アクティブラーニングという能動的な学びのなかで圧倒的な実績を導く『フューチャーマッピング』とは?
アクティブラーニングとは『学修者が能動的に学習に取り組む学習法』の総称で、学校でひたすら先生の話を聞いて終わる学習の対局にある学び方。
学習という言葉が『ただ学ぶ』ことなのに対し、学修は『学んだことを修める』と言えば少し分かりやすいでしょうか?
こんにちは!アルマクリエイションの若手マーケッターの水落です。
今回は、いま世界中で話題となってる『アクティブラーニング』について掘り下げてみたいと思います。
アクティブラーニングの本質と解決策
そもそもアクティブラーニングが注目されるようになった社会的背景には、近年、技術や社会環境が急激に変化し、これまでに教育機関で学んだ内容だけではなく、その時代に合わせた問題解決する力が必要になったから。
具体的に言えば、これまでの記憶重視の教育で得た知識はスマホひとつあればいつでもどこでも調べられるし、単純な労働や技術も、AI技術の発達と普及によって人手がなくても解決できてしまう。
それにより、これからの社会で必要になるスキルが、かつては仕事に有利とされた資格や免許とは大きく変わってしまったということなのです。
そこでアクティブラーニングでは、AIではできない発見学習や問題解決学習、体験学習、調査学習、グループディスカッション、ディベート、グループワークなどを取り入れ、これから必要になるスキルを習得していきます。
しかし、ここで問題として発生するのは、上記の学修が『グループワーク』であるということ。
もちろん、問題や課題解決に最も効果を発揮するのは『複数の人々』によって『意見を出し合い』ながら『問題を解決する』ことかもしれません。
でも、今あなたの抱えている問題が『複数の人達と話し合いながら解決する問題』とは限りません。
そこで『問題解決を1人または少人数で解決するにはどうすれば良いのか?』を考えたとき、数あるアクティブラーニングの方法の中で、1人から複数人でも確実に問題解決法を導き出せる方法があります。
それが『フューチャーマッピング』というアクティブラーニング法。
このフューチャーマッピングは、A4程度の紙が1枚と何色かのカラーペンを用意するだけで、すぐに1人から始めることが出来る方法です。
では次に、このフューチャーマッピングについて詳しく解説していきましょう。
『フューチャーマッピング』というアクティブラーニング方法
今回紹介するのは、アクティブラーニングのひとつである『フューチャーマッピング(全脳思考)』です。
フューチャーマッピングは、2008年に『神田昌典のセールスレター徹底解剖セミナー』にて、KMモデルとして初公開された「全脳思考モデル」を2014年に名称変更したもの。
フューチャーマッピングを直訳すると『未来の地図を作る』こと。実際にすることは、1 枚の紙に描いたチャート(図表)を自ら完成させながら、あなたの思い描いた成功までのシナリオを完成させていく思考法です。
フューチャーマッピングのやり方
フューチャーマッピングの具体的なやり方は、いたって簡単。1枚の紙に6マスの図を描き、今ある悩みと、解決して得られる達成後の自分を想像して書き入れます。
そして、そのスタートとゴールの間に山あり谷ありの曲線を引いて、その山と谷で何が起こるかを想像して、その対処法や解決法を具体的に書き出すだけ。
実は、今そこに書き出した問題点や対処法、解決策こそが、これから自分がしなければならない仕事であり、準備すべきことなのです。
フューチャーマッピングの良いところは、自分自身の結果をハッピーエンドに持っていけるところ。行き当たりばったりの方法では、何か問題が起こるたびにネガティブな思考に陥りがち。
でも、フューチャーマッピングであらかじめ起こり得るハプニングやトラブルを想定しておくことで、冷静に的確な判断を迷いなく行うことができます。
上記の写真がフューチャーマッピングの具体例。カラーペンを使ってカラフルにチャートを作ることで、問題解決する作業が楽しくできるだけでなく、後からの見直しや追記もしやすくなるのです。
この方法では、まず右脳と左脳を活性化させ、未来を見据えた論理と感性を同時に満たすことで、クオリティの高いアイディアを生みだしていきます。
フューチャーマッピングは、ただ闇雲にアイディアを出すということではなく、自分が望む結果を得るまでのシナリオを自ら作り上げるので、行動につながりやすく、最短で結果を出すことが出来るのです。
また、フューチャーマッピングが導き出す答えは、目の前の問題に対する対処療法的な解決策ではありません。それは起こった問題を扱いながら、同時にさらに深いところにあるいくつかの問題も浮かび上がらせます。
そのため、すでに延長線上にある解決策だけではなく、新しい環境にマッチした新しい解決策を導き出し、解決策のクオリティはもとより、自分自身のレベルアップも可能にするのです。
フューチャーマッピングを使うと…
フューチャーマッピングを取り入れることで得られるスキルは、ただ単に仕事に活かせるだけではなく、いろいろなところでその実力を発揮します。
クリエイティブな仮説構築、倫理的な分析や提案という両極の思考をバランスよく行なうことで、企画力、プレゼン力、問題解決力、文章構成力、セールス力がアップ。
また、チャートという型に落とすことで思考に軸ができ、苦手なことにもスムーズに取り組めるようになります。
組織で活用すれば、チーム内での個人の仕事が明確になり、短期間で結果が生まれる。
他人を幸せにする「利他性」に基づいて思考することで、自分の存在意義を再び見出すことができる。
このように、身近にある問題のすべてを解決できると言っても過言ではありません。
未来のあるべき姿からいまを考える逆算思考
これまで、ビジネス界で長らく重んじられてきた『PDCA』 などの戦略立案フレームワークは、過去のデータの分析から始まる論理的思考です。
しかし、フューチャーマッピングは、まず未来のあるべき姿をイメージしてから、現在に向かって逆算して発想していくのが特徴。
現在、ブロードバンド環境がインフラになるまで普及し、仕事の内容はますます複雑化する中、既存のフレームワークでの課題解決に行き詰まりを感じている多くの企業やビジネスパーソンがいます。
しかし、フューチャーマッピングのファシリテーションを活用している企業では、独自の戦略立案や新規顧客の開拓に続々と成功している現実。
フューチャーマッピングは、単なる学びやスキルアップが目標ではありません。シンプルだけど深く、分かりやすい上に結果が出る、そんな最強のメソッド。
必要なものは A4 の紙が1 枚と何色かのカラーペン。そして、あなたが踏み出す 1 歩だけなのです。
いかがでしたか?もしもあなたがこの記事を読んで『フューチャーマッピングに興味をもった!』とか『フューチャーマッピングについてもっと知りたい!』と思ったら。
また、このnoteでアルマ・クリエイションや弊社代表の神田昌典について興味をもっていただいた方は、ぜひアルマ・クリエイション公式ホームページや、神田昌典公式ホームページを覗いてみてください!
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|アルマ・クリエイション株式会社
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最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、また次回をおたのしみに!
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