夏の終わりに
本日の季語 夏の月 夕顔 ゆく夏 花火 夏の果
みなさん、こんにちは。
お盆休み、楽しんでいますか。
残念ながらお盆休みのなかった私は、いつもにないガラガラの国道をうれしいような悲しいような気持ちで出勤し、激務に追われて帰る午後九時過ぎの小さな渋滞に、ああ・・・みなさんお休み満喫されているのね、と羨ましい気持ちになりながら過ごしていました。
noteもログインできたりできなかったりで、読みたい記事にもたどり着けていません。(泣)
そんなようやくの土曜日。
あかん、夏終わってしまうわ!!(ほんとはもうとっくに終わってる。笑)と、今年最後の夏の句を急ぎ詠みました。
午後九時の虚空の鎌や夏の月
ごごくじのこくうのかまやなつのつき
空をかき切るような三日月。
月っていろんなかたちに見えるのがいい。
夕顔の角を左へ宵の口
ゆうがおのかどをひだりへよいのくち
薄暗くなってきた時間帯にほわっと浮き上がるような白い花。
字数をあわせるために左に曲がりましたが、ほんとはその角を右に曲がります。(言わなくていい。笑)
ゆく夏や揃えるだけの後ろ髪
ゆくなつやそろえるだけのうしろがみ
そろそろ秋冬のことを思って、少し髪を伸ばし始める。
・・・いや、まだまだ暑い。笑
願はくは花火のやうに咲き撓る
ねがはくははなびのやうにさきををる
夜空の花火は一瞬で咲いて消えていくけど、心に残る思い出はいつまでも鮮やかです。
人混みを避けて静かに見るのが好き。
穴場とか見つけるのも好き。
ちょっと離れて見るのが好き。
駆け足の約まる背中夏の果
かけあしのつづまるせなかなつのはて
楽しい時間はあっという間です。
どんどん遠ざかる2024年の夏。
日差しも黄色くなって、日暮れがほんとに早くなって、夏の終わりを認めないわけにいかなくなってきました。
まだまだ危険な暑さと言われています。
体調に気をつけて、美しい夏の終わりをお過ごしください。
今日もへたっぴの句をよんでくださり、ありがとうございます。