「自分の長所にだけ目を向ける」とは①
「自分の長所にだけ目を向ける」
今回はこちらについて考察をしていきます。
「長所」とはなにか。一般的な答えとしては「強み」ですよね。
自分の人生で振り返ってみると、就職試験の面接の際に聞かれた質問ですね。
「あなたの長所(強み)はなんですか。」
皆さん自分が相手(就職試験の時など)に過去、伝えた長所は覚えてますか。
ちなみに僕はこの時「物事を粘り強く実行する」だった気がします。
恥ずかしながら、僕はこの文書を書くまですっかり忘れていました。
今回のようにいざ、振り返ってみると皆さんも思い出せると思います。
しかし、日常生活で「自分って○○が長所なんだぜ」と普段から周りへ発信する機会ってごく僅かだと思います。
自分の長所を発信しなくても、生活には困らないし、人間関係に軋轢を生まずに済みますもんね。
でも、実際仕事をするときには自分の長所を生かすことは重要ですよね。
就職試験の際に面接官も気になるポイントですから。
それでは、表題の「自分の長所」とは何かを考えてみたいと思います。
考える際に重要なポイントは2つ
1.過去と現在の違い
2.主観と客観
まず、1つ目過去と現在の違いについて。
3年前の自分ってどんな仕事(勉強)をしていて、何に熱中していて、どんな生活をしていたか覚えていますか。
そして、その時に感じていた自分の長所と今現在の自分の長所は全く同じですか。と聞かれるとほとんどの方はそんなことはないんじゃないかなと思っています。
皆さんは3年前と全く別の人たちと関わる時間が多くなっただろうし、いろいろな経験もされて思考や感情が洗練されているはずですよね。
冒頭でも簡単に触れましたが、私の場合は3年前の長所をすっかり忘れていて、ようやく思い出せたほどでした。そして、3年前には想像できなかった現在があります。
次に、2つ目主観と客観について。
僕も長所は自分で判断するものと思っていましたが、実は長所って相手が判断しますよね。
周りと比較して、絵がうまい。記憶力がいい。タイピングが速い。語学が堪能。等
自分が意識していなくても、周りから指摘される機会ってあると思います。
ここでお伝えしたかったのは「長所は自分自身だと気づかない」ってことです。
周りから指摘されて長所だと気づく。
つまり、「自分自身の長所とは何か」を知りたい方は自分で内省するのではなく、現在の自分を知っている周りの人に聞いちゃうことが一番手っ取り早いです。
そして周りの方から長所を教えてもらった後に考えることは3つ
1.時間と労力の話
2.長所と短所の話
3.深堀と展開の話
まず、1つ目時間軸と労力の話。
大部分の物事は時間×労力で解決しますよね。(もちろん環境や遺伝子レベルも含まれますが、)
つまり、自分の長所とは時間をたくさん使っても苦にならないこと。真剣に取り組んで労力をたくさん使っても問題ないことになります。長所とはそういうものですね。
これは今後、自分の長所を伸ばすためのヒントになります。
次に、2つ目長所と短所の話。
これはお気づきの方もいると思いますが、長所って反対から見ると短所になり得るということです。
例えば、動物のチーターを例にすると最高速度は時速120km/時にも関わらず、そのスピードを維持できるのは200m~300mと短距離に限られていると言われています。
また、骨が軽量化されていて骨折しやすい身体でもあるそうです。
地上にいる生物で最も早い速度を出すチーターでさえ、短所があるのです。
長所を探す前に短所から探してみるのも大きな手掛かりになります。
最後に3つ目深堀と展開の話
3つ目は少し分かりづらい部分があるかもしれませんが、たとえ話を交えながら説明いたします。
例えば、「面倒見がいい」という長所がある場合、なぜがいいのかを深堀すると、「吹奏楽部でキャプテンをした経験があるから」、「親が共働きで家事を自分で行っていたから」など自分だけの特徴に気づき深堀ができます。そして、深堀した内容を展開して別のことにチャレンジできないか考えてみる。
「面倒見がいい」の深堀した結果、「家事を自分で行っていた」を展開すると「部活動との両立で家事を手早く終わらせる必要がある」⇒「家事を時短で終わらせていた」⇒「家事時短のコツが分かる」⇒「周りの人に家事時短のコツを発信をする」すこし飛躍している部分がありますが、伝えたかったのは「面倒見がいい」という長所の表面的な部分だけでなく、内容を深堀して展開すると全く別の領域へたどり着くことが可能ということです。
少し長くなりましたが、少しでも皆さんの長所を考えるきっかけになれたらうれしいです。
最後までご精読ありがとうございました。
次回は僕が周りの方に聞いてみた長所を深堀して考えていきたいと思います。
まだ、終わらない
おわりーまん