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ずっと独身でいるつもり?

アマプラで田中みな実さんが出ている「ずっと独身でいるつもり?」という作品を観た。

〈そこまで詳しく書きませんが、一応ネタバレ注意です〉

10年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった本田まみ(田中みな実)、36歳、独身。女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。世間の需要に応えつつも、作家として迷走中にあるまみは、自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている。さらに、配信番組でのまみの発言に「空っぽになった」と感じ、失望する元ファンの由紀乃(市川実和子)。夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)。パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?

自分もどの女性の気持ちも全て経験したことがあって、女性の生きづらさがとても上手く描かれていて苦しくなった...(笑)

でも女性にはおすすめの映画🌟
男性には、出てくる男性が微妙すぎる人ばかりだからあんまりおすすめではないかも😂


私も(?)独身の時は、本当につらくてつらくて...

私は仕事が出来るタイプの人間ではなかったし、独身時代は体目当ての男性は近寄ってきても真剣にお付き合いをしてくれる人にはなかなか出会えなかった。

このままお給料も上がらなくって、むしろ下がったりして、一人寂しく死んでいくんじゃないかって毎日不安だった。

映画の最後は、皆たくましく生きていく..

って感じで終わるけど、
本田まみならライターでそれなりに稼げそうっ...(中古マンション?買ったって言ってたし)って思うけど、

日本の女性の給料で40代も50代もはたまた60代もその先も...
自分の収入だけで【家が買えて】【ある程度の娯楽を楽しめて】って生きていける自信のある女性はどれだけいるんだろうって思う。
(私はムリーーー😭)


誰とでもいいから結婚したかったって訳ではないけど、自分が経済的に余裕があったらもしかしたら別の生き方もあったかもなとは思う。

私は、前職では事務をしてたんだけど、

いわゆる男尊女卑な会社で、若い子はお給料が安く済むし、若い女性社員なら男性社員が喜ぶし〜、という感じ。
事務は全員女性で、事務が営業(男性社員)に意見を言える風潮はなく、来客があった際のお茶出し等も女性社員の仕事だった。


私も入社時(第二新卒で中途入社)から当然だけど歳を取り....
半年に一度の昇進(5千円)でようやく24万円の給与になった時に、

会社から肩を叩かれた。


具体的に大きなミスをした訳ではなかった。
上司から “もっと大人になりなよ” と抽象的なことを言われ、“今やってる仕事を今後もやらせることは出来ない” と言われた。

東京に住み職場は表参道だったが、倉庫(千葉)の経理の仕事しかない、と言われた。
「それでもいい」と言ったら、「それは君のためにも良くないから転職した方がいい。」と言われた。


そして私は転職した。
(新卒で入った会社がブラック企業で半年で辞めてしまっていたので、自分の中でも職歴稼ぎの為の仕事だったから今となっては良い機会だったと思える)


そんな経験もあるから、
こんなにも女性が生きづらさを感じてしまうのは、今の日本では女性が一人で生きていけると思えるような経済力を見出せないからなんじゃないのかなと思う。



周りがあーだこーだ言ってくるのも、
男性が長期の育休を取れる風潮ではまだまだなかったり、女性の給与が低いままだったりと、

まだ女性が男性と同等に働いているイメージが世間に定着していないから、
なんだかんだ結婚というのが1番端的に女性の経済的負担を無くせるって思想のまま抜け出せず

(作品の中での)“周りがありがたいアドバイスをくれる”日本のままになってしまってるんじゃないのかなって思う。

結婚が女性の幸せに直結してるわけじゃないのに。



——

映画の中で
「死にたい死にたい死にたーーーい!」
と由紀乃が叫ぶシーンがある。

彩佳と話した後、結婚が幸せの全てじゃないと分かって悲しみに暮れるシーン。



私も社会人になってから今の会社に転職するまで、心の底から笑えることがいつからか出来なくなっていて


よく“死にたい”と思っていた。
(今思うとちょっとやばいよね?😂)

仕事もプライベートも上手くいってなかったから、誰にも必要とされないならこの命は何のためにあるんだろうって思ってた。
※大切な人の死や大切な人の鬱病とかも重なってたの


だけど、母になって....
(確かに彩佳のような生きづらさもすごく感じるし分かるけど)

子どもが出来てからは、
“死にたい”って思うんじゃなくて、

この子達のために
“生きなきゃ”って思えるようになった。

必ずしも結婚が女性の幸せではないけないけど、私の場合は夫と結婚して経済的に余裕が出来たおかげで仕事も楽しめるようになった。

以前は、“ミスしたらクビに近づく”と思って常にビビりまくり悪循環だった。
結婚してからは、やっぱりある程度夫の収入に支えられている分、のびのびと仕事が出来、ミスしたら...という恐怖から脱し
“やりがい”を感じられるようになった。



私は女性だから【女性の生きづらさ】には気付きやすいけど、
夫と過ごすうちに【女性の生きづらさ】ゆえの【男性の生きづらさ】もあるんだなと気付くようになった。

男と女だけでもこんなにも生きづらさがあるんだから、性別問わず皆が生きづらさを感じずに明るい未来を描けるようになるのはまだまだ難しいのかな...。。

自分の周りの人にはなるべく生きづらさを感じてほしくないから、自分の言動も気を付けていきたいものです。。


長々とまとまりがなくすみません!!🙇‍♀️💦
お付き合いいただきありがとうございました✨✨

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