親友の珍言集 No.7
親友はどんな私も受け入れてくれる。私の人生の恥部をほとんど知っていて、それでも友達でいてくれる。ちょっとした言葉に腹を立てたり、傷ついたり、距離を置くようになったり、、何度そんなことを繰り返してきたことか。彼女はとてもプライドの高い人間だ。自分では宇宙人と言い切っているが、確かに怪しい要素を持っている。という私も、中世のヨーロッパあたりに生まれていれば、確実に魔女狩りで焼かれていただろう。変人で頑固、自分の縄張りを汚されると噛み付く。そんな二人が心を開いて付き合えるようになるのだから不思議だ。
親友は苦しい時期を乗り越えて、何か悟りに近いものを体得したように思う。一昔前なら絶対にギャンギャン腹を立てているような事でも、笑って済ませるようになった。お互いの悩みや辛い状況を愚痴り、散々毒を吐いた後、彼女はいつも笑って締めくくる。
まっ、とりあえず、笑っとこうや!
彼女は心から笑っている。楽しそうに笑うから、こちらもつられて笑う。人間は笑いというもので、心を浄化できる生き物で、苦しいときに意外と効き目があるのだ。
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