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2024J1第38節札幌vs柏の感想


札幌の2024シーズンが終わりました。お疲れさまでした。

札幌大通公園ではミュンヘンクリスマス市の季節。
ミュンヘンとは姉妹都市ですよろしくお願いします。

試合まで

試合前の状況としては、札幌が降格確定&ぼろ負け、柏が得失点差もありまぁ無いだろというのはあるにせよ、数字上は降格の可能性を残している。という感じで、札幌はノープレッシャー、柏は多少なりとプレッシャーもあろうという雰囲気。
なお、札幌は試合の前日ぐらいに「最もボクシングが似合う系Jリーガー」の一人である菅大輝と、「フットボールマイスター」駒井善成の契約満了が発表されてました(加えて、ユース出身GK阿波加俊太と、ロマンあふれるテクニシャン小林祐希も…)。これが個人的には大変にショックで、え?引き取り先がない場合に抱えておくことも出来ないぐらいお金がないって事……?トレーニングなんちゃらかんちゃら以外にお金にならないって事……?ていうか駒井さんとか、俺がユニに名前を入れると居なくなるのホントにやめて……(※サッカー選手は流動性が高いので、普通はこうなる。個人的に番号を入れ始めた最初の人である曽田さんは札幌で引退だったんだからそれはある意味全う出来たんだし、あんまりメランコリックになってもよくない。んで、近年再び番号入れたきっかけになってた興梠さんはどう考えても浦和に帰るからこそ1年きりのチャンスって事で番号入れたし、ゴニは普通に好きだから:出てかんといて…… 駒井さんは末永く見れるかなと思っていたんだけど、そうはいかなかった……)的なね、辛い気持ちでした。
でもまぁ、試合会場についてしまえばいつメンというのか、普段から適当な話をしてビールを飲んであーだこーだどうでもいい話をする札幌メイツ(札幌を応援する人達の俺が勝手にそう呼んでる呼称:サポーターとかファンとかね、言うのがちょっと照れるからよ……理解ってくれよ……)とね、色々どうでもよろしく話して、そうこうしてたら試合はやってくる。始まるのだ。8シーズン続いたJ1の、取り敢えずの現段階では最後の試合が!!!!
菅選手、駒井選手、最後って事で選手コール、歌も多め。チーム自体の降格は決まっていて、ではテンション落ちるのかというと、大事なのは目の前の試合、応援、それを最大出力でやれるかみたいなところはあり(つまるところ自己満足をめちゃくちゃに高めて圧縮して解き放つのが応援であり、外的要因でテンションを下げるようでは来年やれないぞというのはホントにそう)、その辺は否応なく盛り上がっていこうというところ。
チーム、成績、クラブ、自分、世界、思うところは皆それぞれにあるだろう。俺にもある。
それはそれとして、いざ試合だ!

昼飯食うたび願をかけてましたが、叶わず。
今度はここに昇格の願掛けをしていこう!

審判は主審が山本雄大さん、VARは中村太さん。
VARはかなりファウル基準が野蛮方向になりそうで、あまり介入はなかろうと何となく予想してた(中村太さんは自分が大きく強いので、身体の小さな者同士の衝突などに比較的寛容な側面があると俺は見ている:すごい偏見)

勝った……第5部完ッ!!!

(※第1部1998 第2部2001-02 第3部2008 第4部2012 第5部2017-2024)
結論から言うと勝った。
試合全体を通じて「あ、柏強い。こりゃ残留だわ」と思うような事もなく、札幌は札幌として普通に渡り合えていました。なんせ勝ってるし。
モチベーションなどの点で全然レベルが違うなぐらいに感じた広島戦とは打って変わり、普通の顔した、そういつもの普通の、風に吹かれて消えちまうような、そんな、普通の、(※比較的試合強度というか、技術や体力的な見せ所みたいなもんでいうと下位相当ではあるけども)J1の下の方の、それでも降格がどうのというほど酷すぎもしないが特筆する程良くもない。そんな、普通の、試合でした。

試合当日の福住駅菅パネル。寂しくなるなぁ。
ズルできんか?残せよ~頼むよ~

札幌先制(かなり美しく)

試合開始から柏は後ろ4枚に変形して回そうとする札幌を意地汚くハメようとして、札幌は無理はしない程度に回避&キック。柏は回収して早く攻めたいけど、特段リスクをかけるような事もない。重心は重いというか、ラインが低い。札幌は札幌で過度にリスクをかける事もないし向こうもリスクをかけて来ないのでボールを逃がせるところに逃がしてあわよくばそこで刺せればなぁ。というサッカー。
これ続いたらあんま面白くはないけど、まぁ事故らない限りは負けるような怖さも柏にはあんまりないね。ぐらいに思ってたらそこそこ開始早々に
中盤柏ボールから軽くごちゃついて馬場→武蔵→駒井に落として→落ちて来た浅野にパス→ヒールで武蔵に流す→既に中に入っていた近藤→近藤が柏のGKを理解らせる「え?そこでもうワンタッチするの?」ドリブルから流し込む~!札幌先制。
あまりにも綺麗なゴールが決まって先制。
既にリーグにおいてはやる事が枯渇していたと思われる札幌が早々の先制点。俺は統計が得意なので、5分で1点であればこの試合のリザルトは18‐0と予想される(1:5=x:90 あまりにも完璧な計算だ)。このような頭脳をJ2に落とすのはフィジカル全盛時代となったJ1においてはロマン輝く宝石を失うようなものなので大変な損失なのであるがそれがJ1の選択(※2024年の札幌の降格は徹頭徹尾札幌が札幌の都合で独り相撲札幌場所を開催して、大方の予想通りキッチリ負け越しただけなので冗談と捉えて下さい)なので仕方ない。とか言ってる間に改めて見てるDAZNの画面も、実際に応援してた時の時計も何の波風も経たないまま10分、15分と過ぎていく。
1点取られてるけど比較的普通な、大事故に発展したら下手したら降格もある柏1点取ってるし降格自体は決まってるし狂ったバランス崩し仕掛けはもうやる必要もない札幌、この両者が相まって、なんともこう、情熱的というか、狂う感がないというか、まぁこれを責める訳にもいかない、穏やかな、凪感ある風景が見えるようでした。
イーブンなら札幌も「最後だし、やるかぁ!!!」ってなったと思うんですが、こうも相手が全然来ないと、リードしてる以上はあんまり行かなくはなるし、その、誰も悪くない感じで低調(下手とかそういう事じゃなくて、リスクをかけない、見てて予想のつく感じとでも言えばいいのか……)な試合が続きます。

北海道から撤退したイトーヨーカドーを引き継いでシーナシーナという施設になってました。
どういう事?と思いましたが、何かしらダジャレ成分が入っていると信じてる。
(北海道の施設名のサガとして)

そんな中、柏の陣内からポーンと蹴られたボールに対して、我らが「頼むから出て行かんといて」岡村が競りかけたところ、喧嘩寸前の猫のような名前の細谷"来年名古屋で頑張れ"真央が裏返り、綺麗に流し込みます。1‐1。
あちゃーやられたかーと思ってましたが、岡村はなかなか立ち上がらない。山本主審は即ゴールを認めたように見える以上、何もないのかな?岡村大丈夫かな?と思っていたらVAR発動。中村太さんが小人(しょうじん)の営み、痛みに興味を?と思ってリプレイ映像見てたら細谷"来年名古屋で永井の系譜を引き継いで見せろ"真央は全然ボールに競ってないし、競ってないどころかボールに競ろうとしてる岡村の伸び切った背中におもっくそアクセスしてます。これはアカンやろ。という事でノーゴール。J1最後のVARはまさかの札幌が失点を免れる(判定としては妥当です。というか山本主審、それは見ててよ……)結果となり、来年はこうした介入のない、リアル&ハードコア、ディレイもなければVARもない、ノーマーシー、デッドオアダイ、ヘルアンド地獄。そんな狂王の試練場たるリアルフットボールリーグ(J2のなかにいる!)が始まるんだなぁという思いを新たにした時間でした。

12月頭でこれなら、下旬とか2月初旬とかマジでどうするつもりなの?
という問いはいくらでもあるんですが、秋春導入にあたってその問題への解決策がJリーグ側から出される事はついぞありませんでした。不誠実というか、あの、ホントにどうしようもねぇな。
練習場用エアドーム?寝言は寝て言え。

J2落ちるの決まってて目の前の試合はリードしてる札幌、J2落ちる心配はゼロじゃないけど多分大丈夫で試合さえ壊さなきゃJ1残留できる柏が噛み合い、"無風"が生まれる(※大和ハウスプレミストドームは屋内です)

後半。ハーフタイムでひっそりと磐田が鳥栖にしっかりと負けており(確か2-0)、この段階で札幌vs柏のリーグ上の勝ちはゼロに等しくなっていたのですが、興行としてチケットを売り、開催されている以上は試合は行われるのだ。逃げるな!(※誰も逃げてない)
で、後半なんだけども、黙って見てればマテウス"浦和で頑張れ"サビオ細谷"来年名古屋だ"真央しかこねーじゃねーか!でした。
ホントにそういう感じで、イケる奴で刺そうとはする。でもそれ以上に変な破綻をしないようにするぞ。という謎なテンションの統一は多分柏の中で取れていたものと思われます。井原さんも退任決まってるっぽいけどちゃんとしてるなぁ……
で、札幌もまぁ攻め込むだけ攻め込んで退団が決まってる(決まってどうするよ…)菅が千載一遇の惜別ゴールチャンスで代名詞たるキャノンを封印して「めっちゃ人がスライディングしてるのに」流し込もうとして阻まれるなど若干のファニーを見せつつも、これ以上ゴールネットは揺れません。というか、両軍シュートはそれなりに打つけどまぁホント枠にいかないw
試合はそこまでの盛り上がりポイントもなく(いや、そんな悪い試合じゃないんですけど、ホントに自分達から仕掛けられるだけの穴あけ工具:スパチョークとかね もないし、相手もマジで全然出てこないのもあって、静かなんだ……)終了。

勝利

なんか勝った

柏は磐田が負けた事で残留こそ決まりましたがまぁ見てる側としては締まりもないシーズンだった的な感覚があるのか、観客からは謎のブーイング(まぁ理解るけど、井原さんで上積みとか見込めるはずもなく、残留は御の字では…?とは思った)そんな雰囲気。
札幌はミシャ体制&第5次J1最後の試合を1-0勝利でなんとなくほんわりと祝福感。試合終了時に菅が泣いてるのが抜かれてて、泣くなら来年札幌でやろうぜ!おう三上さん、取り敢えず再オファーしようや。などと思いました。駒井さんもね!声かけるだけ声かけようよ~!ね~!金なら出すよ~!親が(※社会人の屑)
という感じでした。
な、なんか締まらないもんだな…… でもこれがJ1のロングジャーニーを一旦終えた時の僕の雰囲気ではありました。はい。

試合後のセレモニーは概ね笑顔の選手が多く、それはホントによかったです。
選手が回ってるところへのブーイングなどはなく、ただ社長GM体制への批判として、スピーチの最初にあっただけでした(すげぇ理性的だなと個人的には思いました)

選手短評だ!

児玉:ちょっとスローミスなどありつつ、準備や反応、ボール扱いはすっごく普通にやれていた。損切も決断できる。改めていいキーパーだと思います。来年よろしくお願いしたいよ!!!(※私は選手が何年契約とか一切知りません)
馬場:この日は右CB、途中からボランチとして素晴らしく1試合プレー。能力ホントあるよなと改めて思いました。お疲れ様でした。頼む。残ってくれ!!!
岡村:細谷"ようこそ世界のTOYOTAへ"真央に背中をやられて相当痛そうでした。他ではディフェンスラインをしっかり牛耳る。色々話出てるけど、残って下さい何でもしますから!!!!
ミンギュ:この日も何の破綻もなくソツなくプレー。流石フル代表様やで。ええの獲ったわ!(※n回目)これを何回でもこれからも言いたい。旗色は悪かろうがこれだけは言わせてください 頼むから残ってくれ!!!!!
近藤:馬場のスライディングから始まった馬場を含めてのべ6人経由してのビューティフルゴールを決めて見せる。ホントマジでお願いだから残ってくれ!!!!!!来年よろしくって言ったよね?!???!(幻聴)
駒井:フットボールマイスター、歩く潤滑油、逆に聞くけどなんで浦和ではスタメンにならんかったんやろうかというのがJリーグ駒井7不思議の一つという素晴らしい御仁。高いんだろうな。でも見たいな。クラブからリリースは発表されたけどさ、来年どうにか札幌でやってくれんか。ズル出来んか?よそと契約する駒井に替え玉用意するとかさぁ。そっくりさんどっかにおらん?誰か探して!頼むよ。さくら幸子探偵事務所に依頼しよう。そうしよう。(↓これ、レバンガの応援に行った時ビデオ判定してる時だったかに流れます。かなりトベるんで、是非体感してください)

宮澤:すっげぇ普通にこなしてました。厳しく穿って見ると、柏のテンションというか、リスクかけない対応も奏功したのかもあるかも知れませんが、まぁホントに普通。凄かった。来年よろしくお願いします。ずっと頼っててごめん。
菅:後半のチャンスでドッカンしないでいつするんだよ!転がすんじゃねぇ。月に向かって打て!!!!(ホントに打つバカがいるかよ!!!と思う事もしばしばあったけど、それでいい……:遠い目)広島行っても元気でなと言いたいところだけど俺は菅が好きなので来年一緒にやろう。無理な事ない。なぁ?どうにかならんか?あと広島行くとしたらトレーニングなんちゃらかんちゃら以外に若手2人ぐらい包んで寄越してください。
浅野:肉離れから回復してきたところで再発など、3回ぐらい離脱したのかな?居てくれたら今日の「経由」や、相手DFラインへのプレッシャーがけなど仕事はやるんですよね。悔しいシーズンになったよねという事で、来年一緒にやって下さいお願いします!それこそ水戸に恩返し弾しましょうぞ~!頼むよ~!
青木:駒井がいなくなったら青木が攻撃をハンドリングするようになると勝手に思っているが、出来ればゴールに近いところで使いたい。ホンマおってください。一緒にやりましょう。俺は青木も好きなんや……!
鈴木:状態が良くなってからはシーズン終わりまで身体を張り通した。本人の札幌でのイメージは2019年の頃の「アンロペが運んだりチャナから出て来たボールに合うように走ればいい」みたいな感じかも知れないけど、「めっちゃ囲まれながら頑張ってボールを抑えて3秒作る」みたいな泥臭いファイトもちゃんとやれる事を示しました。いや、一番いいのは多分「誰かが運ぶところに合わせられるよう走る」だとは思うのですが。俺は強い武蔵に希望を見ていたので、来年一緒にやりたいです。

高木:復帰おめ!来年2番手か3番手か、どうなるんだろうか。大怪我から選手が帰ってくるのはとても嬉しい。来年もよろしやす!!
髙尾:終わり際に入って来て俺を安心させた。夏頃本格化(コンディションというか理解というか)してからは札幌の壁だった。マジで来年やりましょう。
大﨑:宮澤との交代。テンションがそこまで高くない柏相手にしっかりと中盤の底をこなす。残ってくれないかなぁ。俺 #いい男FC の現役ボランチとして大﨑を高く評価してるんですよ。
中村:短い出場時間の中でもキッチリ「ボールに関与しに出かけて行った先からボールが移動し、特段急ぐ様子もなく他選手と被った状態も解除せず漂う」を披露。マジでお前……w 好きな選手だし、武器は確実に持ってるので、来年もQ:何故そこに桐耶(A:足が速いから)を見せて欲しいです。
(現セッソレの進藤のQに対するAは「自分が関与する率が低いと判断した展開に入った瞬間サボらず上がる」から)
荒野:短い時間ながらも入るとリズムが変わるなぁというのを示して見せる。今年はキャプテンという事で気持ち的にも力み過ぎていたかも知れないなぁと思いました。強い責任感がよく働く人もいれば、それが良かれ悪かれ重荷になる人もいると思ってて、荒野選手にはもう少し自由にふるまって欲しいと俺個人は思います。背負う事なんかねぇんだ。来年頼んます!あと、厚別みたいな視点でやり取りしたいですよね。いつもドームの席の高さがつらい……
田中カツ:出番なし。今年半ばは希望の星でした。来年見たいなぁ。観たい。
白井:ゴール前でもうちょいでシュート!みたいなものを短い時間で演出。やっぱりゴール前への嗅覚みたいなのは凄いと思う。来年頼むやで!!

片付け部隊はいつでも君を待っている!!!!
(この日は比較的楽でした)

次節(2025年J2第一節)に向けて

札幌の第5次J1遠征(2017年~2024年)は一旦の終わりを迎えました。来期はJ2。そんな中、まさしく第5次J1不動の左サイドだった菅大輝、2018年から不動の中盤だった駒井善成がいなくなるとなり、チーム全体の解体に至るのか、それでもやっぱり何とか形は残そうとするのか(でも駒井菅をリリースしたというのは「単純に金がない」という事の告白でもある)、わからんけど、

どんなに嫌でもJ2は来るんだ(ガンバリマンの顔で)

(ガンバリマン、「どんなに嫌でも明日は来るんだ」の文言はナーフされた模様w)

来ないでJ2じゃねぇんだ。俺達がJ2に来たんだ。寧ろ乗り込んでやれ。どうなるかなんか誰にもわからん。多分岩政監督にもわからんやろ。奴はJ2素人だ。そうだ札幌老害部、俺達がJ2だ!…もうそういうのやめようよ…みたいに思えるぐらいにはちゃんとJ1だったし、しっかり強いチームになった。
札幌はどんな相手にもボール握ってまず崩しにいくぞという姿勢を見せる。札幌が相手に合わせるんじゃなく、相手が札幌に合わせるというのを強いて見せた。そのせいで負ける事も多かったし、最終的には「ミシャならどうにかしてくれるやろ」で金がない現実をミシャと現場に押し付けて強度が足りなくなり橋が破断してJ1を渡っていく道が壊れたってのが第5次J1遠征の終わり要因なんですが(俺はそう見てます)、まぁあの、ホントに現場は凄かったし、札幌はJ1の味噌っかすなんかじゃなく、結構変な立ち位置ではあったけど、試合となれば札幌の方が主役だったと思います。誇りを植え付けてくれた。こういう「(勝利とか相手が凄いとか要素は他にもあるけど)札幌が試合する時は、いつも札幌が主役なんだよ」というのを表現していってくれたらいいなぁと思ってます。

足元にガチで気を付けて帰りました。ツルツルでしたね。

人がいないので権限が分割できず、結果資産(選手)価値を高く見積もって競技上の判断舵取りを誤って難破した。という2023~2024

さんざっぱら書いてきているように、野々村退任&Jリーグチェアマン就任後、株式会社コンサドーレのトップ層では権限が適切に分割されてなく、黒字を出したい社長としての立場と、J1を勝ちぬく強化をしていかねばならないGMとしての立場が同一人物の中で相克し、最終的にトラブル(まぁ怪我人の多さは読めないだろうけども、ここに関しても「ていうか札幌キャンプで怪我人多過ぎない?」問題があって、シーズンを決して潤沢でない戦力で回す上で今のやり方ってホントに大丈夫?という視点がずっと抜けてるよねとは思ってる)によって戦力資産の運用が破綻して、前半2勝というJ2まっしぐら状態に陥った。と思ってます。
ゴール裏に出た横断幕は帰宅後DAZNで初めて見たのですが
「社長・GM兼任体制の限界が見えた今、チームの現在地を正しく認識・運用出来る組織編成を」
「強化の責任を果たさずに何が『集大成』?その場凌ぎの言葉に重みなし」
「この失敗の要因を徹底的に検証し、トップリーグに居続ける為の明確なビジョンを示せ」
「この情熱は揺るがない お前達が戦う場所に俺達は必ずいる」
とありました。
僕も一応は社会人を20数年やってきてますが、だよな。という感じです。
上手く行く事もあるでしょうけど、金のないクラブで、更に甘えが通ってしまう、甘えを通してしまう化け物みたいな監督にも恵まれている以上、社長とGMで相克する判断をしなきゃいかんとなったら、そりゃ甘えちゃうんやろなぁというのはなかったとは言えないと。
三上さんの挨拶の際、ブーイングはありました。ありましたが、話が始まってもまだブーイングしてる人達に対しては「もういいだろ!ちゃんと聞け!」というような声もありました。「三上さんの挨拶を聞かない為、全否定する為」ではなく、「不満を示す意味」でのブーイングでした。そこは整理されていたと思います。
ここらへん、出してる横断幕の内容ともども、すっげぇまともな「対話」だよなと思って見てました。(三上さんが幕を読んでくれたかはわからないけど、俺は凄くいい事、ファン、客、サポーターの側から見て、そこは問題だよなと思ってるところが端的に書かれていたと思います)
三上さんの挨拶を受けて石屋製菓の石水社長が話すのですが、相当思い切った様子で「来年は私が代表権を持って、コンサドーレにフルコミットしてやっていく」と、

横断幕が出てから5分もしない内に現段階の満点回答が出されてしまいました。そんな事あるかよ……

これには歓声が起こっていましたが、私は諸手を挙げてるだけではいかんなぁと空恐ろしい気持ちにもなりました。後がなさすぎる状況になった。とも言えるからです。だから、何とか上手く行って欲しい。
大成功じゃないにせよ、いや、大成功がいいんだけど、とにかく、緊急的な、でも逐次投入じゃなく最大戦力の投入みたいな今回の社長GM&石屋製菓社長のスピーチだった訳ですが、とにかく、安定飛行に移れるような次の人事まで、事故らないように進めたら……と思うばかりです。

そう。J1だったのだ。ちゃんとJ1の試合をJ1の相手とやって、すっごく普通に勝利した。
それが2024年J1リーグ最終節、札幌vs柏だったのだ。
望外のJ1じゃなかった。ちゃんとJ1だった。ということだ。

斯様に2024年のコンサドーレのシーズンは終わり、
J1(アウトロ)が終わると、J2(イントロ)が流れてくる。
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岩政 大樹氏 監督就任のお知らせ

!?????!
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!????!???!!!

そんなスタートラインがあるかよ!!!!!!!!!!!!

オチに使ってしまい岩政さんには悪いけど、蓋を開いてみないとわからないし、あんまりね、変な雰囲気出すのはやめましょうw
どんなことを志向してるかはわかりませんが、船の後ろはもうシャンパンの瓶でブン殴られているでしょう。期待してます!
(episode soloとスタートラインは最高の名曲なので100回聴け)


おわりに

なんやかやで一応1年全試合感想書けてよかったです。

こんな事になるとは正直思ってなかったし、札幌に関係ないけど西武ライオンズもライオンズ史上最低の戦績で、応援してるチームという事で言ったら過去最低な状況でした。厄だ厄!酒で流せ!

それではまた来年!
お疲れさまでした~

お店のゲーム、アイプリバースで過去作であるワッチャプリマジ!のコーデカードが使えるようになったよ!という事でプリマジ時代に一番好きだったミックスコーデ。
ああ、かわいい。
そう、俺はこのコーデが好きだったんだ……
みんなも100円玉をたくさん握りしめてゲーセンに行こう!たのしいよ!

~ENDE~

※文中、100発100中で細谷真大選手の名前を真央と間違えておりました。特段の他意はなく、単に間違いだったんですが、なんかまぁ別にいいかという感じなのでこのように記述した上でそのままにしておこうと思います。

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