北海道独立宣言「なぜ札幌がラーメンの本場なのか?」
札幌がラーメンの本場という理由は歴史を振り返ると分かるのですが、その歴史は札幌ならではの環境も左右していると思われるのです。
札幌ではついこの間まで締めパフェなるものがメディアの扇動で流行していましたが、実態はやはり一時のものと思えます。
それに比べてラーメンはぶれない締めの定番であり日本人が酒を飲むと食べたくなる定番なのです。
でもなぜ、人は酒を飲むとラーメンを食べたくなるのでしょうか?
それはまず、お酒を飲むとアルコール分解のために血糖値が下がります。
そのため、空腹感が強くなり血糖値を上げようとします。
もちろん血糖値を上げようとする体の機能は、糖質、いわゆる炭水化物を必要としているのですから麺類であるラーメン、特に札幌ラーメンはボリューム感が魅力の一つであり最適なのです。
また飲酒している状態ではアルコールの利尿作用により塩分を体内から排出しますから少なくなった塩分とミネラルの補給のために、他の食べ物よりも塩分の多いラーメンを欲するのです。
そして、札幌のように寒い地域、寒い環境にいると人間はと血流が悪くなるので血圧を上げる必要があり塩分補給が必要になります。
寒い時には熱々のラーメンと言うのも一つの理屈なのですが、実は寒い時期になると、体を温めることと加えて塩分補給が必要なのです。
それは北国の郷土料理が、他の地域と比較すると“しょっぱい”ということで理解でるのです。
更には人の体の調整機能は凄いもので旨味成分イノシン酸が分解酵素を助けるということを体が自然に覚えていて欲するため、ラーメンが選ばれるのです。
そのため、ススキノという日本でも有数の歓楽街を抱え寒冷地である札幌がラーメンの本場と言われるようになったのです。