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思いは脈々と繋がっている

ALLY(アライ)を広めるトランスジェンダー・ひかるんこと新生光(あらいひかる)です。


弁護士の内田かず先生が毎月一回、
テーマを設けてオンライン勉強会を開催してくださっている。

先月に引き続き参加できたので、
その感想・気づきをアウトプットしたい。
(開始時間を完全に見間違えていて遅刻しちゃったけど😭)

今回のテーマは、
性同一性障害特例法(正式名称はもっと長い名前だけど省略)の手術要件の裁判について。

法律の専門家であるカズ先生からの解説は
とてもわかりやすかったし、
僕も含めて参加者さんたちの考察も深まった。

今の特例法ができた経緯も、非常に興味深かった。

20年前に成立した時は
異例のスピードで可決されて施行されたということや、
特例法の草案をつくった議員の方の
ご尽力・ご功績・その想いも窺い知ることができて、
今後の活動にも身が引き締まる想いでいる。

「性同一性障害」は今は、
性別違和とか性別付合(フゴウ)と呼ばれて、
精神疾患ではなく
身体を治療していくというガイドラインになっているけど、
SRSと呼ばれている「性別適合手術」は強制ではなく
本人の意思によるものになっている。

しかし、
法律側(性同一性障害特例法)では
手術要件が必須条件になっていることが
基本的人権が尊重されていない、
という訴訟があって、
先月、その裁判について最高裁から判決が出ていた。

SRSをして生殖機能をなくす状態でないと
戸籍上の性別訂正ができないということが人権を尊重してない!
ということについては、
様々なところで波紋を呼んでいてたくさん議論もされている。

今の特例法と治療のガイドラインに沿って進めて
戸籍上の性別訂正をしている人は
全国で1万人を超えているというが
そこに至らない人の方が圧倒的に多いのが現実だ。

思考は深まるばかりだけど、
数十年前からアライの優しさの連鎖は続いているんだということを改めて痛感している。

性同一性障害特例法の成立には法律の専門家たちが、
治療のガイドラインについては医療の専門家たちが、
それぞれの立場でできることをしてくださって今がある。

時代はさらに進化しているから、
それに合わせて緩やかに、でも、着実に変化が起こっている。

今回の勉強会では、
優しい思いが脈々と繋がっていることを改めて知った。
僕が今できることを最大限やり抜くと決めて、
また一歩踏み出していこうと思う。

#ALLYES

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ひかるん🌈ALLYES(アライエス)代表
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