006 The Empress 女帝／誰もが、天の意思を受胎し、地に産み堕とす偉大なる母

​
天の　父のひかりが　注がれ
地上の　母の聖杯が　満ちる
​
揺らぎ　蠢き　回転し
無限の分裂を　繰り返し
​
やがて
生まれ出るのは
天の意思を　継ぎ
地上において　それを成す者
​

わたし達　ヒトは
誰一人残らず
天と地の　子ども
愛の魔法の　結晶
​
​

The Empress ​ 女帝
​
​
背後には　森が繁り　川が流れ
足元には　黄金色の麦が　実る
​
豊穣と母性
愛と創造
​
天に輝く星たちを
地上に産み堕とす
偉大なる　母
​

彼女の「出産」を可能にするのは
「聖なる魔法」＝「愛の科学」
​

​
魔術師が使うのは
意識と力に働きかける魔法
​
女帝が顕すのは
超意識と魂に働きかける魔法
​
​
神から与えられた魔法の「継承者」であることを示す
１２の星を連ねた王冠
​
聖なる魔法を実行できる「力」を示す
黄金色の王笏
​
すべての存在を愛と美で高める「目的」を示す
ハート型の王盾
​
​
３つの神器に守られながら
王（神の継承者）の玉座に　ゆったりと腰掛ける女帝の
生まれ堕ちる　すべての子らへの　揺るがないまなざし
​
天の意思を　受胎し
目に見えない　その“意思”を
目に見える　働きに変えていく
​
その“働き”とは
すべてのものごとを
真に　善く　美しくすること
地上で穢されたいのちを　本来の姿に　還すこと
​
それが
「聖なる魔法」＝「愛の科学」
と　呼ばれるもの
​

女帝と　出逢うとき
わたし達は　気づく
​
誰もが　一人ひとり
それぞれの　三つの神器を持つ
それぞれの　玉座に座す
「わたし」という名の　王国の主であるということ

神器の力を　顕すために　必要なのは
「聖なる目的」：「わたしが望む世界」
​
エゴを超えて　個人を超えて
人が何かを望むとき
​
わたしの意思と　天の意思が　重なって
それ（聖なる目的）は　生まれる
​
その時　はじめて
DNAの中に　引き継がれてきた
愛と叡智が　最大限に発動し
そこに　天からの力が注がれて
自力　が　神力　と　なる
​

あなた（わたし）が　「天職」を探すとき
それは　すでに　あなた（わたし）の中に　孕んでいる
​
孕んだ新しい命に　そして天に　問いかけてみる
​

「あなた（わたし）という命と才能を使って
　何を成したいのか？　どんな世界を創りたいのか？」

​
その願いを　自らの内に　天なる父に　放ったとき
あなた（わたし）のことば　行為　存在　すべてが
「天職」となり
天と地を結ぶ　命の作品を産み出し続けていく

​
​

そして　地上の王国と　天の王国は　繁栄していく
​
​
​

​
問い
あなたがこの地上で成したい「天職」は　何？
​