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「人は変えられない。」それって本当?

「人は変えられない、変えられるのは自分だけ。」
よく聞く言葉ですよね?

これ、半分合っていて半分間違っているんじゃなかなって思うんです。

私は「人は変えられる。自分も変えられる。」と考えています。

わたしが人を変えた話

ちょうど1年前、職場でどうしても苦手な同僚がいました。彼女に対しての印象は「女子高生」。
そんなに仲がいいわけじゃないのに変に距離感が近かったり、周りの人を巻き込んであーだこーだ愚痴をいったり、気に入らないことがあったらぎゃーぎゃー騒ぐ。典型的な「女子」で、イタイ人という印象。めんどくさいから、極力関わらないようにしていました。(職場に一人はこういう人いません?笑)

そんな女子と、一緒のチームで働くという悪夢な辞令がくだった1年前。
さらに、初めてリーダーというポジションを任されて、不安しかない。
もう心底会社を呪いました。

彼女と働くようになった当初は、想定していた通りの文句の嵐。
ああいえば、反論。こういえば反論。
業務を頼めば、「これは何のためにやるんですか?」
目的を説明しても、「本当に意味あるんですか?」

・・・もうめんどくさい!心の底から嫌!(私の心の叫び)

そんな当時の私はというと、「リーダーとしての役割を果たさなきゃ!」と必死でした。メンバーにしんどい思いをさせてはいけないと思い、苦手な仕事を自分が引き受けたり、自分のことは二の次で、本当はそこまでやらなくてもいいということまでやって、プライベートの時間まで削って遅くまで残業してメンバーの負荷を減らすように頑張ってみたり。
「リーダー=身を削ってメンバーの面倒を見てあげる人」という方程式を持っていたので、そいういう役まわりだと思っていたんです。

でも・・・こんな働き方している人、楽しくなさそうですよね?笑
実際楽しくなかったですし、本当は自分のやりたいこと、楽しいと思うことをしたかった。
頭は「身を削ってメンバーの面倒を見てあげなければ!」
心は「もっと自分の面倒をみてあげたい!やりたいことをさせげあげたい!」
この、私の頭と心のちぐはぐが、人を変えるためのポイントでした。
私は人のことばかり気にかけて、疲れ倒しているのに、「どうにかしなくちゃ!」と勝手に気負って、「リーダー=身を削ってメンバーの面倒を見てあげる人」という、心は1mmも求めていない役割を頑張って担おうとしていたんですね。
心が望んでいたのは「自分を大事にすることで、周りに貢献できるリーダー」でした。
そして、彼女は「あなたが担う役割はそっちの方向じゃないよ!と本当はこうしたいんだよね!」と私が頭で考えていた方程式をぶちこわす役割を担っていてくれたのです。

もうこの諸々に気づいた時から、手厚く世話を焼くことを辞めました。

さて、お待ちかねのビフォーアフター。
いま彼女はどうなったか。

「私は、ゆうかさんの役に立ちたいんです。ゆうかさんの右腕になるって決めたんです!」と言ってくれる。
タスクが発生したら、多くを語らなくても「私やりますね!」と自主的に手を挙げてくれる。
新人がミスをしたら、私の代わりにカバーをしてくれる。
大変な仕事でも、一番にサポートしてくれる。

彼女は「うるさい女子高生」から「天使」への変身を遂げました。

そして、あの悪夢のような人事発表から1年経ち、今年も人事発表があったのですが、彼女とはまた同じチームで働くことに。

(私の心境)
1年前  → 一緒に働きたくない、面倒だからできれば関わりたくない!
今  →  次も一緒に働けるんだね。よかった!これからもよろしくね!

この変化、すごくないですか?笑

これからも私の実現したい未来のために、彼女の力を借りたいですし、私と一緒にいることで、彼女が実現したい未来に私が貢献できると嬉しいなと思っています。

人は変えられる。とは?

この人、ほんと変えたい!変わってくれ!と思う人は、「本当は自分が何を望んでいるのか、どうありたいか」に気づかせてくれる存在だったりします。
変えたい!と感じるもとは、ネガティブな理由であることがほとんどですが、脳トレでは「ネガティブはお宝」とお伝えしています。
ネガティブには、強烈なピュアハート(本音)が隠されているんですね。
そして、そのピュアハートは、自分と人を変える「オーダー」へと繋がります。
人を変えたい!と思ったときのヒントにしてみてくださいね^^


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