2024J1第35節札幌vsC大阪の感想
勝てた試合を勝ちきれない辺りが残酷な札幌の現状（今のペースを年間通せてれば何の問題もないんだけど、y=ax+bのbが低すぎるのでこの結果がヤバいというつらみ）
勝たなければいかん試合（※全試合）を「落とした」と言える。85分に追いつかれてしまった。ようやっとるけど試合結果は大変に厳しい。
前節、名古屋相手にランゲラックの豊田スタジアムラストゲームのセレモニーをブチ壊す、18年前ぐらいだったと思うけど、横浜FCのトゥイードが退団するんでラストゲームですよみたいな時に曽田さんがロスタイム直前にドリリングヘッドしたアレ（多分前の試合の感想にも書いてるけど何回でも言うからね。加齢してるから。同じ話何回でもするから）を思い出す勝利でした。
その余勢でもって「何も掛かってない、そこまで悪くない監督の退任が決まっているという意味では札幌のご同輩（スタメンに札幌関係者が3人いるんで3割札幌）と言っていいかも知れないそんなｾｯﾚｿ」相手の試合でございました。果たして。
前半
「残留するには勝つしかない札幌」と「別に何もかかってないけど試合はやってくるしファンは見に来るセレッソ」のモチベーションの違いなのか、札幌はそれなりにゴリゴリどうにかしようとするし、セレッソはリスクかけずまぁゴージャスな前目の選手でなんとかできれば……感で来ているように見えました。なんというか、モチベ的に不均衡……
札幌は自陣に押し込まれた展開からピッチ斜めにドーンとパスが出て菅。そこから駒井に渡り相手ペナぐらいで少しモチョモチョしたと思ったら怪盗青木ルパンが縦に抜けていき、あんまりにもセクシーなフェイクから極薄ゴール。0.01mm。着けない奴は挨拶出来ないのと同じですよ（cv.男優）
角度が薄いのもそうなんですけど、その前にワンフェイク入れてしっかりGKをコカしてるあたりが素晴らしかったですね。薄い、それ故、あったかい。感じる青木の誠意。
先制。
その後、更に何回か惜しいチャンスはあったけども、セレッソの選手も守る事にかけてはちゃんとしており、最後に身体を投げ出して防ぐという感じ。札幌は確実さを求めてるのか、取り敢えず打っちまう。をやっぱり出来ないお年頃。言うてる場合か。もっと打て。
あれやこれやと（それカードぉ？というのもあったようには見えたが、まぁ一番近くの審判がそうしてるし、しゃーない）3枚カードを貰ってリードは1点のみというちょーっと嫌な前半の終わりでございました。
後半
何とかもう一点！なんですが、セレッソはカピシャーバ（声に出して言いたい選手名No.1）を入れてからボンボコ札幌に攻め入ります。やめて。
「ドリブルで運べる奴が一番怖い」を地でいき、結局札幌を押し込み腰を引かせることに物凄く成功します。ホントにやめろ。
決定打が出ないけれども札幌は前後分断が大変に顕著になり、浅野の投入で「オープンスペースを狙う奴」が入った事で多少は持ち直しましたが、せっかくボールが入ってもなかなか打たないなど過程の迫力は見せられても、根源的には怖くなく、セレッソを引かせることが出来ませんでした。
大﨑に替えて宮澤、駒井近藤に替えて荒野中村とそれなりに意図を感じる交代をしましたが、特に駒井がいなくなったことで前後分断が決定的になり、押し込まれまくりマクリスティ状態。あぶねー位置でのファウル、FK、蹴るけどほとんど時間を作れない。みたいな感じ。
そんな中、右から攻めたいところでよりによって田中にボールを取られ、一気呵成に前進。ファウル気味に止めにいったがアドバンテージで流され、よりによって田中からの美しいパスで柴山に渡り、エリア内での綺麗なシュートを許し、どうにか菅野選手が弾くも山﨑選手に押し込まれました。無念！
交代して入ってきた選手が何かを変えたセレッソと、交代して入った選手が特段ゲームを変えるに至らなかった札幌（入った選手が悪いというよりは、駒井を替えた事で前後が繋がらなくなったのが確定してしまった感じ）の試合は１－１のドロー。
札幌はただでさえ切り落とされた首の髪の毛掴んで振り回していたという状況から、その首が最近頭髪に自信ナシニキになってきたみたいな辛い状況に更に追い込まれるのでありました。きっついのう。
書き忘れの試合後思ったこと追記
（試合後、目の前でやってる選手は全力だし、交代を残しての息切れ引き分けに思うところが無いわけではないけどそれは選手のせいじゃないし、そもそも今の勝ち点状況に導いたのは選手でもコーチ監督でもなく会社な訳で選手に伝えるべきことなどというのはない。などなど色んな感情があり、特段何も言えなかったというのはある。こうしたシーズンにおいてピッチと客席が最低限でも相当離れてしまうドームというのは辛い。気持ちが伝わらない。言葉で伝えるのが真っ当なのだがそれが最良ではない時もある。この日の終わりはそういうやるせない雰囲気があった。と思う。荒野が三つ！と示したのはそれはそう。素晴らしいと思う。それしか打つ手はないと思う。なんともつらい試合後だった）
で、そうしたしんどみというか、なんともやるせないアトモス漂うところにヘコヘコ目の前まで来たのが敵の３人（プラス１名：素で気づいてなかった）。賛否のうち否を言うと心が狭いとか言われるけど、俺はこんなんそもそも別にせんでええというか、「それ（元所属の、よりによってゴール裏に挨拶的な行為をする）をやって許される、許容される選手というのは物凄く限られるよね～」って思っております。（今までで一番「おお……（よいね）」と思ったのは、ハーフウェイラインあたりで挨拶してた鹿島か神戸か浦和所属時の西大伍選手）
セ軍移籍ユニットへの所感
ルの字
（ルーカスがボールを持つのは確かに怖いのだけど、平たくいうとセルフィッシュなプレーに終始してるように見えて、自分のドリブルから味方を交えてどう崩すという絵図があんまり見えない感じで、最悪適当に前塞いで横スラさせとけばええかなという感じで対応可能だったと思います。しかしながら、劣化とかでなく、札幌の頃のプレー選択とあまり変わってはおらんようにも見えて、その、「まるで成長していない……！」という雰囲気もまぁ感じました。成長せず今より高額が貰えるなら移籍するよねというのはそれはそうで、あの、まぁそういう事です：薄給で使い潰す方が悪いんや……つれぇなぁ。大阪の空気を吸えば高く飛ぶって事はないんだけども、少なくとも給料は上がるから……）
田の字
（似たような事は惜しまれつつセ軍移籍をした田中にも言えて、何でも出来るが故に便利遣いされて、ボランチで上を目指したいんや！という望みはバウンドしたハイボールをヘディングで外に出すその姿の中にしっかりと見出したで！中盤とセンターバック真ん中という「2020年デビュー組に転生した宮澤裕樹」として早期から便利遣いされまくってる様子を見て、ああ、やっぱりちゃんと使える監督の下で試合をする事に対して、適正な給与を与えられなかった札幌が悪いんだよな。結果田中をスポイルしてしまった……みたいな罪悪感を感じたり：とはいえ同点弾に繋がるところではボールをカットし、そして上手く柴山に出したり、ちゃんとやってました。悔しい）
進の字
（その田中に押し出される形で一足先にセ軍に行ってた進藤は今ちゃんと試合に出てて偉い。良くも悪くも印象に残らない、審判だったら優秀な感じの選手になった……んじゃないかな。しかし素っ頓狂な事をしなくても「普通のプレーで質を出せば喜んでもらえるところ」で札幌時代より高給を頂けるのであれば、それはやっぱり素っ頓狂な事をしてくれてたのにまともなお金を出せない札幌が悪いのです。悔しいなぁ）
だけど ゆうべどこかの金持ちの男と 街（SAPPORO）を出て行った
※MONEYと言えば「ｱ゛ｧ゛ｰｰｰ！！！」というシャウトですが、実は2番の「愛してる愛してるもっともっと」と喘いでた女が金持ちの男と出て行っても発生はしてなくて、「父親の代わりに油に塗れて弟（俺）を育ててる兄貴が、自分の夢を俺（弟）に背負わせていて…あの、しんどい」と思うと出るのです。だからいなくなった選手でｱ゛ｧ゛ｰｰｰ！！！！してはいかんのです。札幌の男なら寧ろJ.Boyしていけ（言葉の意味はわからんが凄い自信だ）
show me your way J.Boy……！
山下
あ、マジで山下忘れてた。すまん。
（現地で試合後に図々しくもゴール裏の方に来てた3人に紛れていたのすら気づいておらず、スタッフの一人ぐらいに思ってたんだよね。あの、ドームってさ、客席とピッチ遠いじゃん？しゃーないよね）
山下さんについては2012年直前に「"自分を捨てたセの字"が忘れられず帰る」という謎メンヘラムーヴをかましていたので、そもそも札幌との縁は無かったのかも知れませんが、その後のプレーぶりを見てると、うん、あそこでは成長しないのだろうな。というのを感じたのを覚えてます。
それでもまぁ、なんか変な言い訳（成長のために環境を～ とか、そういうクソどうでもいい事言う選手の多い事多い事。ファン心理を慮るなら黙って移籍しろ。自己愛で思ってもねぇ事言うな。ちゃんと「お金がもらえるのでセレッソに移籍します」って言え）をせず「セレッソは（俺には信じられないが山下本人にとっては、前年オフに捨てられたとは言え初めてを捧げたという意味において）特別なクラブ」というとんでもなくズコーーーッッッ！！！な理由を恥じる事無くちゃんと言って全札幌民を呆れさせた（んじゃねーかな。知らんけど）という意味において立派な選手でした。
お疲れさまでした。
2011年、河合選手とコンビを組み、独り立ちして、櫛引や奈良としっかり2センターとして戦ってたのは心強かったし、試合をする度良くなっていく山下を見るのは好きだったよ。本当にお疲れ様。（その年以外の事は知りません）
選手短評だ！
菅野：ホンマおらんかったら負けてた。あの距離でシュート打たれて、それが決まらなかっただけで儲けですよ。
髙尾：今季絶望なタイミングに見えた肉離れから戻って来て、札幌に安定をもたらしてくれた。後半一度めっちゃ上がって来て、存外大チャンスだったんだけども、急に自身のおかれた状況に気づいたのか尻すぼみにｗかわいいかよ。
岡村：髙尾岡村ミンギュという最初からこれであれば何の問題もなくボトムハーフかトップハーフかを争ってたと思うと気の毒でしょうがない。最近あんまりコーナーで触ったり出来なくて寂しい。
ミンギュ：例によって最高なのであるが、同点にされた場面では左脚警戒からあっさり外されてシュートを許す。でも縦に行かれても終わってたからね。責める気にはならない。来年いてくれたら本当に嬉しい。
近藤：何度も相手を脅かすが、特段リスクをかけてこない相手にちょっと大変そうだった。
大﨑：数的優位を作りやすいので人の間を通して前にボールをわたすのを狙い勝ちなんだけど、この試合では恐らく狙われてましたね…
馬場：前半にカードを貰ってしまい、それ故早めの交代をされる。これが無きゃ結果はもしかしたら、とは思いました。現状の札幌ではすっかりボランチです。
菅：左でキャノン、右でもキャノン。最後のアレが入ってたら昇天でしたが、そううまくはいかんものよ……悔しい！
駒井：やっぱり今は駒井のチームで、駒井が交代するまでに2点差つけてる事が大事だと思います。先制点は意図せざるアシストではありますが、ペナ内でも落ち着いてボールを持てるのが凄い。
青木：先制点は見事なボール回収からテクいフェイクでジンヒョンをコカして薄いところに流し込む。怪盗青木三世でした。素晴らしい。
鈴木：身体が強く、また推進力もあるが、この日は結構消されてたように見えました。これはセ軍がちゃんと消してたという感じだと思う。監督の信頼は絶大で、ゴニに替えるかな～？と思っても替えられなかった。消されると（札幌が）辛いですね。
児玉：出番なし
中村：左ＣＢとして交代in。特段目立つ感じもなく。ちゃんとした相手にはあまり桐耶の理不尽（やたら早い素走りと運ぶドリブル）が通用しないｗ
宮澤：交代で入りボランチとして頑張る。一瞬落ち着ける事が出来たが、効能は短かった。これはセ軍が良かったという事だと思う。
浅野：何度か右の中間レーンから裏を狙って押し込むもシュートまでいけない。復帰初戦でキレキレを祈るのもアレだけど、もうちょい無責任に早めのタイミングで打って欲しかった。でも浅野が帰って来たのはいい事。スパチョーク、青木、浅野は札幌のトリデンテなので……
荒野：交代で入ってボランチ。交代意図はよくわかったが、相手の勢いを殺して札幌に持ってこれるほどにはならず。
キムゴンヒ：出番なし（最終盤で武蔵に替えて入れても良かったと思う。でも入れ替えしてもなぁという判断もわかる。だから難しかった。とにかく足が綺麗）
白井：出番なし（ゴニとの二択ではあるが、入れても良かったような）
奥にあるのはプリパラかるた。買ったけどもったいなくて開けられない…ｗ
次節以降に向けて
これで勝ち点33
残り試合3
最大勝ち点42
自力はとうの昔に消えており、残留マジックの相手は新潟（残り4試合勝ち点40）と柏（残り3試合勝ち点39）。磐田も居ますが考えてもしゃーない（「磐田を抜けないけど新潟と柏を同時に抜く」というのはほぼあの、ないだろ！！！：あったら嬉しいよ？）として、
新潟に対して降格マジック３（新潟が勝ち点を得ると得た分だけ減り、札幌が最大獲得可能勝ち点から勝ち点を失うと、失った分だけ減る）
柏に対して降格マジック４
※両軍と札幌は得失点差でも結構離れているんですが、例えば新潟相手に残留をすると仮定する場合（仮定するしかないので、します）あと４敗する訳で、最低でも-18でフィニッシュします。
んで、札幌が全部勝つなら最低でも-17になるんで、ひっくり返ると（札幌3連勝に対して新潟が勝ち点揃う場合は引き分け2なので-16。その場合は辛いが札幌そこは頑張れ）
柏は最終節までに勝ち点41以下で来てさえくれれば、札幌と直接があるのでそこで自力残留の目が出てるかも知れません。得失点差は結構離れてるんで、勝ち点40残留の場合は柏の負け方と札幌の勝ち方勝負になって、それは分が悪すぎるのであるとすれば「3連勝目で勝ち点を直接捲る」になるでしょう（なるとしたら、の話だけど、その話をするしかないので、そうしてます）
何にせよ、今回の引き分けで、いよいよ、いよいよしてきました。伝われ。
3連勝して、それでだめならそれはそう。
5戦して2勝2分1敗で来てる札幌、なんかね、ポポポンといけねーもんかな。行ってほしいな。
しんどい状況にある選手や現場は、マジで戦ってますよ。ホントに。
だから、報われて欲しい。
サッカーの内容については、リーグでこういう状況で、最後のところで余裕がなくなると挽回できなくなる（でもシーズン序盤みたいに決壊まではしてない）みたいなもんが出てるだけで、もう普通の強さはあると思います。
勝ち負け結果というサイコロの出目要求は厳しさ100％ですが、わかんねーじゃんね。3回良い目が出る事だけ願って、日々過ごしていましょう。
札幌以外のクラブ全員負けろ。
人を呪わば穴2つだぁ？
分かった風な口きいてんじゃねぇ～！！！！うるせ～～～！！！知らね～～！！！順位表の降格ライン以下の水域の汚濁っぷりを味わって尚それが言えるか～！！！！どうせ言えへんやろ～！！！言ったところで聞こえね～～！！！！安全圏から発言するお前の言葉は誰の耳にも届かね～～～！！！！死を賭せ！！！賭さんでいい。サッカーってゲームだから。人生において死んでもいいと言える娯楽があるのは豊か～！！！！それは喜ばしい事でもあるがフットボールは呪い～～～！！皆嬉々として、どこか陰鬱な歓びに自らを浸している～～！！退廃的な感覚なくサッカーの事喋るの好きじゃない～～～！！！ところで今札幌がいる水域は大変に汚濁してるけど元の濁りの田沼（≒J2）、マジ恋しくね～！～！！！！嫌だ～～～～！！！！白河の清きに魚も棲み飽きてぇ～～～！！！！あきれるほど恋したい～～～！じゃない？恋。ねぇ？初雪降ったって言って。寒い中さぁ、べしゃべしゃの雪の中歩くの、ホントは嫌だけど、繋いだ手はあったかくてさぁ、「もっときゅっきゅする雪の方が好きだな」って暗にそれぐらい雪が締まってくる時期（概ね1月2月）も一緒にいたいね的な雰囲気のワードを私が言ったら立田くんはぶっきらぼうに「そうだね」って……
ってなんで立田くんが？
本当の本当に終わり
恋をしよう。
白い恋人～♪
タイトル画像はセレッソ戦引き分けのショックで飲酒をして（※予定されてた飲み会です）、帰りに山岡家ブチかました写真。人気ありますねぇ。
この試合の日のひみつのアイプリ！は大変凄い話で、
一番星を目指す（アイカツスターズかな？）真実夜チィちゃんの過去、一番星を目指す理由、過去にあった別れ、友の助けによる開眼、目を逸らしていた死を受け容れる。というもので、俺は涙で目を腫らしながら当日の試合会場に入ってました。
1週間しか見れないと思うけど、まぁ見てくれ…（サムネ右上のチィちゃんのドヤ顔ドヤポーズ、ホントにかわいいなぁ）
～ENDE～
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