自己紹介するのにゲームが多すぎる(3)
さて、ファミコンの前後は覚えていませんが、当時の「小学X年生」の記事で見ました。MSXでプログラムを作ってドラえもんを描こうというのを。
たぶん、BASICで、circleとかlineで簡単なのを描いたんだと思う。
わぁ、すごい。僕も描きたい。
たぶん、当時そう思った人は相当少数派だと思うけど、僕は強くそう思ったんだと思う。で、親に相談するんだけど、田舎の貧乏酪農家、パソコンのパの字もわからない。それが何であるかもわからない。いくらかかるかもわからない。買ってくれるわけがない。
で、当時都会にいた叔父に相談したようだ。親が。そうしたら、その時点で古くなってたやつを送ってくれたようだ。ただで。
そう、それはMZ-80K2。忘れもしない、私の最初のマシン。
グラフィック機能、無し。
音楽、BEEP 1音。
モノクロディスプレイ。
電源入れても何もできない。まずBASICのロードに10分。
うん、今ならわかる。MSXでドラえもんが描きたい小学生にMZ-80K2を与えるのは、虐待だ。そう、それも相当残虐で凄惨な。
それでも当時は嬉しかった。
今もしできるなら、自分の稼いだお金で小学生の彼にMSXの一番いい奴を買ってあげたい。
市販のソフトなんて一本も買ってもらえなかったけど、買ってもらえたとしても、こうなってしまう。だって、グラフィック機能は「無し」
なのだから、アスキーアートでゲーム作るってことになる。
この動画はMZ-700のものなので、まだ色がついてる。凄い!かっこいい!
基本は自分でBASIC打ち込む。げろ遅すぎてゲームにならない。
PIOに載ってた、何十ページもアセンブル後の16進数のメモリデータを打ち込んでシューティングゲームをやった。泣ける。
今でも覚えている。
POKE $3CEC,0
POKE $3CED,0
POKE $3CEE,0
これだけでプログラムのスピードが速くなる。
魔法の言葉。今ググってみると、どうやら Vsync 待ちをやめているらしい。そういえば、画面にノイズが出ていた。
だいぶたって「PC-8801 mkII SR」を買ってもらった後、捨てるのも忍びないと言われ、大量のプログラムのテープと共に別の従妹に送ったけど、あれって、酷かったのかな(笑)。まぁ、うちほど貧乏じゃなかっただろうから、起動してももらえず捨てられたかもな。
だってわからんもん。手放すとなると、かわいい愛機。まずBASICをロードするんだよって手紙を添えてあげた気がするけど。しないだろ、届いても。BASICのロード。たぶん。
# 自己紹介をゲームで語る
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