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【シーズン終了】2024パリーグ順位予想の結果合わせと西武ライオンズ感想(ファン3年目感)

(この記事は11,395文字あります)

野球おもんな!


おい、もうすぐ雪降るよな。スキーやろうスキー。西武でプリンスやろ。スキーすっぞ!
そんで雪解けてよ、来シーズン始まったら起こしてくれ!

というようなシーズンでした。お疲れさまでした。
史上最低のシーズンというのも、渦中にいると正直「あ、そうなの?」みたいになるよね。凄いよな!なんかこういうの2008年とか2012年の札幌で見たことある!(進研ゼミ感)

さてパリーグの全日程が終了した!クライマックス?ねぇよそんなもん!

なのでね、まずは順位予想と実際の順位の差の絶対値を拾いましょう。

順位予想

1位:オリックス
2位:ソフトバンク
3位:西武ライオンズ
4位:千葉ロッテ
5位:日本ハム
6位:楽天イーグルス


実際の着順

1位:ソフトバンク(予想2差1)
2位:日本ハム(予想5差3)
3位:千葉ロッテ(予想4差1)
4位:楽天イーグルス(予想6差2)
5位:オリックス(予想1差4)
6位:西武ライオンズ(予想3差3)

予想との差は最少が0、最大が18(だと思う。ちごとったら教えて!)
私の予想との差の総計は……14!!!!馬鹿かよ!!!!
ガチのマジで大外れ。
俺のパリーグ眼(パリーグがん)は余りにも眼鏡など着用のこと 過ぎる……(0.7以下)
※ちなみにセリーグ予想と実績は
「阪神が1位で、巨人が2位でしょう(ホントに知らないマン)3位は広島。4位がヤクルト、5位横浜、6位中日」
→実際は1位巨人(1)、2位阪神(1)、3位横浜(2)、4位広島(1)、5位ヤクルト(1)、6位中日(0)の差異合計6でした。セリーグ眼はなかなかあるようだw

各球団所感

オリックスさん

王朝は終わらないと思ってたオリックスさんサイドが何かダメで、中嶋監督はチームに慣れが出た。アカン。的な事をおっしゃってお別れ終了という大崩壊を見せており、まぁあの、なんかすみませんでした。俺が悪い訳じゃないけど謝るんで西武を助けて下さい。
あと、地味に西武が勝ち越してるの驚きました。嘘やろ?

(今年の西武、オリックスと中日には勝ち越してるのか……:驚愕)

楽天さん

楽天さんは「カメラに抜かれる度に気さくなイチローに見える」でおなじみの今江監督を切ってなんか監督交代だそうで、少しだけ勝たせてくれてありがサンキューな。三木谷、もっとベンチに電話かけろ。楽天モバイルで。

西武ライオンズさん

西武さんは西武さんで、松井稼頭央監督を休養に、渡辺久信GMが代理監督やってたけどそもそもの戦力がいない上に外国人ガチャがアブレイユ以外ガチのマジで大外れというか「無」という無属性攻撃を自分にしかけるプレーイングを披露して、まぁあの、どうしようもありませんでした。
内野守備すれば溢す、送球はエラー、バントは失敗で進塁打意識も8月末まで欠片も見えない2年間でしたが、なんか取り合えず失敗だったよねって総括はした上での解散っぽくて、それはよかったです。
練習不足してるってこんだけ言われるプロ球団 is 何?なんですけど、それは素人目にもそう見えたのでぐうの音も出ません。野手が素材型ばかりというのはそうで、であればプレーを洗練するために練習が必要で、なのに2年間キャンプは短く、来たボールはマン振りで、練習不足な癖に難しい無死1-2塁でのバントはやらせる(そして失敗する)、そんなこんなで打率1割台がウヨウヨいるという地獄。
いやー、ホントにキツかった。お疲れさまでした。
「ドラフトにより獲得し、育成する事でしか増やせない選手という資産の価値」をものすごく下げた2年間だったと思います。2度とこういうのやらないでくださいマジで……(野球はかなり限定されたシチュエーションゲームなので、期待される結果がミスにより出ない事は本当に辛く感じる競技ですね……それが練習不足か何か、とにかくエラーでダメになるのを日常的に見せられるとホントにどうにもならんのです)

ロッテさん

西武にばっかり勝つな。
対西武貯金17あるから、これ半々なら4位なんだよな……w
これに関しては西武が悪いんだけども、ホント逆転するぞ~って時のロッテは雰囲気ありますね。面白いです。トシくん、栗山さんと野球しよ?

日ハムさん

甲斐野からサヨナラホームラン打つな。野球おもんな。
9月に2連戦見に行ったんですけど、どっちもサヨナラ負けでホントに嫌でした。エスコン自体はだいぶ移動もこなれてて不便はあまりなく、サヨナラ負けをする事でいち早く帰途につくことが出来るという意味ではあのレイエスのホームランにもアドはあるんだな(ねぇよ)というところでございます。
水谷いいよね。万波くん何かの間違いで西武に来てください。
完全キャッシュレスのエスコンは実際便利で、飯をさっと食べたい時は横丁奥のちょっと外に出たラーメンエリアが手っ取り早いです。
飲酒に関してはビジター応援席からなら祐一郎商店のハイボールが一番早くていいかな?

ソフトバンクさん

終わってみればまぁそらそうやろ。という結果。ゴールデンウィーク入ったぐらいかな。アブレイユが豪快にサヨナラされたの見て普通に飲み会の時に吐きそうになったもん。和田さん…と唱える事で何故か甲斐野と野村くんをゲットする事が出来るみたいなので、もうちょっと何とかなりませんか?外野と1塁3塁が空いてますし、中期的には2塁と遊撃も空いて来ますし、中継ぎの不安定さは唐突に発生して今年一年終わりませんでした。
待ってくれ。ほぼ全ポジションじゃねぇか。
「和田さん……」(レベッカの「せんぱい」的なアレで)

西武各選手所感

1軍野手(2軍は正直見てないので…すまぬ)

源田 壮亮:143試合:522打数:138安打:0.264
 ようやっとる。途中あんまりにも勝てなくて泣いてるのはホント辛くて、守りたい、この笑顔……圧倒的打低シーズンながら、例によって2割7分に近づけていく様は職人としか言いようがなかったです。エスコンフィールドでの3塁打連発は痺れました。地味に長打率が高い。

外崎 修汰:127試合:436打数:99安打:0.227
 打棒は思ったより奮わず。それでもチームトップタイの7本塁打(地獄か?)2塁守備でも少しエラーが目立ったような。調子が悪い時は打席での独特の動きである「TONOSAKI」(※無形文化財)があまり見られない。今年は調子悪かったと思います。

佐藤 龍世:93試合:295打数:72安打:0.244
 途中から3塁とか1塁、DHで便利に打棒担当としてハッスル。チームトップタイの7本塁打。やりよる。守備に就く時は3塁が多いのだが、微妙な距離の強い球を投げようとするとややイップス気味なのか送球が遅れ+乱れを生ずる。その辺考慮してか3塁守備固めは滝澤という運用がよく見られました。打つのと選球については善いと思います(代打専の栗山さんを除くとチーム最高出塁率)

西川 愛也:104試合:313打数:71安打:0.227
 外野守備に熱いものがある。打棒は今一つもスカッと打つことが多い。左の長身スラッと系なので、出来ればヒットを増やして1軍に残ってて欲しい。数少ない守備位置を固定された外野。

岸 潤一郎:98試合:287打数:62安打:0.216
 応援歌がとても良い。誠の道を突き進む選手。クッソ弱いチームの余りにも苦しい台所事情から暫定4番打者を任されたという事もあり、唐突に文春に砲撃を受けたものの、ビビるぐらいニュースバリューが低くて特段なにもなかったし成績への影響も元が低いせいもあり皆無だった。当たるとデカいぞ岸潤一郎(当たるとは言ってない)

古賀 悠斗:105試合:246打数:56安打:0.228
 春先は調子がよく3割近く打っていたが、脚が余りにも遅いためか信頼がなく、「監督に送りバントを指示されるチーム内最高打率打者」というムーヴがしばらくあった。そうした扱いからか打棒も季節の進行と共に鳴りを潜め、打席に立てば貧打鈍足という安牌として扱われることに。いや、打たせろよ…… 捕手としては素晴らしく、2塁で殺す事多し。ありがてぇ。現状の西武の正捕手。

長谷川 信哉:72試合:208打数:38安打:0.183
 今年の西武名物1割打者の一角。酷い時の打撃は見てられないものがあったが、なんか期待はしたくなるので使われてはいる。打撃は心配になるが、うん、あの、頑張ろう……!

蛭間 拓哉:63試合:214打数:47安打:0.22
 期待の高いシーズンだったが、2軍に移動し、大変日に焼けていた。打棒が守備の難点を打ち消すほどではなく、また、外野なので守備の難に目を瞑れないということがあり、守備での破綻があまりない長谷川とライトを争っている。

山村 崇嘉:58試合:201打数:44安打:0.219
 ミスター便利遣い。どこがいいのかわからないまま終わる。そんなのは嫌だ。というような使われ方。僕にはどこがアピールポイントなのか正直よくわかってないです。すみません。

中村 剛也:58試合:188打数:36安打:0.191
 途中で離脱するまではチーム唯一の長距離砲としてスイング。離脱が割と早かった割には早々にチームトップタイの7本塁打を稼ぐ。来年試合に出られることを望んでおります。代打が増えてくるのがいい流れなんでしょうけど、今年は両外国人助っ人が左右の特大扇風機である事が比較的早期バレしたことで、普通に4番を打っておられました。底上げの為には左右の長距離打者が控えにいる(おかわりさんが控えにいられるだけの打者がスタメンで出ている)というのが素敵だと思います。

野村 大樹:57試合:178打数:40安打:0.225
 甲斐野を召喚した雰囲気の残る場にドラ1斎藤投手を出して和田さんと唱える事で召喚された右の中距離打者型召喚獣。OPSはチーム最高。普通にシーズン送ったら結構面白いんちゃうかな~?と思います。打球が上がるのは良い事ですね。上がっとるか印象だけで数字は知らんけど(無責任)

栗山 巧:60試合:124打数:28安打:0.226
 今年何回も栗山さん×35の投稿をTwitterにすることになった罪なお方。かっこよすぎでしょう……一昨年がそこまで元気なかったので、今年代打として結果を出しまくったのはシビれました。来年はおかわりさんと左右代打を!



平沼 翔太:45試合:132打数:35安打:0.265
 内野便利使い枠の一角。去年からは試合数を落としたが、来年以降どうなるかは誰にもわからない。マジで遊撃以外はゼロどころか全員マイナススタートみたいなところあるからね……(起用時の打順見てると打てる人扱いなのかしら。ファイトやで)
 
金子 侑司:37試合:128打数:27安打:0.211
 引退試合で輝く姿を見事に見せた快速外野手。お疲れさまでした。元山選手の計らいによって巡ってきた最後の打席。いい当たりがロッテショートのスーパープレーでアウトにされたのは、話として綺麗だったと思います。

滝澤 夏央:68試合:118打数:22安打:0.186
 打棒さえ奮えばすぐにでも内野の3~2塁を任せたい素晴らしい守備職人。打率が2割半ばを割るぐらいに来てくれればマジでレギュラー。俺は大好きです。余りにも守備がうまい。

アギラー:30試合:113打数:23安打:0.204
 豪快な一発を期待されつつ、一発1億(シーズン2本)というハイコストを披露して日本を後にした。「1球目は絶対に見送る(ので、投球練習感覚でストライクに入れればノーリスクで1ストライクノーボールから始める事が出来る)」という謎の癖がシーズン初期に全ての球団に露見したらしく、あとは外目でバットを回させれば終わり。という大変イージーなバッターとして扱われておりました。お疲れさまでした。悪い人じゃないんだけど純粋に成績が悪すぎた。マキノン残せよ感。

炭谷 銀仁朗:49試合:85打数:16安打:0.188
 岡田捕手の引退試合で「行方不明になっていた筈の炭谷さんが帰って来てしまい、これでは試合に出られない。炭谷さん、どうして帰って来たんですか!?」とスピーチされてしまう。柘植古賀與座!と若い捕手が多いので(※與座は無関係)精神的支柱として頑張っておられる。もうちょい打って…

山野辺 翔:50試合:80打数:17安打:0.213
 顔のよい便利遣い打者。代走したり守備固め入ったり。立ち位置的に厳しいか?

奥村 光一:45試合:79打数:14安打:0.177
 育成から1軍にジャンプアップして田吾作スタイルで頑張る。もうちょい打てればいいと思います。

元山 飛優:33試合:77打数:11安打:0.143
 ヤクルトからドラ1宮川とのトレードで入団していたが、継続した活躍は見せられなかった。悔しいね。金子さん引退試合で金子に回すために見逃し三振を選んだのは凄くプロ野球の仁義的な世界を感じました。これもまた、年間140超の試合を行うリーグの在り様ですね。2塁とかやって、打棒が奮えば……

鈴木 将平:33試合:68打数:13安打:0.191
 2軍では水準打つけど1軍では……という西武の外野手の系譜を継ぐ男(※継がなくていい)。来年復調して欲しいです。

コルデロ:23試合:70打数:9安打:0.129
 「右のアギラー、左のコルデロ。外に投げれば扇風機。一発1億ブラザーズ!」の左の方。なんというか、初球を見逃すルーチンがある訳でもないけど、素人目にも外角低めに落とせばバットが勝手に回り観客席に風を届ける環境型の打者でした。外野守備も子供のお使いを見るような気持ちになれる感じで、ホント何を観てたんだって感じのアレでした。2軍を回してくれてありがとう感はある。お疲れ様……

松原 聖弥:24試合:65打数:8安打:0.123
 デビルアクス若林(後述)とのトレードで巨人から入団。あまりいいところを見せられずシーズン終了。

ガルシア:19試合:61打数:8安打:0.131
 上がって来て、打って、定着こそ出来なかったが期待感は出してくれた。来年頼むぞ~!

若林 楽人:19試合:62打数:8安打:0.129
 命中率が極端に低いが、当たるとデカいを地でいく俺たちのデビルアクス若林楽人。シーズン途中に巨人松原とのトレードとなる。そこまで西武での安打数8に対してホームランが3本。本塁打率.375。意味がわからん。しかし「与えられたシチュエーションに応じた打撃」みたいなものの意識が皆無で、どういうマインドセットを組まされて打席に立っていたのかは不明だが、マジで進塁とかどうのとかなく、バカみたいに振り回してた。もっと見たかったなぁ。シチュエーション考えないマン振りはガチで腹立ってたけどw(向こうでも元気でね)

児玉 亮涼:32試合:50打数:9安打:0.18
 守備固めをどこでもやれる滝澤君と相似した選手。打棒が振るわん事には滝澤君と同じ使用感になると思うので頑張って欲しい(特に不満はないし、守備はガチでうまい)

柘植 世那:42試合:42打数:7安打:0.167
 試合数こそ減らしたけどよい捕手。もう少し打てればいいですね。

渡部 健人:11試合:33打数:1安打:0.03
 ドラ1で期待感があっただけに今年野手部門で最も厳しい評価をされてしまうであろうベッケン。ボールに合わせに行ってアヘアヘと三振させられたりゴロを打たされたりという、全く1軍にフィットしてない感じは辛かった。当たらなくていいから自分のスイングをして欲しいなと思います。振ったところに来ないボールが悪い!ぐらいの気持ちを見せて欲しい。2軍を回すという意味ではありがたいがそれを望まれてはいないと思う。

陽川 尚将:11試合:30打数:4安打:0.133
 残念ながら退団。いいところを見せられず、お疲れさまでした。

牧野 翔矢:10試合:20打数:1安打:0.05
 肘を痛めて手術、育成落ち、帰省中に震災被災、支配下復帰して即盗塁阻止三振ゲッツー。ドラマの塊。ヒーローインタビューでは泣いておられました。これからやっていきましょう。

ブランドン:4試合:16打数:3安打:0.188
 ロマンの塊の旅路はいったんの終わりを迎える。お疲れさまでした。
シーズン最初は1軍だったけど、奮わないまま怪我、二軍、退団となってしまった……

村田 怜音:4試合:13打数:3安打:0.231
 苦しいチーム状況で1軍、初安打、これからという時にファウルフライを取りに行って靭帯を痛めてしまった。来年またやりましょう!1塁はめちゃくちゃ空いてるので……

高木 渉:3試合:7打数:0安打:0
 今年で退団となりました。お疲れさまでした。

髙松 渡:35試合:6打数:0安打:0
 昨年「出身が豊平区だけあり、札幌ドームの内野の芝を完全に読み切った川越誠司選手」とトレードとなり、中日から西武にきた髙松選手でありますが、特段の活躍もないシーズンとなりました。
 
古市 尊:6試合:6打数:0安打:0
 昨年はちょっと試合に出てたような気がしますが今年はガッツリ2軍正捕手。そこで終わる選手でもないと思いたい!

1軍投手(名前、戦績、投球回、防御率、K-BB%)

隅田 知一郎 9勝10敗0HP:179 1/3回:2.76:16.10%
 文句のない成績。初勝利後の長いトンネルを抜けて今年はエース級でした。素晴らしい。打者圧倒度を示すとされているK-BB%(K/BBではないです)も16%超えててすげぇ。普通の打線があれば2桁勝利は約束されていたでしょう。しかしここは西武ライオンズなんだ。すまない。

今井 達也 10勝8敗0HP:173 1/3回:2.34:15.70%
 毎度圧巻の投球内容で見事2桁。クオリティスタートは20。すご……奪三振王おめでとうございます。切羽詰まらずともひょいと150km/h後半を出すのは痺れる。源田が泣いてる時にそばに寄り添う、コレもホントに獅子の心ですよ……(甲子園優勝投手なので大体の事が許される。という設定が僕の中にあります)

武内 夏暉 10勝6敗0HP:145 1/3回:2.17:14.40%
 圧巻というと武内君もホントにそう。中盤少し離脱しつつ、しっかり二桁。捕まりかけても粘れるようになって素晴らしいと思いました。完投完封、凄かった。
##########################ここまで規定投球回到達
渡邉 勇太朗 3勝4敗0HP:87 2/3回:2.67:4.90%
 先発で出る事が多く、年間ローテを守れるわけではなかったがしっかりと投げ切る。防御率は悪くない。
 
髙橋 光成 0勝11敗0HP:81 1/3回:3.87:8.60%
 今年は悲運と言っていい年だと思う。素人目にも調整が失敗した状態で前半の連敗スタートをして、徐々に状態を上げてシーズン初勝利も目前ではあったが、自責点0でマウンドを降りてもその後勝ち越せない感じ。シーズン終わりに向けて状態は良くなっていたし投球の内容も良かったと思う。クオリティスタートちゃんとしてるのよ……本人の米国志向は強いかも知れないけど、正直もう1年、ちゃんとした髙橋光成を見せて欲しいというのが個人的な思い。かっこええの見たいっす。
地味にK-BB%もこの数字に落ち着けてる。足りな気味だけど、平良、佐藤隼輔あたりと同様です。

ボー・タカハシ 2勝9敗8HP:72 2/3回:3.22:4.80%
 先発したり中継ぎしたり、忙しいシーズンでした。迫力ある球を投げるので、先発でもっと見たい気持ちはある。

松本 航 1勝9敗6HP:66 1/3回:3.93:3.50%
 ちょっと内容結果共に厳しいシーズンになった。先発で入ったシーズンながら、中継ぎ抑えが早々に壊滅状態となってしまい、中継ぎでのフル回転を余儀なくされてしまったり、先発で出てはそこそこやられたり、印象の悪いところを集約しちゃった感はある。長い回をなんとなく3失点以内に収めるみたいなピッチングが向いてるのかなぁとは思うが、やられる時の淡泊さが見てて辛い。

アブレイユ 2勝5敗13HP:49 回:2.39:5.00%
 成績の数字にセーブを入れてないのは、アブレイユしかセーブしてないからです(すごいな西武ライオンズ)。28セーブは堂々のチームトップですが、前述の通りアブレイユ以外にセーブした投手がいないだけです。
 カッコいいマウンドさばき、160km/hをキメてくる投球。素晴らしい投手ですが、どうも日本サヨナラ的な雰囲気が出ており、つらみ。
 圧巻の投球といいたいところですが、地味に与四球が多かったり、すっげぇ軽くヒット打たれたり、実はそこまで安定してない。ゴールデンウィーク入ったぐらいのソフトバンク近藤かな?に食らった逆転サヨナラはマジで辛かった(俺が)

平良 海馬 3勝2敗11HP:48 2/3回:1.66:8.20%
 先発に挑戦して有言実行の内容。ローテを守るかと思ったが、怪我かな?離脱。復帰後は余りにもあんまりな2024西武リリーフ陣の勝ちパターン形成に帰任する形となる。ハイボールで空振り三振感を出していきたい投球で、出力はホントに上がったし安定したなぁと思う。アメリカいかんといて……

佐藤 隼輔 2勝1敗19HP:37 1/3回:1.69:8.10%
 左のリリーバーとして確固たる地位を築く。やりよりますわい。自責点が少なく、K-BB%も良い目(当社比)。来年もお頼み申す。

中村 祐太 0勝1敗0HP:32 回:3.09:2.20%
 現役ドラフトで西武入り、リリーフを担当。可も不可もという感じ。

青山 美夏人 1勝4敗0HP:32 1/3回:2.78:0.70%
 先発に挑戦するもホロ苦い内容(でもそんな悪くないと思う)。配置希望はあれども、来期抑えが今一つ固まらなさそうなので、リリーフやってくれると嬉しい(俺が)

ヤン 0勝0敗2HP:30 2/3回:5.58:9.90%
 「三振取れそうな投球の直後、打者のスイングを待たずにジャンプして開脚しつつ着地、グランドを2回ペンペン!とはたく」でおなじみのヤン投手。そんな事して、万一打たれた時に守備でけへんやんけ!という危惧は果たして普通に実現して、投手コーチから大目玉を食らって修正する事に。今はスイングアウトを確認してから飛んでます。
 来季リリースされるのが既定路線みたいに扱われてますが、地味に打者圧倒度を示すK-BB%はチーム5位で、三振率はチーム2位です。俺、いて欲しいなぁ。
ヤン選手の面白ムーヴは大変によくて、
シーズン当初のムーヴがこれ。

交流戦広島戦でジャンプの隙(という訳でもないかもですがw)を突かれます。

その後、自重するようになり、完全にストライクアウトを確認した後のムーヴへの変化。日本野球への適応を見せて来ました。絶対来年継続して欲しい……内容はホントにええんよ。

本田 圭佑 1勝4敗11HP:30 2/3回:4.11:2.10%
 辻󠄀監督退任後、急速に崩壊していった中継ぎ陣の中でずっと支えてくれてる投手。苦しい状況でもキレずに最後まで回を終わらせるための努力を続ける姿は俺の胸を打つ。でももっと気楽に投げてるところも見たいw

田村 伊知郎 1勝0敗2HP:29 2/3回:1.82:10.70%
 唐突って訳ではないんでしょうけども、なんか結構出てくるたびシブくホールドしてくる田村投手。好きです(告白)

水上 由伸 1勝1敗7HP:29 回:5.28:-1.50%
 投げっぷりの良さ的な部分で2年前のホールド王を平良と分け合っていた水上投手ですが、過投がたたったのか去年今年と本調子感はなかったです。やられ方が可哀想でしたね。来年に期待したい。というか中継ぎが壊滅してると厳しい。頼むぜ~!

菅井 信也 1勝2敗1HP:24 回:5.25:11.10%
 防御率は悪いけど、K-BB%がかなり上に行ってて、なんか期待しちゃう感じがあります。西武を助けてくれ!

與座 海人 1勝4敗1HP:24 1/3回:4.81:1.90%
 離脱をしつつ、先発ではそこまで大やられはしないけど勝てもしないという地味な戦績。まぁ勝てと言われても打つ方がアレなので、そうした意味では今年の投手はみんなが被害者です。

上田 大河 0勝0敗1HP:23 1/3回:2.7:-2.00%
 打たれた試合以外は打たれてない(何を言ってるのかわからないが、実際そうだから仕方ない)ので、来年に期待したいです。

甲斐野 央 0勝2敗11HP:18 1/3回:2.95:4.90%
 戦いの覚悟を今示せよでおなじみの(おなじみではない)甲斐野投手。気さくなお兄さんというキャラで、西武の動画をキャンプ合流から盛り上げてくれた。球速があり、コース投げ分けさえしっかり出来ればすげぇと思います。目の前でレイエスにバチコン打たれたのは辛かったけど、やっぱええ投手やと思います。末永くよろしくね。

羽田 慎之介 1勝3敗3HP:16 1/3回:2.76:-1.40%
 飄々としたというか、へにゃへにゃとしたというか、初勝利の後の渡辺監督との絡みが最高に「デカくてひょろひょろした感じのおにいちゃん」という感じで最高でした。推せる。

豆田 泰志 0勝1敗0HP:15 2/3回:6.32:1.30%
 去年出てきて、これは豆田でいけるやで!と思ってたら今年は豪快に捕まった試合があり、マジでプロは厳しいなと思いました。やっていくやで。

増田 達至 0勝2敗3HP:11 回:4.09:6.30%
 通算200セーブまで6として迎えたシーズンでしたが、球に力がもどっておらず、バットにボールを乗せられることが増えて、今年をもって引退となりました。お疲れさまでした。

平井 克典 0勝0敗4HP:9 2/3回:4.66:6.50%
 中継ぎでフル回転するかと思われたシーズンでしたが、「そもそも勝ち越しシチュエーションが少ない」「昨年めっちゃ使われた影響かダメージがありそう」みたいな感じで成績的には芳しくなく、夏前に離脱。来年よろしくお願いします。

杉山 遙希 0勝1敗0HP:3 回:0:5.90%
 ルーキーイヤーながらプロ初先発。3回5安打6失点のホロ苦デビューでしたが、それはそれとして2三振も取っており、若獅子の未来に幸あれと願うばかりです。

糸川 亮太 0勝1敗0HP:3 2/3回:9.82:-23.80%
 中継ぎ即戦力として期待され、相応に期待に応えていましたが、一回めちゃくちゃ捕まってしまって、その後は離脱。来年頑張ろう!

浜屋 将太 0勝0敗0HP:2 1/3回:11.57:-20.00%
 5月の楽天戦に登板。成績も奮わず、戦力外となった。お疲れさまでした。 

見れてない選手も多いので、一応はデータと、動画を見返して書きましたが、それは本当にすみません。

来期以降へ向けて

とにかく野手がいねぇというシーズンでした。ロマン枠の村田、野村を維持して行くとして、3塁をやれる打者が送球に不安のある佐藤龍生、あと野村も出来るのかな?だとして、2塁外崎と競る人員もいるし、純粋に外野は手つかずのグリーンフィールドが広がっているという大変に風が吹き抜ける構造で(西武ドームかよ!)(西武ドーム風吹き抜けねぇよ。風が吹き抜けるなら夏もうちょい涼しいよ!)(でも寒いらしいし風は吹くんじゃない?)(じゃあ夏暑いのなんなんだよ。あの屋根蓄熱するためだけのもんかよ)(そうだよ)(一回ぐらい西武ドームいきてぇなぁ……)、誰でもウェルカムといっていいぐらい選手がいねぇ。どうすんだこれ?
ただ、個人的に、守備機会を観てるだけで気持ちよくなれる滝澤君がいるのは本当に嬉しくて、あの、守備上手くてシチュエーションに求められるプレーが出来る集団としての西武ライオンズをみたいなと思ってます。

今年のプロ野球は終わってしまい、西武は大変に辛いシーズンとなりましたが、皆様健康に気を付け、冬を楽しみ、また球春到来を待ちましょう。

楽しんでいくぞ!

~ENDE~

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