見出し画像

最近多い、肩こり腰痛の原因「水分不足」

肩や腰がつらいというお客様の体をさわると、筋肉がカチカチに固まっていて、柔らかさがまったく無いという方がいます。

コリとは違うこの固さは「水分不足」です。

例えるなら、食パンをギュウギュウに押しつぶして塊にした感じです。

水分不足により固くなった筋肉は、マッサージで揉んでも柔らかくなりません。

水分をしっかりとって、筋肉の水分量を増やすしかありません。

筋肉の70%は水分ですから、水分が不足すれば、柔らかさを失って固くなります。

そうすると筋肉のパフォーマンスも落ちます。

水分不足の固いままで無理に動かせば、筋繊維を痛めてしまうことにもなりかねません。

筋肉のパフォーマンスが落ちた状態で、スポーツやトレーニングをやっても、良い結果にはならないことが多いでしょう。

水分不足の筋肉は、疲労感も感じやすくなります。

水分が不足すれば、血液やリンパの流れが悪くなり、筋肉内に溜まった疲労物質が流れていかないという理由もあります。

つい最近も私の家に来た友人が、肩こりが酷くて、慢性疲労が抜けないというので、肩を少し押してみたら、水分不足特有の固さでした。

「これは水分不足だよ、水分がぜんぜん足りてない」というと、

「え!?なんでわかるの!?
ここ2ヶ月ほど、仕事中にトイレ行きたくなくて、喉が乾いても我慢して、水分を摂らないようにしてた!」と驚いていました。

寒くなるとトイレが近くなるから、あえて水分を摂らないという人もいます。
また、冬は喉の渇きを感じにくいです。

そのために、夏よりも冬のほうが、水分不足になっている人が多いと思います。

水分不足は血液がドロドロになりやすいから、血栓ができやすくなり、脳卒中が冬に起きやすいのも水分不足が関係してるかも?と、個人的には思っています。

話を戻して、
この友人は、私に言われた日から、1日1.5〜2リットルほど、しっかり水分を摂るようにしたら、3日くらいで慢性疲労感がなくなったとのこと。

私から水分不足を指摘される前に、あまりにも慢性疲労が酷くて鍼灸師を訪れたけれど、原因がわからないと言われて終了。

理由があまりにも簡単すぎると、プロは逆にわからなくなることもあるようです。

さらにこの友人は、便秘にも悩まされていたのですが、水分不足で便が固くなり、水分不足で弱った内臓の働きも悪くなり、出なくなっていたようです。

こういうときに手っ取り早いのは、油を飲むこと。

doTERRAというブランドのレモン精油を5滴ほど水に入れて飲ませて、黒胡麻ペーストとハチミツを混ぜたものを大さじ1杯ほど食べさせたら、すぐにお腹が動き出して、便意をもよおしてきました。

他人の家のトイレは落ち着いて出来ないから、家でゆっくりすると言って、慌てて帰っていきました。

油なら、オリーブオイルなどでも良いと思います。

私はたまたまレモンの精油と黒胡麻ペーストを常備していたので、それを友人に飲ませましたが、私個人的にはオリーブオイルも的面に便意が来ます。

なんか体調が悪いな〜と思ったら、まずは生活の基本の見直しです。

食事・睡眠・運動、そして水分摂取量。

この簡単なことができていなかったら、まずはそこを整えてから、それでも体調が戻らないなら、鍼灸院なり整体なり、プロの施術を受けてみるのをオススメします。

いいなと思ったら応援しよう!