お客さんのプロレスを見極めるようになりたい
▼先日、要件定義を実施しました
お客さまに要件定義のご説明をさせていただいたときの話です。
4月から要件定義を始めていた案件がありました。お客さまからの要望は「既存システムのライセンス費用が高いためコスト削減して欲しい」ってことだったので、2つの観点で要件定義を進めました。
・稼働するサーバーを社外からお客さまのデータセンターへ移設して保守費用を削減する
・既存システムを刷新して、業務に必要な機能に絞り込んでOSS化することでライセンス費用をゼロにする
もちろん既存システムを業務で使われている方や、情報システムの方からヒヤリングを行い、ほぼ合意が得られてかたちで要件定義書をまとめ上げました。そして最終決定を下すお客さまへご説明させていただいたところ「そもそも既存システムのマスタの持ち方が気に入らなかった」と言われて、
これまでまとめ上げた要件定義書を出鼻で一蹴されました。
「点で考えるな、全体を俯瞰して考えろ」とまで言われて・・・点って何?、全体って何?・・・
吠えてたお客さま以外、全員その内容についていけずに、そのまま打ち合わせは終了・・・
後日聞いた話ですが、そのお客さまは、ちゃぶ台をひっくり返しながら、要件定義の工数で基本設計までやらせることがあるみたいです。要はちゃぶ台はプロレスだった可能性があるということです。
要件定義を全否定されて、さずがにショックだったんですが、仮にちゃぶ台返しがプロレスであるとするならば、ひっくり返されたままにするのか、戻すのか、別のちゃぶ台を持ってくるのか、これから戦い方を考えようと思います!
▼まとめ
お客さまのプロレスを真に受けるのではなく、それに乗っかれるぐらいの余裕が持てるようになりたいですね。
現場からは以上です。