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【ラテンアメリカ旅行 #31】🇵🇪レインボーマウンテンと裏に隠れた赤い谷


レインボーカラーの山ヴィニクンカ


レインボーマウンテンと世界中で呼ばれている本当の名前はケチュア語でヴィニクンカという。
今でもケチュアの人々から崇められているアウサンガテという6400mの山がある群の中にこのヴィニクンカがある。アウサンガテに向かいコカの葉を3枚並べて息を吹きかけてお祈りをすると言う風習がある。

レインボーマウンテンと呼ばれるようになったのは10年ちょっと前に雪と氷が溶けてこの鮮やかな色が見えるようになってからのこと。
このような様々な色が混じり合っているのは氷河の融解や様々な鉱物が作り出したものだという。細かいことはわからない。

早速ヴィニクンカに向かう

レインボーマウンテンはクスコから3時間くらいの場所に位置し、ツアーで行くと朝5時くらいに指定された場所に集まりコレクティーボで参加者をピックアップしながら街を出ていく。アンデスのツアーは基本朝がすごく早い。

ちなみに後から気付いたことだが、仲間を4人くらい集めてレンタカーして午後に到着するように向かうと、若干ツアーよりも高くつくけど他のツアー客と鉢合わせないためガラガラのプライベートなレインボーマウンテンを楽しむことができる。
その場合、レッドバレーに行くのであれば、レッドバレーに午前中に向かい、午後イチでレインボーマウンテンに到着するようにすれば良いと思う。

ヴィニクンカは標高5000mの高地

標高3400mくらいに位置するクスコの街で数日間高度に慣れて行かないと人によっては高山病になってしまうので気をつけた方が良さそうだった。
僕はワラスで4000m、4200m、5100mと徐々に高度を上げながらトレッキングをしていたので特に問題はなかったが、上の方に行くと息が切れてきた。
もし体力的に自信がなかったり、高山病が心配であれば、高山病の薬を飲んでおいて、駐車場の少し先からお金を払って馬で最後の登りまで行くこともできる。(どちらにしても最後は自力で登らないと辿り着けない)

ちなみにみんな口を揃えて言うが高山病になったらすぐに下山するべきだと思う。一度症状が出ると悪化するのが早く、高度を下げるまでは良くならない。僕もこの数週間後、5850m地点で高山病にかかったので辛さがわかる。詳しくはここでは触れないが本当にしんどい経験だった。

モンターニャ・ヴィニクンカのサインが立っている。
左でストックを持っているのはこの数分後に出会った世界旅行中のご年配の日本の方
数日間共に行動したマティアス

ヴィニクンカの裏側にはアウサンガテ連峰が連なる。5000mを超えるとあたりの山は雪や氷河で覆われている。

やっぱり雪山ってカッコイイ
このアウサンガテ連峰の周辺を一週間近くかけて周るトレッキングツアーもあるらしい
ここから見ると6000級の山々は氷河でさらに急登だらけなんだろうなと想像が膨らむ

何もない延々と続く赤い谷


人の少ないレッドバレーは結構穴場

レッドバレーはレインボーマウンテンの帰りに立ち寄るビューポイントだが、馬が出ていないのと、標高が高いところをさらに歩くため、あまり人気がないようだ。そのため、人が少なく、静かに絶景を楽しむことができる。
レインボーマウンテンのすぐ横に位置するのに、全然異なる風景と、ところどころに見えるアンデスの小さな村が印象的だった。
奥を見てもずーっと同じような景色が続く。

小さい頃から想像してたナメック星ってこんなイメージ
絵に描いたような素晴らしい風景
高所のためなのか、空の色が濃い青。風が吹き抜ける音が心地よい
反対側を見ると緑と上の方にはさらにアウサンガテ連峰が見える

今回はここまで。次回はサクレッドバレーでインカの歴史や文化にさらに触れていく。アンデスの山々を歩いたり、遺跡の周辺で戯れる。

最後に一曲紹介


ペルーが生んだ伝説の作曲家・歌手、チャブーカ・グランダの『La Flor de la canelaシナモンの花』 ギタリストはアルヴァド・ロゴス

La Flor de la Canela - Juan Diego Flórez, Chabuca Granda y Óscar Avilés
こちらはフアン・ディエゴ・フロレスとチャブーカ・グランダのデュエットにオスカー・アヴィレスというギタリストの伴奏


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