ハワイアンキルトとの出会い
それまでの私
結婚してしばらく続けた小売店の仕事。
それまで販売の仕事しかしていなくて
ノルマをこなして売ればいい仕事から
ある程度のポジションになってチームを引っ張っていくリーダーに。
その会社にいたら自分ではこうなりたいって
思っていた立場は手に入れた。
でもどこか自分のやりたいことじゃないって気持ちが募り
不協和音が吹きはじめた。
休憩や帰りには、アロマテラピーに興味を持ち
『癒し』を求める自分がいた。
その時点で「疲れているな私」って自覚もあって
ストレスフルになっていった時期。
それは突然だった。
父の死。
私はひとりっ子で、お嫁に出てしまったので
母は一人になった。その時母は53歳。
葬儀も終わり、母はやせ細って
「そばにいて」そんな弱音を吐いた時。
私は実家から会社に通った日々半年。
「もう辞めてしまおう」と退職を決意して
半年で部下に引き継ぎをした。母にも「半年待ってね」と伝えた。
当時暮らしていたアパートも引き払って
実家に通いやすいところにマンションを買って暮らしていた。
実家から近い元会社の関連の会社でパート始めて
仕事帰りには寄って泊まったりもして
少しずつ落ち着きを取り戻していく母を見守った。
ハワイ珍道中の旅
気分転換も必要と、私の主人にお願いして
母を連れてハワイ旅行に出かける。
私の元会社の友人、その姉とお母様の5人の珍道中の旅だ。
友人のお姉さんは、元添乗員をしていて
ハワイの観光、グルメ、車の手配などは完璧で
空港に着いた私たちをリムジンが迎えてくれた。
旅の前には、ああだ、こうだとオプショナルツアー的なメニューを
話し合って旅に盛り込む。
バブリーな時代。
友人とそのお姉さんは買い物やグルメツアー。
その中に、母と私、友人のお母様の希望があった。
ハワイアンキルトだ。これはどうしても体験したい事だった。
日本からもう予約をして現地で参加することにした。
有名なハワイアンキルトを教える方に習いたい。
そんな思いから、ロイヤルハワイアンで開催している
POAKALANIのJohn Serraoさんのワークショップに参加することになった。
今思えば、これがなかったら、本場のハワイアンキルトには
出会っていない。私が37歳の秋でした。
https://note.com/alohaquilt/n/nb27bf987e844