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退職届を出してみた

社畜の人

私は組織の人。

会社員・雇用される人(社畜)・常勤看護師。
そして組織を任される、看護師長。

長年ブラックロードの社畜として、組織の中でしか生きてこなかったから

去年までフリーランス=フリーター?というほどピンとこない。

専業主婦になろうと思ったこともなく

子供が産まれても、預けて働き続けるのが当然と思って生きて

真面目なのかバカだからなのか

「看護師は一生親の死に目にも立ち会えない職業です」という看護部長の教えを愚直に守って、必死に働いてきました。


でもコロナをきっかけに周りで色々なことが起きはじめ

信じてた人に裏切られたり

組織が崩壊したり

看護師の子どもは登園させるななどの差別を経験したり

長女が不登校気味になったりと

このまま看護師として

管理職として一生生きていくことが辛くなってしまいました。

転職したとしても

平社員に戻ることはもうないだろうから、患者さんのそばにもいられない。

そしたらもっとやりたい看護もできない

医者と組織のためにだけ働く、ただの窓際管理職。

医者に罵られ、部下からは突き上げられ、どこに行っても味方はいない。

唯一の癒しは患者さんだけど、管理者業務で現場に出る時間はどんどん削られる。

未来を考えれば考えるほど、もう生きづらくてしょうがなくなってしまい

働き方を変えられないかなって初めて思ったのが2021年4月のこと。

副業を始めた

色々手を出して失敗して模索しているうちに

フリ校に出会ってちゃんと副業を始めてみたら

知らなかった新しい働き方や価値観、出会いがたくさんあって

少しづつ個人の力で稼ぐことができるようになって

自分が今まで知らなかった広い世界を知りました。

別に、どんな雇用形態だって

どんな場所で働いたって

日々生きていくお金に困ることなく

家族と自分が幸せで暮らせたらそうれで良いのかなぁと思うようになって

お金とか、地位とか、キャリアとか

そんなの全部捨ててしまおうかなって思うようになったのです。

保育園に預けるときに泣き叫ぶ子供を、泣きながら手放して仕事に向かった日々

母乳だったから、キンキンに張ったおっぱいを数時間ごとにトイレで泣く泣く搾乳していた日々

院内保育園に預けて、準夜勤終わりの真夜中や、深夜明けの死人のような状態で子どもを連れて家に帰り事故りそうになる日々

子どもに届けるための冷凍母乳を意地悪な先輩に捨てられたり

トイレトレーニングは、3人とも保育園で完結してもらう情けなさだし

学校の行事、授業参観や運動会、塾の説明会はいつも不参加。

保育園のお迎えして帰宅は毎日21時、翌朝出発6時。

仕舞いには、娘の友達界隈では、お母さん死亡説まで飛び出すほど。


思い返せば返すほど

子供たちの可愛い時代を、だいぶ見過ごしてきたなぁと後悔の日々。

病院や患者さんのために生きることが

正義っていうか、絶対条件ていうか

それが私、それが看護師、みたいな存在価値を勝手に作りあげていたのかもしれません。


新しい世界に飛び込んで

この世の中はもっと広いんだって知れたのは、運が良かったなって思うようになりました。

退職届を出した


そしてなんとなくタイミングが良くて

昨日急に退職届を出してみました。

院長や看護部長にものすごい形相でにらまれ罵倒されながらも

なんだか怒られてる自分が第3者のように見えてきて、色のない世界に立っているようで

何一つ頭に入ってこない。

子供の頃にバケツを持って廊下に立たされてた頃のように、ずっと立たされ怒鳴られたてたけど

心の中では、夜のフリ校メンバーとのオンライン飲み会のことを考えたり、子どもたちが毎日私が家にいるとどんな気持ちなのかなって想像しながらニヤニヤしてました。


そして昨日、退職届を出したことを軽率にツイートしたら、なんだかすごい反響でびっくりしました。



私史上過去最大のリプが書き込まれて

全てのリプが応援メッセージで

なんとなくこんな一個人のつまらないつぶやきに、

こんなにもたくさんの反応があったことが

後ろめたい気持ちになるくらい

恥ずかしいというかなんとも言えない気持ちです。

でも、とても幸せな1日でした。

みんな、しんどい思いで働いてるんだなぁって感じました。

よし、あとは退職を認めてもらえるように頑張らなければ。

身辺整理を始めよう。

一番辛いのは、自分を頼って通院してくれてる患者さんとさよならすること。

自分の代わりなんていくらでもいるかもしれないけど。

うまく私の仕事を引き継げる人材も思いつかない。


それでも、いい加減

自分と家族の時間を持てる方向へ、そういう思考へと

ベクトルを変えていかなければ、と決意するのでした。

週明けの職場の反響が、今から怖いですが…

胸はって生きていこうと思います。

新しい挑戦を、応援してくださった皆様、ありがとうございます!


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。




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