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食べること=栄養補給とは限らない
健康な体を創るための要素として『食』は欠かせないのは誰もが知っていることだと思いますが
今、食べているものが果たして自分の身体の機能のサポートになっているかは、また別の話なのではないかと思うのです
今回、我が家に起きた『コロナ感染』という大騒動からも、『食』すなわち『栄養補給』についても随分考えさせられました。
今朝空
『食べる』と『出す=排出』は切っても切れない関係にあり
出せない体は、何をどう入れたとしても巡らないし、今の自分の身体が欲するモノではなかったりするのですよね。
出せない体を出せる体にすることが、からだ養生の本質であり
コロナに侵されてしまった体を元の状態に戻すことなんだと感じた次第。
水分補給はどんな時も必須事項
巡る体であること
出せる体であること
それには入れるものが今の身体にとって必要なものなのか
そんなことを体の声として届くように、普段から整えていきたいと思いました。
感染した家族の『食』の経緯を日々、観察していました。
1日目は、食べたいとも思えず、食べないを選択
ポカリスエットのような飲み物を欲しがったので、それを欲したら入れる
2日目は、ゼリーのようなものを食べたいと言ったので、それを中に入れる
ポカリスエットのようなものは、もう要らないと言う
3日目は、ゼリーは食べたくなく、野菜サラダが食べたいというので、野菜サラダを朝と夜に
2日目から味覚と嗅覚はゼロ
食べても味がしないことに絶望感を感じたと言っていた。
美味しくものを頂けるということは五感が刺激され
それは心の安定につながるのだと。
ご飯が美味しく食べられるってハッピーのなにものでもないのです
4日目以降は、その時の食べたいものを食べ、食べたくなければ食べない
食が今の身体の状態をお知らせしてくれる
ある種、健康美のバロメーターともとれますね。
こんな風に観察していくうちに、食べる=栄養ではないことに気づき
食べないことも栄養のうち。。。そんな風にも思えたり
仕事柄、大人女性のダイエットやコンディショニングやケアといった事柄に関わらせていただく機会が多いのですが、
『食』は五感を刺激し、それが『なりたい体』『ありたい体』へつながるのだとしたら、『食』をおろそかにしてはいけないですね。
年齢を重ねる体というのは、細胞の老いというシステムが働くのは否めないけど、その速度を遅くするか、早めるか、そんなことを今の生活習慣から感じ取れれば、そして、見直せれば、きっと若々しさは保てるのだと思います。
『食べたもので体はできてはいるのですが、食べたものが栄養として摂りこめない体のシステムになっているのだとしたら、それはとても残念なことなので、
時には食べない
すなわち胃腸を休めることも大人女性には必要なことのような気がします。
食べると消化することにエネルギーは使われますので、
今は食べたくない・・・そんな体のメッセージが聞こえたら
食べない選択も、ありなのではないでしょうか?