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プロジェクトをマネージメントしよう(前編)

▼マネージメントについておさらい
過去に投稿したテーマ「車輪の再発明はやめとこうね」では、マネージメントはメンタル(システム開発に取り組む姿勢)が変わるから早期に経験できるといいよね、というコメントをしましたが、それはどちらかというと若手のエンジニアに向けてのメッセージでした。今回のターゲットは、お客さまの評価は高いけど、社内の評価がそれほど高くない、モチベーションが下がり気味のエンジニアです。

▼チャンスがあれば挑戦してください
僕らのビジネスモデルでマネージメントすることは非常にハードルが高いと思います。なぜなら、プロジェクトの成功/失敗はマネージメントによる影響が大きく、そのポジションにはお客さまでも経験のある方がアサインされるため、なかなか外部の僕らが任されることはありません。ただ可能性はゼロではなくて、ひとつのお客さまのところで、アサインされた案件ごとに実績を積み上げ、案件ごとに信頼関係を深めていけば、チャンスはあると思うので、プレッシャー半端ないですけどメリットがめちゃくちゃあるので、そのときは思い切ってマネージメントにチャレンジしてください!

▼メリットは大きく3つ
この3つのメリットはどれもマネージメントを経験しないと気づきにくいことだと思ってます。
メリット1:思考がタスク→プロジェクトに変わる
メリット2:自社がビジネスパートナーとなる(自社のプラットフォーム化)
メリット3:お客さまでの評価と自社の評価のズレが解消される(評価の循環)

▼メリット1:思考がタスク→プロジェクトに変わる
まず上流フェーズだと「業務内容を整理する」とか「外部設計書を編集する」など、たいがいタスクごとにスケジュールが管理されています。どこのプロジェクトでも自分に割り振られたタスクの進捗に追われて、他のタスクなんてほとんど視野に入りません。例えば、自分が製造したプログラムが結合テストで異常終了したとき、そのエラーの原因が仕様バグ(要件定義や設計書に不備があること)だった場合、異常終了した原因が自分のタスクでなかったことに安心すると思うし(墜落事故の乗客に日本人がいませんでした的な感覚)、なんだったら、その原因調査に費やした時間を返せよって思うかもしれない。僕も正直それに近い感情がありましたが、マネージャーを経験すると、誰がミスったより、そのミスを早期解決して繰り返されないように、オペレーションなどを改善することを最優先で考えるようになりました。だから、ミスったことを取り繕ったり、落ち込んだりしてる暇があるんだったら、素直に謝って事実を話してくれた方が早期解決に繋がるため僕は嬉しいです。

▼メリット1のまとめ
マネージメントを経験するとプロジェクトを進めることを最優先に考えて行動ようになります。誤解を恐れずに言うと、ミスや失敗については、タスク思考のときは誰がミスったのかなど悲壮感漂っていましたが、プロジェクト思考になると楽観的に受け止めて、犯人探しよりも早期解決して改善することに意識が向いて、行動するようになりました。

要は、ミスってもいちいちくよくよせずに楽観的なれることがメリットのひとつです。

後編へ続く(後編は会社との関係性についてちょっと踏み込んだ内容になると思います)

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