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アオハルの笑顔のままの夜半の秋

季語 夜半の秋
夜半の秋とは、とっぷりと更けた秋の夜のこと。

アオハルを入れたかったため、対比させたくて秋のつく季語を探した結果…なので今回は季語からの作句ではありません。
そこがなんとなくしっくりこない理由なんだと思います。
笑顔のままの、と、笑顔のままで、で迷いました。
笑顔変わらずとはしたくなかったです。
結果自己採点は60点です。これ以上ひねることが出来ず、みなさんにアドバイスいただけたらうれしいなぁと思います。

みなさん、男女の友情はありかなしか、よく話題になることかなと思います。
ありがたいことに私には一生続くであろう友情で結ばれた男友達がいます。
そんな私はラッキーだと思います。

高校まで同じ学校。私の真似をして塾まで一緒だった。お互いの家を行き来し、お互いの家のリビングでくつろげる間柄。
彼の家に行くとお父さんがいつも、
アロちゃんコーヒー入れてよ。
と言い、コーヒー担当係でした。
妹ちゃんの勉強も私が見てました。
妹ちゃんは、アロちゃんがお兄ちゃんの彼女ならいいのに。と言ってくれましたが、私にはもちろん彼にもそんな思いはひとカケラもありませんでした。

5、6年前彼が結婚するときも、わざわざ手土産持参でお嫁さんを紹介するためにうちを訪ねてくれました。うちの家族全員でよかったよかったおめでとうと喜びました。
AKBとかにいそうなキラキラした可愛らしいお嫁さん。大切にしてもらうんやで!!と親戚のお姉さんのように言ったのを覚えています。

それから全く道で出くわすこともなく、月日は過ぎていきました。

先月の末頃、いつものようにワンコの散歩の道すがら、前方からスポーツウェアに身を包みジョギングしてくる彼に会いました。
マスクをしていても、すぐにお互いわかりました。
久しぶりに少し立ち話し、コロナが明けたら昔のいつメン誘って鍋でもつつこうと言って別れました。

それから彼は友達たちに声かけをしてくれて、女子はなかなかお家から出られない子が多くて私の他には独身の子1人しか来られませんでしたが、昨日久しぶりに集まることができました。
仕事の都合で来られなかった子は電話で途中参加してくれたり、懐かしい話でもりあがりました。

ただひとつ、残念だったのは、5年前に彼のお父さんが急逝されていました。
癌が発見されたときにはすでに手遅れ、あっという間だったそうです。
4歳になる初孫の顔を見ることが出来なかったお父さん、早すぎたねと話しました。

私は自分の現状を話す勇気が出ず、適当にやり過ごさせていただきました。
申し訳ない気持ちと、いや、余計な心配はかけなくていい、という思いでいました。

帰り道、大きな月を見ながら、みんな変わってなくてうれしかったなぁ、という気持ちと、次会えるときにはもっと胸を張っていられるように頑張ろう、と思いました。

今も思い出すとまぶしいぐらい、楽しくて仕方がなかった日々を過ごさせてくれた友達。
その友達たちも、同じように言ってくれました。
また機会を作って集まろうと約束しています。

最近波乗ってるん?
と聞かれ、
いやコロナ禍からずーっと乗れてない。でもな、めっちゃいい趣味見つけたねん。なんやと思う?
えーなになに?なんかおもろいもんみつけたん?
の問いに
俳句やってるねん。
と自慢げに言ったところ、大爆笑されました。
止まったら死ぬ、と言われるぐらい動きまくっているイメージからほど遠く、そんな賢くもないくせに、と笑われたので
おばあちゃんになったら、自費出版でみんなに本にして配るわ!!
と大口たたいて帰ってきました。笑

長々と思い出話で失礼しました。
今日もへたっぴの句を読んでくださり、ありがとうございます。

ちなみに昨夜帰宅後、お嫁さんと昨日の一席の話をしていたら、パパの帰りを待っていた4歳の娘ちゃんに
パパ、それは浮気っていうねんで。
と言われ、お嫁さんと爆笑したそうです。

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