役割別カード紹介でした。
■基本ギミック紹介
この項目では主に解体約図の情報を再編集しつつ、動画等で分かりやすくしています。
基本形:ヨーグモス不死ドロー
さてここではヨーグモスコードの基本形になるギミックのご紹介です。
文字での説明が大変ですので図式と映像で説明します。
この状態の横に《血の芸術家》or《ズーラポートの殺し屋》を隣に添えることで一連の動きの横に相手のみライフルーズを押し付けて勝つことを目指す形がヨーグモスコードコンボプランの基本系となります。
基本的な挙動は下記です。
基本形:不死ドレインコンボ
このルートに入る時は自分のライフが2までと覚えておきましょう。(残り1だと「ヨーグモス起動あ、死にました」が起こります)
※昔言われていた「ヨーグモスコードのコンボは自分より相手のライフ少ないと負ける」と言われる部分は1枚が今回紹介していない《ゲラルフの伝書使》を含む不死生物2枚パッケージでのコンボを指します。昔はコンボルートとして紹介していましたが、ゲラルフは当分採用されないので簡単に紹介だけしておきます。
〇ゲームの基本的な動かし方(ここまで無料)
理想的なハンドと実際のゲームの組み立て方
さて、先ほどまとめた①~⑤のゲームプランを理想的な初手を準備して説明します。ここはごめんなさい、考えていることと説明を反映するために追って動画にします。それまではテキストでご理解ください。
実際にやってみましょう。
では動き方を図で見ていきます。
①各種マナクリーチャーによるマナ加速
②不死クリーチャーなどの生物展開
③,④《スランの医師、ヨーグモス》によるボードコントロール獲得
このように動くと3ターン目終了段階で下記の盤面になっています。
(相手からの妨害なし前提)
この状況では
「とりあえず絡み根の霊をコストにして1ペイ1ドロー」
「ヨーグモスに除去が飛んできたら自分の生物をコストにしてドローができる」
「フェッチから《ドライアドの東屋》を引っ張ってきてドローが可能」
それぞれのシチュエーションに合わせて対応できる状況が作り出せます。
そして見落とせないポイントとして
手札に《召喚の調べ》or《若き狼》があれば「基本形:ヨーグモス不死ドローモード」を完成させることができます。
土地から緑マナで《若き狼》キャストした場合
《召喚の調べ》X=1から《若き狼》出した場合
慣れないうちはまずこの「基本形:ヨーグモス不死ドローモード」が作り出せるように流れを作っていくことを意識していきましょう。
基本形:ヨーグモス不死ドロールート最速の必殺技
長くなりましたが最後に最速キルスピードの一つである「必殺技」をご紹介。理想的な初手と途中のドローで《若き狼》さえ引ければ「(実質)3ターンキル」ハンドになります。
下記に図解します。
土地から緑マナで《若き狼》キャスト後
自分にライフさえあれば《若き狼》キャストした後ハンドがなくてもこの実質3キルルートを目指せます。
「基本形:ヨーグモス不死ドロー」でライフをドローに変換し、《召喚の調べ》を探しに行くことで、アップキープに「基本形:不死ドレインコンボ」に移行、勝利という形です。
最低限のヨーグモスコードというデッキを理解をするための基本情報は以上です。
ここからの記事では追加戦力である《アガサの魂の大釜》を使用したギミック紹介からそれらを最大限活用するためのゲームプランの立て方、サイドボード、マッチアップ評価とより実践にフォーカスして紹介していきます。
ぜひ購入していただけましたと思います。
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