僕らが小沢健二に会う理由(ライブに行った日)
昨日は待ちに待った小沢健二のライブだった。
チケットを手に入れた経緯はこちら
新しく、17年ぶりにアルバムが出る!
新曲を楽しみにしている人、
久々にオザケンを観たい人、
2000人が詰めかけた新木場スタジオコースト。
シンプルなバンド構成で100人のオーケストラに値する濃厚な音楽を作り上げる。
かと思えば狭い部屋の中で目の前で演奏しているみたいな、不思議な親近感。
昔からの曲ではお客さんも一緒に大合唱!
みんな、間奏の金管楽器のパートまで一音のズレもなく歌えてしまう!
完璧なパズルみたいでテンションも上がる。
あっという間の夢のような(小沢くんの言葉を借りるなら「魔法的」という)時間だった。
新木場スタジオコーストという会場は、
約2000人が入れる少し横長のステージが特徴の大きなライブハウスだ。
遠浅の海のようで、少し遠くからでもステージがよく見渡せる。
会場を見渡せば彼に会えるのを心待ちにしていた人、人、人!
ライブのはじめから終わりまで、一瞬も見逃すまいと瞬きもせずに見つめる人々。
ここで貰った魔法的なパワーを、
日常に持って帰ろうと、見つめる人々。
僕らが小沢健二に会いにくるのは
前向きで刹那くて、でも結構当たり前の感情を認識するためだ。
昔の曲からはあの頃感じた甘酸っぱい思いを、
新しい曲からは優しい時間の流れを感じに。
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写真は「ここからここまで、撮影してsnsに上げてください」と言われた瞬間。
会場に来られなかったみなさんへ、と新曲を歌ってくれた。