3 歌って、踊るレインボーチルドレン
ハイハイから立ち出し、歩き出した1歳の彼女は周りのお友達と混じってピンクのレオタードを纏いクルクル踊っていた。
ロシアのバレリーナ、Polina Semionovaにビデオに見入り、部屋の端から端までをステージにして踊った。
小さな足でトウシューズを履いた時のように、指を折ってポインテッドトウを見せてくれた。
「そんな風に指を折って痛くない?」と私が聞くと。
彼女は不思議そうな顔そして、「ママ、バレリーナはみんなこうよ。」と言う。
3歳になるとマイケルジャクソンの Earth Song を叫んだ。
4歳からフラダンスのお稽古に通いだすと、ローカルの子供達と混じりフラを踊り出した。
6歳になると、マウイ島から眺められる神聖な島カホオラべ島のチャントを唱えだすと、その島をチャネリングした。 その島は第二次世界大戦中に爆弾投下練習地となり、今だに多くの爆弾が埋まり、無人島となっている。その島のフラを踊りだすと、彼女は身振り、手振りで島の怒りと悲しみを訴えた。
「あなたの、あなたの責任のなさで、私は今だに破壊されたままだ。」と。
8歳になるとビートルズ、スティング、ウィリーネルソン、テイラースイフトを口ずさみだした。
そんな彼女を眺めながら、私の母がキッチンで良く料理をしながら歌っていたのを思い出す。
母が言っていた、
「わこちゃん、貴女も歌ったらいいわ。ママ、貴方の声好きよ。」
私は忘れてしまった。。。。
唄うことも、踊ることも。。。
思い出せない。
この物語は2020年5月の新月から描き始めました。9月までには終わることになります。もしかすると、もっと早く書き上げるかもしれません。もし、この物語の途中でこの物語に出会ったら、そこから読み続けてくれることもいいかもしれません。もしかすると、1、から読んでもらうのも良いかもしれません。
「貴方に平和の国からのメッセージが届くことを祈って。」わこ
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