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(最下部に2回目見た後の追記あり #高田馬場ジョージ を通じて改めてキンプリ世界を俯瞰する)(3回目見た後のメモも追記した)KING OF PRISM dramatic PRISM1の初見メモ #kinpri #キンドラ感想
公開初日、札幌初演を見て来ました。ありがとうございました。
とにかく総じて「ぶん殴られた」ような感覚で、鑑賞後暫くふらふらと狸小路を歩き、昼飯とビール飲んで帰宅しました。すごい。すごいものを見た。
#サツゲキ さん、ありがとうございました。
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ネタバレや感想は一切見ず、可及的速やかに劇場にいきましょう!
じゃないと、真の初見を出来ません。出来ないんだよ。
準備とか要らない。(今からプリティーシリーズ全560話以上見れる訳ないからね……)
映画は、殴られるために見に行くもの(そうじゃないのもあるけど、俺は殴ってくる映画が好き)で、多分キンプリは殴られにいくものです。
何も観ず、この文章も見るのをやめて、すぐ映画を観に行こう!
(上映時間は64分 鑑賞は1,800円です)※体感2時間半
###########ここからネタバレが含まれるので見る予定の人は見ないで
############そろそろ行くぞ!(神浜コウジ)
############ほんとに書くからな。知らんぞ。
観たものメモ
PRISM1(キンプリSSS)のテレビ中継
提供があり、何社か出ている。
はちみつのCMではちみつキッス(3人版)
SSSでシュワルツローズに取られてた相撲アプリ?のCMを不動産サイトSUMOUのCMとしてやるオバレ(SSSでもSUMOUだっけ?あれは綱取物語みたいなアプリだったと思うのだが)
中継番組本編。オープニングアクトはオバレ。
プリズムジャンプでタワマンの紹介。紹介してる建物がどう見てもシンフォニア財団。
3人に紹介されて購入を検討したくなる。
番組序盤はハイライトという事で、各人のプリズムショーが展開。
ユキ様は初手なんだけど、プリズムショーが始まったら背景がシュワーって切り替わるのが一流プリズムスタァの能力なんだよなって改めて思う。この演出があるから、背景は「そういう事か」と納得が出来る。
連獅子だ~!とかはない。俺たちは中継を見ている。
しかし、だからこそ詳細に見れて、凄く贅沢。
男子で3人目の4連続。そうなんだよ。この世代の実力No.1はユキ様なのだ……
このペースで書いてるとアレなのでかいつまむと
セリフは新録されてたりする。そのままのところもあるのかな?
凄く細かい変化が幾つかあったように思う。
ユウの「プリズムラーイブ!」が「…ラァーイブ!」になってたような……
シャッフルの名乗りも少し変わってたと思う。
高田馬場ジョージ、あれ?新カットないんか?って思ってたけど、いざとなったら、あった。凄い。
ジョージがなんていうか、舞台版のキンプリのジョージ(古谷大和さん)を逆輸入したような愛嬌の迸るステージで、凄くよかった。これは才能ですわ。
4連続に誤認するのも凄くスムーズ。プリズムジャンプは人間の認識を阻害、上書きしてエンタテインメントを提供してしまうから仕方ないね。
大和アレクのところでは中継のナレーションが黒川冷に言及。
実は観る前に嫁様と「でもこれからキンプリ0とかもあるかもね。3強の起こりからパワーホールセッション、その後仁が競技を引退するまでとか…」「聖が引退した後、引退直前ぐらいに練習で4連続にチャレンジしてみて、失敗、やっぱり足を痛めるとか…」(この辺は「足を痛めてるとルヰ君をキャッチできないのでは?」と否定されて、それはそうだなと思った)
とか話してたので、俺の期待は高まった。
アレクvsタイガで実況が入るの好き。
ギガソウルで6人分身したところで黒川冷の技だっていうの凄く優しい。
あと、アレクのショーにタイガが乱入するの、中継観てる視点だと凄く減点に納得感があるんで、アレはホントにタイガがよくないw
ところどころ挟まるCM
養蜂場の名前が虹ノ先で、プリチャン(漢字は違うが)
当然の如く繰り返されるはちみつキッス(個別×3)ヌルテカはちみつ日焼け止めクリームのCM、もうホントしょうがないw
物語上は不穏になってくるルヰ、シンくんの演技。
ルヰくんは確かに一発目のジャンプで落ちてるので結構びっくりする。でも競技中断ってこういう感じですよね。そういう感じも得られる。
このプリズムショーで、俺は菱田監督の描く愛情とか恋の感情ってすげぇなぁって思ったし、りんね型いっつも壊れてんな(というか設計が悪い)とも改めて思った。劇場で観ると解像度が上がる。ハッキリわかんだね。
順番は忘れた(ホントに忘れちゃう。初見で脳がオーバーフローしてるから!)けど、十王院グループのどっかで見たようなでっかい木のCM。
とにかく一杯やってるし、そういや十王院って現状真田~シュワルツの勢力が結構強いんだよなってのを改めて思う。とにかく何でも十王院が仕切ってるので世界中のモノは大体十王院で出来ている事が解る。
法月仁とシュワルツローズの有志の皆さん、声の数が少ない……w
シン君のショーはかなりシャイン声が強くなってるように思った。重ねてるかバランス変えたか。すごくシャインみ、斎賀さんみが強くて、確かに怖かった。観て感動、プリズムのきらめきが生まれるんじゃなくて、強引に感情を絞り出させるような演技である事が伝わってくる。自分本位。
エーデルローズ7スターズの演技で、シンくんがステージで謝罪するんだけど、泣いてる子へのクローズアップはない(中継なので)
それにより、泣いてる子はいるし、みんなが笑うかどうかは分からない。でも会場の雰囲気、そういうのでやるとなればやるし、盛り上がる事もある。全員が確実に全員救われる、笑える。というものばかりではないという現実も表現されているなぁと改めて思う(TV版は泣いてる子がプリズムラッシュからのハイファイブで笑うんだけど、みんながそうではなかろうみたいな意見も見た気がするが、でもまぁ、みんながそうではない。というのはどんなコンテンツでもそうだからね、キンプリってそこまで綺麗な物語を描くプラットフォームじゃないから…:対象年齢とそもそもの男子プリズムショーの世界観がアレですからね…)
ともあれ新たな神が顕現し、世界は終わったか知らんけどまた始まりました。という終わり。新チャンプの名乗りは中継時間の関係でな~!
エンディングで改めてプリチャン要素(じゃんけんキラッとプリチャン)
エンディング後がホントに凄かった。
##############さらに行間を挟むぞ
#########マジで映画見てから見ろ。
当然のように行われるアフターショー。
どうも十王院カケル派閥でタイムマシンを作ったらしく、過去に。
過去にって言ってもエーデルローズの7人が初めてみんなでショーをやったクリスマスショーだ。エーデルローズってディアクラウンなんだよね。減価償却。
はー、ドラマチックLOVE最高……ってなってたら、なんかようすがヘンです。
減価償却もここまで来たかという初代プリティーリズムの横浜方面のステージに輝く3人が
3強?
※ここから会場が大騒ぎというかみんな声出てしまってた
WITH?
ダークナイトメア?
マリオ!?
TrutH!?
そしてプリズム空間に降り立つ新キャラ(軽率に!新キャラを!!出すな!!!:大歓喜)
タイムパラドクスに言及してるし、これマジでどうなるんだ?
タイムマシンを取り出してしまったので、
「22世紀でハグしよう」
が作中において全くの絵空事でなくなるという菱田監督一流のキンプリベストテンのアウトロへの意趣返し。
「未来を提示して爽やかに終わりを匂わす」みたいな軟弱ではなく
「どうなるかはわからないが拳を固めて全力で打ち込む。拳の後に水は流れ込み、池を為し、命が生まれ、繁茂する」ような強さ、傲慢さ
スクリーンが終わり、照明が灯され、放心。
とんでもないものを見た。
希望とか、そういうのもあるけど、それより先に、圧倒的に「ブッ飛ばされた」
菱田監督、プリティーシリーズを、本当に全部、プリズムワールドの中に放り込んで、改めてブン投げやがった。強い。
これがどうなるかは全くわからない。わからないけど、俺は今回で終わりだと思っていた。そんな自分を恥じるばかりです。
僕、煌めきに満ちた今日、明日を、精一杯生きていきます。
という、#キンプリ #キンドラ #kinpri #kindra1の初見メモでした。
いやー、ホント凄い。ホントに凄かった。
プリティーリズム、プリパラ(アイドルタイム、アイドルランド)、プリチャン、プリマジ、アイプリ、見てる人みんなに見て欲しいです。
※終わった後、後ろの席の人が「プリマジ見ててよかった…」って言ってたのが忘れられません。
はい。そんな感じでした。
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BEER BAR THE SAPPORO STARS モユクサッポロ店
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終わりに
映画に殴られてありがとうございましたっていうのほぼDVだし、でもそれでいいと思う。映画には殴られた方がいい。劇場映画は劇場で観るように作られているので劇場で観ましょう。「シリーズを見ておいての準備」という考え方もいいとは思うのですが、いずれ踏んだり嗅がされたりするネタバレ的な印象からは逃れ得ないので、劇場に行って、可及的速やかに殴られてきましょう。映画の中身の深堀りはその後でも全然いいはずです。
応援上映も楽しいと思いますので、あと何回か見に行こうと思います。
極上体験、みんなでしていこうな。
脳の蒙を啓け!!!!
~ENDE~
(前夜の応援上映で2度目の鑑賞をした上で20250831追記:ポルプリ同時上映の奴)
◆エンディング後の一条シンモデルが橋本祥平さんにめちゃくちゃ寄ってる話
エンディング後のドラマチックLOVEの時の一条シンのモデル、完全に舞台版キンプリの橋本祥平さん要素入ってますよね……?(髪型、目つき)。舞台版キンプリも菱田さんがやっていて、高田馬場ジョージの古谷大和さん的要素といい、そちらも連れて行くぞ感が本当に凄く感じられて、卒倒しそうだった。舞台版のシンくんはマジでシンくんなのでみんな見よう。
なんならあのダンス、舞台版キンプリのそれでは……?エーデルローズのお風呂音源化キボンヌ(舞台版全部見れてるか自信がないので断言できない)
言葉として「嘘予告」みたいに言ってた時期や界隈があるけど、そんな軽い言葉で言っていい話ではないなと強く感じたし、そして「それを実現……嘘にしないかどうかは率直に観られた回数、回収したお金が物を言うのだ」という事も強く突きつけてくる。
「こちらはこれだけの『次』を想定しているぞ。やれるならやるぞ。お前らは、出来るのか?」と、切っ先を喉元に突きつけてくる。
22世紀でハグ、させてやるよ……
いや、マジで菱田さんヤバすぎます……キューン……
◆高田馬場ジョージは一条シン(或いは他の全プリズムスタァ)の対面であり法月仁で荒川静香である
んで、古谷大和さん要素を強く持つ高田馬場ジョージのライブで思ったのは、とにかくカワイイんですよね。ホントにかわいい。他のプリズムスタァが自分の表現だとすると、高田馬場ジョージはとにかく相手へのサービス。「自分の理想を表現してその姿にときめいてもらう」というよりかは、「ダイレクトにサービスして、気持ちよく、楽しくなってもらって、極上のひとときを過ごしてもらう」というイズム。徹頭徹尾アイドルの動きなんですよね。本気だジョイ……(※語尾は身体に悪いので、もしかしたらシャイン特効あるのでは?)
(劇中ではここまで徹底して観客に向いて見せてるのは高田馬場ジョージだけだし、シャイン化した一条シンは観客を無視して愛を押し付けダダ滑り。グレートチキンパワーズよろしく0キロバトルで卒倒してる。ここの対比もあるんでしょう)
そこに、トラブルがあっても動じない胆力、同じ事を何回でもやれる徹底、更には、ステージ上への闖入もそれこそ即座に取り込み、あまつさえ自分は3連続目を跳んだわけでもないのに「4連続!」と何の躊躇いもなく叫べるステージ上での柔軟性というかなんというか。
法月総裁が気に入るのも分かると言うか、やっぱりステージ上で勝つ為にやるべきことを徹底できる。そこにスタァの自我というか、イズム、エゴはなくていいとできるかなんやろなと。『特別な突き抜けを持たざるもの(十分すごいのだが)としての頂点』という点で、氷室聖、黒川冷と対比されてますよね……
その、エゴ、愛されたいというか、自分をさらしてときめかせたいと思う相手はミヨちゃん(応援はしてくれてるけど隣にいる男はジョージではなくリアル夫)だけなんだよジョージは……(法月仁は法月愛:実母がその相手なのだが、法月愛は氷室聖のプリズムショーにときめかされており、無念…そういうところも高田馬場ジョージ=法月仁になる)そうでない人達は「競技上ときめかせる加点対象」でしかない(でも、それをやるのが自分の理想。生き様そのものである!)という闇、空疎さ。そこがジョージの凄さなんだよなってのも改めて感じました。
(以下2024/09/04追記)
旧3強、アカデミー系とストリート系は80年代〜90年代のプロレスイデオロギー闘争と相似する
アカデミー系(女の子をときめかせる)の極致がジョージ、仁だとする。
アカデミー系だけど、サービスと言うよりは自分の物凄いプリズムジャンプで圧倒する氷室聖および速水ヒロ。彼らはときめかせるだけでなく屈服すらさせる。心を奪う(法月愛)
そして、黒川冷〜大和アレクサンダーの極致は香賀美タイガに乱入される前のサバイバルダンスである。※これは立木文彦さんにより黒川冷が歌ったことが確定している。
何を言いたいかと言うと、アカデミー系とストリート系はグラデーションであり、ウロボロス。互いの尻を噛み合う双極だけど通底している2つのイズムであるということ。
それは現実に際して、或いは当事者の手応えや意識により、イデオロギーの間を漂う……または、行き着いた先として互いの系に跨ってしまう。狭量なままだとそこに気付けない。
氷室聖と黒川冷が引き合ったのは、互いが自分の出来るプリズムショーの自己出発な極致を見たかったからではないか。
その頃、2人に対してその方向性で勝てない法月仁は、本来のプリズムショーの原点に目を向け、ファンをときめかせる動きに出た。
これは、全日本、新日本、UWFの対比を彷彿とさせる。全く無くはない見方だと、俺は思っている(多分菱田さんはプロレス見てたと思うので……:3強時代、山田幼年期のセッションの名前がもうそのまんま入場曲だし)
法月仁、高田馬場ジョージのそれは、自己を排した、或いは客を満足させることに全力を注いだ、王道……のプリズムショーなのではないか。
3強の中で、法月仁が王道を独占し、氷室聖、黒川冷が互いに目配せして人気を博する。
どこか昔に、エリア4989ではない我々の世界で、こうしたものを、俺は確かに見た気がする。
(2024/09/04の追記終わり)
(高田馬場ジョージが気になった方は、是非KING OF PRISM Shiny Seven Starsの高田馬場ジョージ回をご覧下さい……!)※あと、劇場編集版だと3話ごとに366LOVEダイアリーという泣いちゃう曲がかかります故、そちらも是非……!
その、2回目見終わったあと色々嫁様と話してて、もしかして法月仁〜高田馬場ジョージ的な表現には、「物凄く突き抜けたジャンプを持っていなくても、ミスしなさを含む圧倒的な基礎技術の高さ、表現力の素晴らしさで金を取った荒川静香さん」の要素も入っているのでは的な話をしていました。フィギュアあんまわからんから雑ですまん!
3回目見たらまたなんか書き足したくなるんだろうな……
なにこれ?気になる。もしかして?やっぱり!
22世紀でハグする為にも、もっと未来への解像度と認識の強さを高めていきたいなと思いました。
いや、マジで良かった……
3回目見た後の追記(20241003十王院社歌回を見た後)
シャインシン(便宜上こう表記)のプリズムアクセル(中央に自分、周囲に六角形にプリズム分身が出現。そののち7つの大技:シャイニング無限ハグ、ヘヴンリーキッス、ヒラヒラ開け愛の花、デンジャラスベイビーフェイス、マナザシ、アンリミテッドラブシャワー、オーロラライジングミラージュを「同時に」放つ)で0キロバトルをたたき出すのと、
返す刀でセプテントリオンさんがブリリアントオースの為のジャンプをして
中心にシンくん、周りにユキノジョウ、カケル、ミナト、タイガ、レオ、ユウが広がるのの形が同じなんですよね。
かたや独善的に愛を押し付け、おびえさせ、0キロバトル、グレートチキンパワーズ(これ、何回でも言いますからね)
かたやまず愛の誓いの宣言をし、プリズムゼーレさんに「セカイ(エリア4989)」を放棄されてなお観客から煌めき…愛を受け取り、こうして相互に愛を誓いあって、双方の誓いを承認する新たな女神を顕現さしめる。という違い。
この違いが、間にそれぞれの場所の演技を挟まないスピード感で見てると、凄く実感しやすいんですね。
このスピード感、勢い、すっごいいい。
シンシャインのショーで傷ついた子はいて、泣き声は聞こえる。それは仕方ない。シン君もそれに気づいてショックを受けているんだろう。でも、その人か他の人かはわからんけど、拍手があり、よっしゃやろうと決めて、プリズムショーする。そこで、「自分は『あなた』を愛して身も心もプリズムショーに捧げ、リンクとエンゲージする(ずっと「あなた(俺とか)」の為にプリズムショーする!)」事を誓ってくれる。
暗転。
プリズムの煌めきが強制遮断され、プリズムショーが出来なくなる。
でも、演者がずっとプリズムショーしてくれるって誓ってくれたんだから、音が消えたなら歌えばいい。光が無いなら照らせばいい。そうやってプリズムショーは(メタな言い方をすればKING OF PRISMの2016年公開当時の初動は悪く、すぐ公開打ち切りになるところだったのを、当時のファン、プリズムエリートの皆さまの草の根活動でジワジワと人気を得て、そして今に続いているという下敷きがある)続けられることはみんなが知っている。なので、歌う。照らす。
そしてプリズムショーは再開され、スタァと観客は互いの誓いを宣言する。
それを新たに顕現した神があらためて確認し、
相互に「誓います!」と宣言。
幕はおり、「式」が終わる。
いや、ホントに、凄すぎるでしょ。完璧ですよ。
これが、ShinySevenStarsでの初出表現から、更に(必然の結果として)スピード感を増して、実感も強く、表現したい事が理解しやすい形で提示されてる訳です。
この「テレビ放送を見ている」というラインからスタートして、演技中の、プリズムジャンプ以外におけるモノローグなどは当然入ってない(※プリズムジャンプは観客の精神に感応するので、言葉や想いが流れ込むからそこはセリフがあるし、強いプリズムジャンプはエコーの回数が多い)という制限事項を利用した「目の前で起こってる事実だけを見てる」枠組みが、スピードに加えて表現の強さを更に産むとか、思いつくか……?だって、基本的に引き算で作られた総集編なんだぞ……?
そんな作りの凄さに改めて感心しつつ、やっぱりエンディングテーマ後のパート。舞台版に圧倒的に寄せてるプリズムショーは3DCGなので新規だとして、新規の絵は十王院ロケットと研究所、タイムマシンそのものの絵面、終盤で出てくるシンシャイン想定の顔のいいメンズ?と、ルヰりんね感ある髪の長い子なんだけども、それ以外は、せっかくだから俺はこの4番の扉を選ぶぜとか、男プリ、TrutH、マリオ、ひっそりと横浜ランドマークに立つCallingsさんとか、昔の素材、菱田素材を使いまくってる。この減価償却っぷり。
見逃しやすいところでは、ルヰりんね君が出てくるところの瓦礫というか岩が浮いてる、落ちてるところもみ~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズのマスコットの地獄だったかセカイの裂け目(北条とは限らない「コスモ」と会うところ)に落ち込むところですよね。(ツアーズではそこでりんねがハピなる!って言ってくれるはず)
菱田監督の強さというか、前作のベストテン以後、勝手に邪推してるだけなんでアレですけども、Music Goes Onとかそういう話あったじゃないですか…その辺の適当に使ってんじゃねーぞ感というか、ちょっとした憤りというか、「僕が一番プリズムバースを上手く扱えるんだ」みたいな、サンライズ的というと言い過ぎですけど、pride……あと意地、そして圧倒的な腕力のようなものを、感じる訳ですね……
いや、ホントすげぇよ……
十王院社歌にしても、このどっかで聞いた事あるような……的なネタは、菱田さん本人がやってるのかはともかくとして、Fairy蘭丸のエ・フランデミューズ学園校歌でもこう、あって、その、菱田さん……!!!という気持ちになりました。
こうしたキンプリ最新作などに触れた状態で改めて見ると、また面白いところいっぱいあります。Fairy蘭丸はもう少しスッキリしない(わざとそうしてる)話ではありますけども、ホントに面白いのでみんな見ましょう。
函館山はFairy蘭丸の聖地です。
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〜追記ENDE〜