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2024J1第36節湘南vs札幌の感想
「あ、これ死んだわ!終わった……」
となってしまう引き分けでした。ミシャも「もし今節で決まったら、サポートして下さる方々に謝りたい」って言ってたぐらい条件的にアレだったんですが、何とかかんとか
この節では決まりませんでした(新潟とG大阪に感謝……)
そんで、決まらなかっただけならまだしも、実は
他力の揃い具合によっては12/1の第37節広島戦から「自力残留」が復活するかも知れんのじゃ。
↑
信じられないかも知れませんが紛う事無き事実です。
11/16の磐田vsマリノス、11/30の柏vs神戸および磐田vsFC東京が理想的な推移を見せれば、12/1に行われる広島vs札幌以降、札幌は「自力で」残留が可能になります。すごいね~ 自力残るかも知れないって。へぇ~!
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喫茶店はチェーン店でいいや派だったけど、こういうの知ると、色々いきたくなりますね。
では試合を振り返っていくぞ!
試合自体は全体的に湘南が上回る。いいだけ振り回される前半を凌ぎ、後半先制を許したもののすぐ追いつく。最後は押せ押せで逆転の目があったけどドロー。勝ちきれなかった!
負けられない(っていつも言ってます)試合ももうn試合目だよという感じなんですが、最大勝ち点が試合前で42、残留圏クラブの勝ち点が39や40となると、それは流石にマジで負けられないでしょうという事で頑張れ札幌。
スタメンに髙尾の姿がなく、また、攻撃に違いを出せるスパチョークもひっそりと姿を消したままです。どうした。
嫌な予感こそしましたが、前半軽率な楔へのアクセスから空いたところを突かれるなどの髙尾不足なしんどみはありつつも何とか0‐0。いいだけ札幌の右、湘南の左を使われてバカスカ打たれての0は僥倖。こちらも青木の股抜きドリブルからのシュートなどいいところはあったのですが、チャンスの質と量で圧倒的に湘南に後塵を拝する形。という印象でした。差がついたなぁ。
後半、押し込まれた展開から湘南のミドルを許し、手を使わないよう身体を投げ出したDFとしては満点のプレーが仇となる不運な形で失点。かなり暗い雰囲気が漂いますが、前半から札幌の右の槍である近藤は湘南を刺す事をやめておらず(あれだけ畑に出てこられておいてそれでも刺すのを諦めないのは本当に勇気があり、凄い)、馬場→近藤とつないで一対一。抜き切らない最高のドリブルからのクロスに鈴木をデコイとしてファーの駒井。素晴らしいゴールで同点。
その後は勝つしかない札幌が「あ、湘南もスタミナは切れるんだな」というヘバりを見せた湘南を攻め立て、惜しいシュートが続きます。展開的にはドーム(当時は札幌ドーム。今は大和ハウスプレミストドーム)でやった3‐0から3-3に追いつかれた時みたいなのの裏返しで、逆転まであるかと思いましたが上福元チャレンジで得たオープンゴールへの浅野のロングが惜しくも外れるなど最後の最後でネットを揺らせず、前半から後半途中までは湘南、その後は札幌。という流れのゲームは大変に辛い引き分けとなりました。
これで札幌の最大勝ち点は40となり、17位の柏がこの段階で勝ち点39だからまぁもう終わった的なところはあり……辛い。
もうゴールしてもいいよね感はどうしても漂いますが、リーグ戦というのは謎のドラマ、謎の数字の可能性というのを残しがち(ex.2016年J2最終節)で、さんざん札幌に酷い出目ばっかりだった他の試合の出目が、この節はまさかまさかという感じになるのでありました。
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他の試合達
この節、神は居たというか、今更遅い感もそりゃまぁあるけど、なんと「他力による自力復活」がまだある展開に!
湘南に引き分けた札幌は取り合えず他が全部負ける事を期待するしかなく、その対象は専ら柏および新潟と磐田です。
磐田とは対戦が残っておらず、勝ち点差は1。ここは正直磐田が残り試合で札幌より勝ち点を稼がない事を祈るしかないですが、そんなもんは前提なのでどうでもよい。
で、札幌は柏と最終節で直接を残しておりまして、変な話、得失点差の話はあるけど、最終節までに勝ち点差が3であれば、自力(マジで自力)で抜くことが可能という事になります。
何言ってんだと思うかも知れませんが、夏頃の「どうやっても終わってる」状況からここまでもってきて、更に数字上は可能性が残ってるんだからそりゃこういう仮定をするしかないやろがい。おん?
柏vs新潟
ここは柏負けが最良、最悪でも引き分けが望ましいという感じで、柏が勝ってしまうと新潟40、柏42になり、柏を抜くことが不可能になる上、新潟が一つでも積むと終わる。
そんな中、柏が後半も終わりかけで先制。札幌にとって最悪の出目が出てしまいましたが、ラストプレーに近いところで新潟が根性で引き分け。ホンマありがとう。柏1‐1新潟。柏の勝ち点40。残り2試合。
磐田vsG大阪
ここは乱打戦になったようで、余裕のリードを見せていたG大阪が、何故かロスタイムに追いつかれます。しかもロスタイムは10分。しかしガンバ大阪、練習のように落ち着いたカウンターから勝ち越し。見事磐田を下しました。ありがとう。磐田3‐4G大阪。磐田の勝ち点35。残り3試合(1試合未消化)
柏 :40(-11) 神戸 札幌
磐田:35(-18) 横浜M FC東京 鳥栖
札幌:34(-20) 広島 柏
という事で、分かりづらいかも知れませんが、ここにおいて「他力による自力復活可能性」が残りました。凄いな。意味わからん。
(もし自力で終わるとすれば、札幌40、柏40、磐田39以下)
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(前述したKING OF PRISM Dramatic Prism1のパワーアップ版上映2週目だったかの特典)
選手短評だ!
菅野:失点を何度も防ぐ。前半で終わっていた試合をイーブンにしたのは単純に凄い
馬場:楔につられてスペースを空けてしまう悪癖は出たが頑張り切る。ボールの捌きはホンマにええねんな……!シレッと大﨑と揉めてた福田選手に肩をブツけるタチの悪さを見せつける。
岡村:警告が心配であるがなんとか守り切る。最近攻撃面でセットプレー目立たないのが寂しいッス
大﨑:福田と揉めてガンのくれ合い。失点は手を畳んで体を投げ出した結果なので責任はないです。がんばった。
ミンギュ:質の高さをこの日も見せつける。攻撃になるとまたそれはそれで凄いからなんで札幌来てくれたの感を今でも感じている。遠目に観ると三好(現ボーフム)に似てる。
近藤:選手コメントが最高だったんですが、相手がもう縦勝負を諦めて内に行かれない事だけ気を付けるぐらいには理解らせたので、あとは全部勝負した。との事。ホンマ来てくれてありがとね。
荒野:コンディションの関係なのか比較的早い時間に交代。
菅:元気にシュートを打つも、入らず。決まってくれればなぁというシュートは打ててるので、状態は悪くないと思う。
駒井:駒井がいないと試合にならないというのをずっとやっててこの日もそうでした。首に多分バネ入ってるわ(前半のヘッド、後半のゴールなど)
青木:攻撃を牽引し、前半余りにもセクシーな股抜きからのシュートを見せる。ホントにいいよねぇ……FKも結構やらしいところ蹴れるし。
鈴木:ミンテとバチバチにバトル。なかなか好きにさせてもらえないが、鈴木が潰れてくれるから他がチャンスを作れたというのはあると思うし、同点ゴールのニア潰れとかとても大事。
児玉:出番なし
中村:左CBとして交代出場。湘南福田へのイエローをいち早く主審に協力するも及ばず。主審、中村桐耶、湘南福田の3人でイエロー提示を成功に導く。
宮澤:与えられた時間が短かったとは思うが落ち着きを齎す。
浅野:長い時間のチャンスを貰い、コンディションがまだっぽいけど最後に鈴木武蔵の上福元チャレンジからオープンゴールへのロング。未遂に終わるも見せ場を作る。上がってくるやろ。
田中ヒロ:出番なし
キムゴンヒ:相変わらず肌が綺麗で強いゴニ兄貴。コンディションはだいぶ上がってると思う。これであと2節ベンチ入れれば楽しみですね。
白井:ちょこちょこ相手DFへの嫌がらせを行う。こういう選手もいないと膠着を破れない。結果は出なかったが頑張りました。
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もってきたのはプリチャンの青葉りんかさん。ホンマこのコーデかわいい。
次節以降に向けて
札幌の「他力による自力復活」とは?
札幌はそれこそホントに残り2試合で勝ち点34から勝ち点40にするのが最低条件になるので負けも引き分けもなく、2連勝を想定します。大前提。
その上で、他が勝ち点40で札幌より得失点差が低い。というのを想定する。
札幌は最終節で柏を捲るしかないので、自力の為にはそれまでに磐田を抜いている(抜ける)状況になっていればよい。
という事なので、11/30が終わるまでに(広島vs札幌は12/1)以下を満たせば自力になります。
磐田:11/16と11/30の2試合を終わって勝ち点36以下(1分け以下)
柏:11/30に神戸に負ける
こうなると、12月1日広島vs札幌試合前段階で以下のようになります。
柏 :40(-12以下) 札幌
磐田:36(-19以下) 鳥栖
札幌:34(-20) 広島 柏
札幌は勝ち点を自力で40にすることが出来ますが、磐田は勝ち点を39までしか上げる事が出来ません。
また、柏は得失点差を札幌戦でしか左右する事が出来ず、言い換えれば札幌は柏との得失点差を自力で操作できます。
勝ち点6差と得失点差8を、直接を残した2試合で埋めれば残留。
というシチュエーションが、
「磐田が11/16のマリノス戦と11/30のFC東京戦で1分け以下」かつ「柏が神戸に負ける」
たったこれだけ(これだけ…?)で実現する。
これを満たしてさえくれれば、札幌は「自力」で残留できるようになるのです(広島と柏に2連勝しつつ、柏との得失点差8を埋める必要がありますが)
夏前段階、なんならシーズン開始前の無補強(これはシーズン終わった後にアレしような)で「既に終わっていた」状況から、最終2節残してこれがあり得るって結構すごくない????普通ねぇって。インチキしたんか?しててこれならどうしようもねぇけど、もうとっくの昔にどうしようもなかったんだから可能性あるだけ儲けもんだろ。
もちろん11/16に磐田が普通に勝利したり、横浜FMとFC東京相手に2分け以上で来たら自力はないし、2連勝されたら終了です。あと柏が神戸に勝ち点1でも取ればそれでも終了です。そんな事はわかっとる。
しかし、今、現段階(~11/16)で札幌にはまだ「自力残留が復活する目が、他力ながらも残っている」というのも事実であり、そう。札幌の未来はまだJ1とJ2の可能性が合わさった量子的な状態と言えるのだ……!
なので、もっと堂々と過ごしていきましょう。
というような前節(と他の試合)でした。お疲れさまでした。
ふー、我、J1よなぁ……(風呂にでも入ってる感じで)
ごはんちゃんと食べて、心穏やかに、健康な状態ででっかい声が出せるコンディションで、今月末~来月の2戦を迎えていきましょう。
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本当の地獄ってのは、ここからなんだぜ……?
的なカッコいい指差しを見せるマイキャラちゃん。
何にせよ、自分の人生は自分が主人公で、自分がプレイヤーです。
体力気力をどうにもならん上未確定な事に削られててもしょうがない。
やっていきましょう!
~ENDE~