医療人としての根っことの戦い
先日、ライターの師匠である方に壁打ちをしてもらいました。
自分の軸やロードマップわかっているつもりだったけど、誰かに聞いてもらうとやっぱりスッキリ、自分のもやもやが少し解消されます。
壁打ちはあまりやらないのだけど
ちょうど機会をいただけたので思い切って飛び込んでみました。
壁打ちをするときの自分のルールとして決めていて
質問するときは、闇雲に悩みを吐き出すのではなく、自分でどう解決するか仮説を立てること。
どうなりたいかを自分で決めてから言語化するようにしています。
でもいざ話し始めてみると
思いがドバーッと溢れてきてしまい、なぜか涙があふれてきました。
自分が何に悩み何につまづいてるのか
わかってるつもりでも、普段人に話すこともなく色んな意味で方向性を見失っていたのだと思います。
たぶん自分のくせというか性格
いや経験や生い立ちが関与しているせいで、
思ってることを隠したり知らず知らずのうちに押し殺していました。
例えば
人々の病気や健康に関する記事をかくときに
本質よりもSEO的に検索上位を取れるように書かなきゃだし
例えば
心では良いと思ってもないような、アフィリエイト目的の、サプリメントの効能を謳う書き方をしなければならないし
紹介したくもない、やり合ったことすらある転職エージェントの記事は書きたくないし
そうなると、どうしてもどうしても仕事を選んでしまう。
心から執筆が楽しいと思えることはなく、
やりたい仕事と目の前のやらなければならない仕事のバランスがわるくなる。
そしてこれが最大かもしれないけど、ライターチームの他の人との温度感。
本当に人のためになっているのかを常に考えてしまい、執筆が進まない自分とは反対に、一文字〇〇円なら何だって書くよという割り切ってる人の方が多くいるのも事実。
すごくネガティヴな印象を持っている仕事にも、何食わぬ顔で向かえる人もいる。
人を蹴落としてでも登ろうとする人もいる。
そのことをずっと胸の中にしまってきたけれど
壁打ちでちょこっとそこに触れた途端、思いがワーっと出てしまいました。
一人一人に合わせたオーダーメイドの仕事を長年してきたせいで、こだわらずにドライに働くというベクトルに向かない自分が不甲斐ない…
どんな仕事でも、守破離の【守】をまずはこなせてから次の段階へと行くべきだとはわかっている。
たった1年にも満たない経験ゆえ、そんなこだわり必要ないことも十分理解しているつもり。
言われた仕事だけやれよと言われればそれまで。
お前の思考や思想なんて関係ないんだよ。と。
だけどどうしても、書けないものもある。
どうしても出来ない仕事もある。
どうしても譲れないことがある。
自分の根っことの戦いは、まだまだ続くのです。
ネガティブな記事になってしまいました。
ここまで読んでくださった方がいたら、ごめんなさい。
何日か寝かせればきっと違う文章になるとおもうけど、医療記事への執筆に関する考えの根本はきっと変わらないから、このまま記しておこうと思います。