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10月中に自己紹介を書き上げる〜こんなに傷ついてでも私が得たかったものって何だっけ?〜

つづきもの。
自己紹介のために2019年に執筆した
書籍を全文公開中!!
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メンズエステを後にした私は、
ぽっかりと空いた心の穴をなんとか埋めようとした。
自分の強みを活かせる天職がやっと見つかったのに、
またダメだった。

この穴は旦那だけでは埋まらない。
旦那には内緒で不特定多数の男性に
エロマッサージをしても埋まらない。
好みの男性と店外セックスしても埋まらない。

パパと避妊せずセックスするスリルを
味わっても埋まらない。

唯一、スローセックスを教えてくれた男性のお陰で
自分の一部を取り戻し、
解決の糸口が見えたような気がしていた。

でもスローセックス君は忙しくて
月1くらいしか会えない。
会って交わったその日は幸せでも、
次の日に私の心からは幸せが砂のように零れていく。
誰かに抱かれていないと満たされない。

そして今度はマッチングアプリにハマる。
メンエスやパパ活との違いは
「こちらにも選べる権利がある」ということ。

能動的に誰かに気に入られるのを待つのではなく、
好みの人をこちらからハントしにイケることが
私にとってのメリットだった。

自分にとした課題は
「自分の中のボーダーラインを明確にする」
今までは「お客様からお金をいただいているから」
という理由で受け入れられていたのかもしれない。

プライベートでデートしたら
私の許容範囲はどのくらい狭まるんだろう?

だからあえて今まで「苦手」とカテゴライズしてきた
男性とのマッチングを狙ってみた。

・イケメン
・年下
・ぽっちゃり
・背が高い
・お金持ちなどなど…
結果的にどの人も許容範囲だった。

ただ私が一方的に元カレとか
過去に苦い思い出のある男性との面影を重ねて
「苦手」と思い込んでいただけだった。
唯一抱かれなかったのは、ベッドイン前のお茶で
「この人とは価値観も話も噛み合わないな」
と判断した人。

場数を踏んできたからこそ、
会話のコミュニケーションがままならない人とは
体のコミュニケーションが合う訳ないと知っている。

抱かれた後に「するんじゃなかった」と
賢者タイムで虚無感に包まれるのは目に見えている。
そんな人に身を委ねるほどこちらも暇ではないのだ。
自分の許容範囲がますます広がったことで悦に浸った。

まだ私は女神になれる。

自分好みの男性とだけセックスしててもいいんだ!
全員を受け入れなくてもいいんだ!
私の中の女神像が、
男性優位から自分優位に変わった瞬間だった。

そんな中、私に電子書籍出版のお声がかかる。
喜び勇んで真っ先に旦ちゃんに話した。

旦那「ただいま〜」

ロマ「おかえり〜
今度電子書籍出版することになったよ〜」

旦那「えっ!すごい!」

ロマ「それでさ、
メンエスでの体験とかも書きたいんだけど、
旦ちゃんに迷惑かかっちゃうかな?」

旦那「俺が見なけりゃいいんでしょ。」

ロマ「あ、そう思って昨日FBの別アカウント作ったよ。
あのさ、前にも言ったけど旦ちゃん以外の男の人とも
セックスしたいんだよね。」

今まで旦ちゃんに内緒でセックスしてたけど、
どうしても旦ちゃんから「いいよ」の一言が欲しい。
それがもらえたら、
もう面倒なアリバイ工作しなくても
好きなだけセックスできるのに!

その思いと同時に、
「今まで私を見守って受け入れてくれた旦ちゃんなら
きっとOKしてくれるはず」
という根拠のない自信も湧いてきていた。

旦那「ご飯食べる前にそういう話する?
食欲失せるわ。その話は前もしたじゃん。」

ロマ「メンエスでは挿入はなかったじゃん!
これから私の経験値を上げるために、
サンプルが旦ちゃん一人じゃ少なすぎるの。
もっと色んな人としたいの。」

旦那「…。」

ロマ「…。」

旦那「前にも言ったよね、それされたら離婚だって。
おかしい。愛情が深ければ深い程憎しみに変わるよ。」

ロマ「私も前から言ってるけど、
あれからずっと我慢してた。
死ぬまで旦ちゃん一人としかできないのかって。」

旦那「それを聞いた俺の悲しい気持ちはどうなんの?」

ロマ「私が旦ちゃんの気持ちを
ないがしろにしてるって感じるの?」

旦那「考えられない。ありえない。普通じゃない。」

ロマ「じゃあ私の他の人としたいって気持ちも
見て見ぬ振りするの?」

旦那「じゃあそれ俺の親とかロマちゃんの親に
言えんの?一般的に考えておかしいだろ。」

ロマ「今は一般の話じゃなくて
私と旦ちゃんの話だよ。」

旦那「何がしたいの。」

ロマ「沢山の人として経験値を上げたい。
レベル上げみたいな。お金稼ぎたい。」

旦那「いくらあったら足りんの?」

ロマ「月40万円。旦ちゃんが稼いでくれたら
いいけど、難しいから私が稼ぐ。」

旦那「…俺が悪いって言ってんの?」

ロマ「そうじゃなくて、
自分で得意なことして稼ぐ方が早いってこと。」

旦那「…もうこの話したくない。」

ロマ「私はまだしたい。」

旦那「………。」

ロマ「いつも旦ちゃんの言いたいことだけ言って
話し終わらせるよね。その度に私は我慢してた。」

旦那「他の人とした時点で離婚だよ。」

ロマ「…旦ちゃんと結婚生活を続けて
世間的に夫婦の体裁が保てていても、
私は自分のやりたいことが出来ずに我慢し続ける。
それなら離れることも視野に入ってくるよね。」

旦那「…。」

ロマ「離婚したいの?」

旦那「え。」

ロマ「旦ちゃんは私と離婚したいって思うの?」

旦那「俺はロマちゃんと一生一緒にいるって
決めてるから。」

ロマ「そっか。
私ももちろん旦ちゃんを好きだし愛してる。
だから私がこう思ってることを認めて欲しいの。」

旦那「そんなの認められない。」

ロマ「生理的に認められないなら知って欲しい。
それは私の一部だけど、だんだん大きくなって来てる。
旦ちゃんが理解してくれなくても、私はやる。
具体的に何が嫌なの?」

旦那「誰か分からない子供が生まれるのが嫌だ。」

ロマ「ピル飲めばいいよね。
ゴムもつければ性病にもならないよ。」

旦那「…。」

ロマ「例えば旦ちゃんに分からないように
するのはアリなの?」

旦那「知らぬが仏ってことだよ。」

ロマ「え?」

旦那「俺が知らなきゃいーんだろ。
ただ、何かあるたびにこれからはそういう風に見るよ。
どうせ止めてもやんだろ。好きにしろよ。」

ロマ「本当〜♡ありがと〜♡
旦ちゃんならそう言ってくれるって思った♡」

旦那「やるからには絶対バレないようにしろよ。」

ロマ「うん♡」

晴れて旦ちゃんから婚外交渉の了承を得た私は、
Tinderとデート倶楽部を駆使して
週4人とのデートを重ねていた。

忙しくも、充実した日々。
でも外での楽しみが増えるのと反比例するように、
旦ちゃんとのセックス回数は減っていった。

旦那「しよ〜♡」

ロマ「う〜ん今日はそんな気分じゃない」

旦那「そっか…」

ロマ「なに〜?したいの〜?」

旦那「いいよそんな無理しなくて」

ロマ「えっ。」

旦那「ロマちゃんがしたくなる時はいつなの?」

ロマ「えっちな漫画読んだりAV観た時?」

旦那「…。ちょっと…グスッ今日は一人で寝かせて。」

ロマ「…。」

〜旦ちゃんが自室に篭って5分後〜

ロマ「旦ちゃん?
暑いからクーラーの風いくように扇風機調整したよ。」

旦那「…うん。ありがと。」

ロマ「旦ちゃん、話したい?
それとも一人になりたい?」

旦那「一人…」

ロマ「分かった…。」

〜10分後〜

ロマ「旦ちゃん?私ここにいてもいい?」

旦那「いいよ。」

ロマ「旦ちゃんが一人になりたいって言ってたけど、
このままお互いもやもやするのも嫌で来ちゃった。」

旦那「ん。」

ロマ「旦ちゃんはどう思ったの?」

旦那「………。よく分かんない。」

ロマ「話してればなんか分かるかもよ?」

旦那「………。
正直情報量が多すぎてキャパオーバーになってる。」

ロマ「そっか。」

旦那「俺はロマちゃんのことが好きなのに、
足りてなかったのかなって。
ロマちゃんの気持ちは
俺に向いてないんじゃないかなって。
ロマちゃんの夢を応援したい気持ちはあるんだよ。
でも俺が邪魔になって
ロマちゃんがやりたいことできないんじゃないかって。
そしたらなんか情けなくなった。
ロマちゃんにとって俺って、家事やってくれる
ただの都合のいい家政婦なのかなって。」

ロマ「(泣)私はね…旦ちゃんの愛が大きすぎて、
私は同じだけ返せてるのかなっていつも不安だった。
旦ちゃんは私のために色々してくれるけど、
私は何か返せてるのかなって。」

旦那「同じ分だけ返そうとなんてしなくていいんだよ。ロマちゃんといるだけで楽しいし幸せ。
愛は与えるものだと思ってるから。」

ロマ「うそ。愛はもらうものだと思ってた。」

旦那「ロマちゃんをサポートしたいと思ってるよ。」

ロマ「ありがとう。でも旦ちゃんを悲しませてる。
正直こんなに悲しむと思ってなかったの。
気にする部分はあっても、
私の一部として受け止めてくれる自信があった。
だから旦ちゃんには申し訳ないと思ってる。

旦那「申し訳ないなんて思わなくていいんだよ。」

ロマ「だから旦ちゃんや旦ちゃんの家族には
迷惑かけたくなくて、
書籍も顔出しなしでやろうと思ってる。
私がバッシングされる分にはいいけど、
旦ちゃんがされるのは嫌だから。」

旦那「ダメだよ。ロマちゃんも俺の家族なんだよ。
バッシングなんてされたくない。」

ロマ「(泣)そっか。
でもね、とんでもないこと言ってる。
旦那がいるのに他の人ともしたいなんて、世間一般では認知されないの分かってるから、バッシング覚悟で本を出したいの。
でも響く人も必ずいると思うの。」

旦那「俺が我慢すればって思う。」
ロマ「私がやりたいようにやってるのに、
旦ちゃんに我慢して欲しくない。
旦ちゃんも言いたいことを言って欲しい。
お互い譲れないとこを話し合って、
妥協点を見つけられたらいいよね。」

旦那「俺は我慢の仕方を考えてるだけだよ。
…妥協点か。でもロマちゃん結局やっちゃうでしょw」

ロマ「うん。」

旦那「知らない人の子供が出来るのが嫌で。
ロマちゃんはピルとかコンドームとかすれば
大丈夫って言ってたけど、
危ない思いするんじゃないかって心配。」

ロマ「世間の男の人達は皆優しいから大丈夫だよ!
旦ちゃんだって優しいじゃん。」

旦那「鑑定とかするレベルだよ。
俺の子じゃないなら育てられない。」

ロマ「…前にね、子どもが欲しくて
旦ちゃんに相談したら
『子供なんかいなくても
ロマちゃんと一生二人でもいいよ』
って言われた時ゾワッとした。
私は一生2人なんて嫌。子供が欲しい。
具体的には40才までに1人子供が欲しい。」

旦那「これから妊娠検査とかしよって話してたもんね。あの時はロマちゃんも妊娠に対して
ナーバスになってたから、
安心させる気持ちで一生2人でもいいよって言ってた。
意味が違って伝わってたのならごめん。」

ロマ「こーいうのも変だけど、
旦ちゃんの気持ちが聞けて良かった。」

旦那「俺も。ある意味ロマちゃんが全て
正直に話してくれるのは良かった。」

ロマ「なんかね、旦ちゃんに
『他の人ともしたいの』って本音をさらせて、
旦ちゃんもそれに向き合ってくれて…
正直言ったらスッキリして
他の人としたい気持ちが薄らいできてる。」

旦那「そっか。」

ロマ「本音をさらして
受け止めて欲しかっただけなのかなって。」

旦那「ロマちゃんは経験を積みたいから
他ともしたいって言ってたけど、
今までの経験だけじゃできないの?
俺は、ロマちゃんの今までのエロ部活動とか
皆に評価されてるから
今までの経験でも出来ると思う。」

ロマ「そっか。」

旦那「ロマちゃんならできるよ。
俺はロマちゃんの夢を応援したいしサポートしたい。」

ロマ「(泣)ありがとう。」

旦那「…まだ話してないことある?」

ロマ「…ある。でも旦ちゃんが
いっぱいいっぱいになっちゃうからオリを見て話す。」

旦那「どんな内容?」

ロマ「…エロ系。(Tin活とか)」

旦那「そっか。もう遅いし、涼しい部屋行って寝よ。」

ロマ「うん。」

旦那「おやすみ。」

ロマ「おやすみ。」

旦那さん公認で不倫したくて、
2年かけて旦那さんにOKをもらったよ!

でもそれは心からのOKではなく
「どうせ言ってもやるんだろ好きにしろよ」
という投げやりなもの。

OKもらって一瞬喜んだものの、なんかこれじゃない感。
そもそも私がなりたかった夫婦の形って
エロ部のある友人夫婦のような関係。

それは「旦那さんが妻の性に奔放な部分を
丸っと受け止めている」というもの。

その友人の旦那さんが
「僕がゲームを好きなように妻も男が好きなんです」
って言っていた。
その関係が素敵だなって思って憧れた。

世間的には「不倫」とカテゴライズして
バッシングをされるようなことも、
「妻は楽しんでしているんです。
そこが妻の魅力です。」
と言わんばかりの受け止めっぷり。

いいな〜!私も私の全てを丸っと受け止めて欲しいな。
そしたら「職場の人と飲みに行く」なんて面倒な
アリバイ工作しないで堂々とデートに行けるのに。
そう思ったのが事の発端で、
この2年間交渉を重ねていた。

でも旦那さんには
「今までの俺の愛じゃ足りなかったってこと…?」
と泣かれてしまったし、私も泣いた。

こんなに傷つけるはずじゃなかった。
メンズエステやパパ活を許容してくれたように、
また丸っと私を受け入れて許してくれると
心から信じていた。

でもそれって、まるで子どもが駄々をこねて
母親を困らせてるみたいだなってふと感じたの。

母親なら私のこと全部分かってくれるでしょ?
母親なら私のこと受け止めてくれるでしょ?
そんなある種の歪んだ「母親へ向けるような万能感」を
旦ちゃんに求めていたことに気づいた。

母から何度「あなたが全然理解できない」
と言われたことか。
だから、旦ちゃんには何がなんでも
わかって欲しかったし、受け止めてほしかった。

私が旦ちゃんでも幾千のちんこでも
埋まらなかった心の穴は
「母親に愛されている」という実感が持てて
初めて埋まるんだ!と気づいた。

私の課題は
「旦那以外の男性ともセックスしたい」ではなく、
「母親に愛されてるという実感が欲しい」だった。

どんな私でも受けいれて欲しい、認めて欲しい。

セックス依存症とか、拒食症とか、鬱とかの女性って、
母親との関係を拗らせている人が多い。

幼少期の母親に満たされなかった気持ちを
他で代用しようとするけど一向に満たされないのは、
根本の課題が見えていないから。

私がこんなにもセックスに溺れていたのは、
穴を埋めるピースの山を間違えたから。

どんなに探しても外側にはなく、
自分の内側にしかない。

私が本当に向き合わなきゃいけないのは
「自分自身であり」「母親」だった
ということに気づくためだった。

今まで逃げてきた課題は、
今度こそ気づいて向き合えるように
どんどん難しくなって目の前に現れるらしい。

母親と向き合うのが怖くて、
見て見ぬふりして放置して、
どんどん難しく拗らせたのは私に要因があった。
今までそれに気づかなくて、
というか気付きたくなくて。
母親と向き合わなきゃいけなくなっちゃうから
気付きたくなくて。

逃げて逃げて、でも愛を感じたくて。
でも母親に向き合うのが怖くて
男の人で埋めようとしていた。

母と対峙しないかぎり、
この問題が解決することはなく、
無限ループにハマり続けるのは目に見えている。

だから、私は母と向き合おうとしている。
その先に、何があるのかはまだわからない。
旦ちゃんだけで満たされるのか、
他の男の人も必要なのか?
本当に私が望んでいるものは何なのか?

それを知りたいから、
私は逃げることをやめて、母と向き合うことを決めた。
ものすごく怖い。

失望するかもしれないし、
愛を感じるかもしれないし、
何も変わらないかもしれない。

ただ、その先にある私自身を見てみたいのだ。
「欲」を突き詰めると、
ほんとうの自分の姿があらわになる。
この欲を突き詰める私の旅はまだまだ続く。

おわりに

なんでも叶う夢なら、あなたはどんな夢を見たい?
「自分が見たい夢」の中では、
何もかも自分の思い通りの心地よさが続く。
時間を巻き戻し、
失った家族と再会し、
なりたい自分になれる。

これは、鬼滅の刃・無限列車編で夢を操る鬼の術。
夢だけを見続けたい欲望を利用されて、操られる。

私は男性に抱かれることでセックスの快楽に浸り、
大勢の男性から求められることで
いい女気分を味わいたかった。

「何でも叶う夢」なのに、
これが本当に私のやりたかったことだったのかな?
「妊娠しづらい体」と診断された
事実を認めたくなくて、
沢山の男性に抱かれて忘れたかった。

あわよくば、誰の種でもいいから
妊娠させすれば幸せになれると思っていた。
今は「何でも叶う夢」があるなら、
旦ちゃんとの子どもを一人産みたい。
潜在意識で叶わないと思っていたから、
向き合おうとしてこなかった。

ちゃんと向き合って、それでも
子どもに恵まれない未来を迎えるのが怖かった。
私は、世間一般の主婦とは違う。

 家庭を持って、旦那一筋で、子どもを産んで、
日々の生活に追われ、ザンバラ髪で化粧っ気もなく
セックスレス。そんなの無理だ。
これは、私の「母に認めてほしい」という
強すぎる対抗心なのだと思う。

それなのに「妊娠できない、子どもに恵まれない」
という恐怖。
あんなに嫌っていた母親と同じスタートラインに
立つことさえできないのか・・・。

これはすべて、「母に認めて欲しい」欲求
からきている。
ここにたどり着くまでに、相当な遠回りをしてきた。

心地よさとは真逆の、二度と見たくもない
苦しいところにこそ自分の核があるのかもしれない。

 私は、この本を書いて、自分を見つめ直したかった。
鬼滅の炭治郎のように、
夢の中の自分を殺して、現実を見る。
二度と見たくないかもしれない現実に向き合うと、
新しい世界は広がっていく。

夢で「欲」を叶えるのは終わった。
次は、「現実」で夢を叶えていけると信じている。

こんな私を見て、どんな自分もどんな欲も
許していいんだなと思ってくれたら嬉しいな♡
どんな自分をさらけ出しても、
愛してくれる人はたくさんいるのが現実なんだから♡

著者紹介
ロマンスの多い新妻

 婚活のために始めたマッチングアプリで、
出会ったその日にプロポーズされ1年後に結婚。
これで人並に!と思うも、ふと
「死ぬまで旦那としかセックスできないのか」
と気づき絶望。
さらには不妊を拗らせ旦那に触れられるのも嫌になる。
 
 寂しさを埋めるため、
持ち前の性欲と探究心で婚外セックスを楽しみ、
その体験談などが多くの賞賛を集め天才と呼ばれ、
出版を熱望されるように。

 執筆を通して、愛に飢えていると思っていた
自分の周りには愛が溢れていたことに気付き、
世の女性にもそれに気付いて欲しいと願うようになる。

 性は、恥ずかしい。
でもそれって実は生きるってこと。
「心」で「生きる」と書いて「性」
あるがままの私の心をさらけ出して生きる。
こんなにも愛されていていい。

誰にだって死にたくなる夜もあるけど、
生きていていい。
それを伝えるのが彼女の使命。

明るく楽しくエロを語る
セクシュアルエンターティナー。
それが、ロマンスの多い新妻。

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Special thanks

プロデュース Kanako Murase
       喜多 良助

編集     村松朋恵

著者紹介   くぜ ちえこ
       しまだ さおり

表紙撮影   優 ゆうこ
表紙デザイン 川上 くみ

4章挿絵撮影 尾関あゆみ
プロデュース 山田愛子
メイク    三輪真以

こんなに色んな人に支えられて励まされて
やっと出せたんだなぁと思うと感慨深い……

欲をさらせば仲間が増える!
欲をさらせば夢が叶う!
私の欲は「性欲」だけど、
あなたの欲はどんな欲かな??

ここまでが、2019年の冬までのおはなし。
あれからお母さんとも旦ちゃんとも
色々と進展があったから、
少しずつ綴っていくよ。お楽しみに!

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